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ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

前田りり子さんのコンサート

2010年01月17日 23時05分36秒 | 音楽

 昨夜は、バロックフルートの前田りり子さんのコンサートでした。初台の近江楽堂で、昼夜と2回の公演で、私たちは夜の部。

 ヘンデルの作品を中心に、彼女ともう一人、フルートで2本になったり、通奏低音はチェンバロと肩のせチェロ。足に挟むというか、下に置くチェロと違い、サイズも小型の割りに音がよく出て、しかも速いパッセージもこなせるという優れたまさにヴァイオリンのような楽器で、素敵でした。実は、弦楽器派の私は、フルートよりもこちらのソロを堪能したのでした(ごめんなさい)。

 ヘンデルの曲は、さすがでしたね。すばらしいの一言。ヘンデルは、本当にメロディーメーカーなので、私は日本女子大西生田の管弦楽部の定演でのソプラノのヘンデルの独唱の伴奏を、感動しながら演奏したことを思い出しました。あの時は、オンブラマイフやメサイヤからの曲などをはじめて弾いたのでしたっけ。バッハとはまた違った魅力があるのです。

 さて、久しぶりのクラシックに酔いしれ、さらにお酒をと思ったところ、昨夜は土曜日で、オペラシティの居酒屋はなんとコンサート後に駆けつけてもラストオーダーが終わっていて入ることもできませんでした。そして、初台の商店街にある「らんぽう」という創作料理の居酒屋に行きましたが、ここがなかなかすごいのでした。料理も変わっていて面白かったし(刺身を塩昆布と一緒に食べるとか)、イードンの黒豆マッコリを飲んだり(これがものすごくおいしい!)、あっという間に11時近くなって、帰りは終電となってしまいました。友人がコンサートも招待してくれて、その後の宴会もご馳走してくれて、本当に申し訳なくて・・・。無職の身の上は、なんとも情けないものです。

 就職活動をこの年でしているというのは、たいていの友人は眉をひそめるものです。先日は、別の友人に、パートが近所だったのでランチに誘ったけれど結局断られたというのは、そのパートがクビになったのを話したからなのか、無職になるというのは、案外、友人を減らすということにもなるのかとちょっとすねて考えてしまいます。でも、昨夜の友人は、それでも友人でいてくれるというのは本当にありがたい・・・。

 私は、夫のように嘘をついてまで仕事していることにはしたくないけれど、たとえどんなにお金がなくなっても、友人に借金することだけは絶対にしません。お金の貸し借りをするという時点で、それは友人関係がなくなることを意味するから。そんな、当たり前のことなのに、なぜ人は、失業の身の上を警戒するのでしょうか?

 最近、夜にハクビシンが来るようです。今日は、昼間に、初顔の黒猫もいました。外の動物模様も、新しくなりつつあるのかしら。黒猫は、ノラなのかどうなのか、気になります。寒い時期に捨てられるというのは、つらいよね。わが身に置き換えて考えてしまいます。

 

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神戸新聞の7日間

2010年01月17日 13時25分43秒 | 日常

 昨夜は、友人に招待されて近江楽堂のコンサートに行っていたので、瀕死のVHSでのGコード予約しておいたドキュメンタリードラマを、さっき見終えました。といっても、最後はテープ切れで、残りをユーチューブで見たのでした。便利になりましたねー。だったらCMなしで、最初からユーチューブで見ればよかった!?

 15年前の阪神淡路大震災は、私は団地暮らしでテレビで見ました。東京でも、ちょっと揺れた気がしたのです。それでテレビをつけたのですが、こんなにすごい大地震だとは・・。毎日恐怖でニュースを見ていました。大勢の死者が出る大惨事を見るのは、胸がとても痛くて、想像しただけで涙がぼろぼろ出てしまいます。

 このドラマも、最初から泣き通しで、コンタクトレンズが痛くなり、何度も洗わなくてはならなかったです。でも、よくこんなすごいドラマを作ってくれました。新聞に携わる人たちの生き様を見ました。製作したフジテレビの当時のニュース映像も流すので、臨場感もあり、見事でした。さすがですね。そういえば、このドラマの宣伝のときに、とくダネの笠井アナウンサーが当時の話をして泣き出したのです。相当つらい経験をしたんだと思います。

 神戸の震災のあの様子は、まるで東京大空襲のあとみたいに思いました。ガス管も壊れるのだから、火事が起きるのも当然の結果。生きたまま焼死したケースも多かったのでは・・・。以前、新聞でそのことが書かれている記事を嗚咽しながら読んだことがありました。

 人の命、ペットの命・・・。料理研究家の小林カツ代さんが、被災ペットの里親探しに翻弄したのもあの時でした。

 どんな夜も必ず明ける。どんなことにも、希望を持つこと。それがメッセージだったのかな。私は、人との絆を大切にしたいと思います。今、本当に東京であの規模の大地震がおきたら、あの人たちのように、私たちは行動できるのか・・。

 さっきから夫は、火災警報器をつけています。本当は去年のうちに取り付けてとお願いしていたのを、ようやく今日、重い腰をあげてくれました。でも、テストで出すピーピー音がうるさい・・・。夫は、規則だからとつけるのはいやだと抵抗していました。それでも、警報器があって助かることもあるかもしれません。地震に備えて、ヘルメットとスニーカーを枕元においておくとか・・。さすがにヘルメットは、なかなか。

 悔いのないよう、毎日、おいしく食べておいしく飲もう!と、私の落としどころはやはりこれか!ダイエットは永遠にできませんね、これじゃ。

 

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