つい先日、2時間ドラマでもその「愛の傘」と同じような「善意の傘」がテーマの刑事物がありました。片岡鶴太郎主演の、私のお気に入りの終着駅シリーズです。
今朝の朝刊の天声人語に、その福井市の駅に置いた「愛の傘」が、借りても返さない人が多く、追加しても追加してもなくなってしまうため、女子高からはじまった愛の傘運動が、ついに終わることとなったのいう話でした。
同じように、私の地元でも、「親切傘」というのがあります。公共の施設においてあり、去年まで勤めていた市民センターでは、忘れ物の傘も多いことからなのか、親切傘はなくなることはありませんでした。まあ、顔見知りのおばさまたちが借りていくので、きちんと返してくれたのでした。
それにしても、こういう好意を当たり前と返さない人が多いというのは、なんだか、昨今の社会情勢と一致していませんか?自分さえよければという風潮です。イギリスのEU離脱も、私にはそういうことにしか思えません。人の痛みを分かち合えないなんて、悲しいことです。
自分が難民になる可能性だってあるじゃないですか。確かに、日本は難民受け入れをほとんどしていないのは、おかしいです。女性が議員に占める率も、アジアでも最低らしいし。
政治家自らが襟をただし、無駄遣いをなくして謙虚な気持ちで政策を行ってもらいたいです。18歳から選挙権が得られたので、若い人たちの模範となってください。そう、もう死ぬしかない高齢者よりも、若者、これから子供を産む女性に手厚い政策をお願いしたいです。まずなによりも、教育費の無料化でしょう。当たり前なのに、おかしい。大学を独立法人にしたのは間違いだったんじゃないでしょうか?
愛の傘の善意を無駄にするような大人になってほしくないです。キレる高齢者も、若者に対してもっと恥ずかしくない振る舞いをしてください。何より、若者の未来をつまないで!
ほんと、恥ずかしい大人ばかりですよね。