goo blog サービス終了のお知らせ 

ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

福井市の「愛の傘」、10年で終える

2016年06月26日 18時28分24秒 | 日常

 つい先日、2時間ドラマでもその「愛の傘」と同じような「善意の傘」がテーマの刑事物がありました。片岡鶴太郎主演の、私のお気に入りの終着駅シリーズです。

 今朝の朝刊の天声人語に、その福井市の駅に置いた「愛の傘」が、借りても返さない人が多く、追加しても追加してもなくなってしまうため、女子高からはじまった愛の傘運動が、ついに終わることとなったのいう話でした。

 同じように、私の地元でも、「親切傘」というのがあります。公共の施設においてあり、去年まで勤めていた市民センターでは、忘れ物の傘も多いことからなのか、親切傘はなくなることはありませんでした。まあ、顔見知りのおばさまたちが借りていくので、きちんと返してくれたのでした。

 それにしても、こういう好意を当たり前と返さない人が多いというのは、なんだか、昨今の社会情勢と一致していませんか?自分さえよければという風潮です。イギリスのEU離脱も、私にはそういうことにしか思えません。人の痛みを分かち合えないなんて、悲しいことです。

 自分が難民になる可能性だってあるじゃないですか。確かに、日本は難民受け入れをほとんどしていないのは、おかしいです。女性が議員に占める率も、アジアでも最低らしいし。

 政治家自らが襟をただし、無駄遣いをなくして謙虚な気持ちで政策を行ってもらいたいです。18歳から選挙権が得られたので、若い人たちの模範となってください。そう、もう死ぬしかない高齢者よりも、若者、これから子供を産む女性に手厚い政策をお願いしたいです。まずなによりも、教育費の無料化でしょう。当たり前なのに、おかしい。大学を独立法人にしたのは間違いだったんじゃないでしょうか?

 愛の傘の善意を無駄にするような大人になってほしくないです。キレる高齢者も、若者に対してもっと恥ずかしくない振る舞いをしてください。何より、若者の未来をつまないで!

 ほんと、恥ずかしい大人ばかりですよね。


亡夫の命日

2016年06月26日 17時55分54秒 | 日常

なので、朝早く起きて(起きられました、よかった~)、ハッチに朝ごはんを用意してからそそくさと出かけました。東京駅の地下のグランスタの青山フラワーマーケットで、樹木葬のお墓にそのまま置いてこられるようにとお願いし、10時の特急わかしおで外房大原へ。

 そして、タクシーでお寺まで。去年は電車を使いましたが、帰りの足が心配で、いっそタクシー往復で12時台の特急で帰ろうと思ったのでした。

 4年も経つと、冷たいものですね(私が・・・)。

 1年経つと雑草が生い茂り、去年は迷わずお墓の場所にたどり着いたのに、今回はまず、どこから向かっていいのかわからず(道らしき道が草で埋もれていて)、ちょうどいらっしゃったご住職にきいちゃいました。

 そこからは、またちょっと迷いましたが、そうそう、樹の階段を使ったんだと思い出してからはばっちり。花束を置いて、夫が大好きだった浦霞の純米酒をまわりにふりかけ、しばらく祈ってから、すぐに引き返してタクシーで駅に戻りました。義母の施設には寄らないまま、さっさと帰り支度です。いすみ鉄道の駅で、「いすみの宝石箱弁当」を1300円で購入し、お茶にお湯を入れてもらい、30分近くぼけっと待っていました。

 浦霞の純米(ハーフボトルです)持っていて、ラッキーでした。帰りの車内でゆっくり、私も日本酒ちびちびしながら、おいしいお弁当をいただきました。おてもとのデザインも素敵ですし、「いすみの宝石箱」お品書きもついていて、よかったです。列挙しますね。

 天ぷら(かに・海老・ししとう)、銀だら西京みそ焼き、房州ひじき入り玉子焼き、野菜の煮物、大学イモ、じゃがいも餅のサーモン巻き、ホタテ貝柱のトマトソース煮、鶏ごぼう巻き、松風焼き、茄子のみそ味、季節豆と海老のハーブ和え、おはぎ

 早く帰ってこられてよかったです。もう、真夏の陽気で、ハッチがへばっているか心配でしたから。

 それにしても、線路の雑草が気になります。どうか、ローカル鉄道、がんばってください!