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全国一般東京東部労働組合の記録

サービス連合の第2組合結成について

2008年03月19日 13時07分57秒 | 添乗員・旅行業界

サービス連合の第2組合結成について

サービス連合労働組合は、JATA、TCSAの経営者と連名の厚生労働省への要望書「みなし労働を認めろ」を撤回すべきです!
労働組合であれば、旅行会社・派遣旅行会社に、添乗員の8時間労働制を守らせ、時間外労働には残業代を支払わせるべきです!

<みなし労働をなくすためであれば>私たちはサービス連合とも誰とも幾らでも共闘できます。添乗員の幸せのためであれば互いの協力を惜しむものではありません。

しかし、みなし労働に賛成したままの第2組合結成は会社を喜ばせ、会社の違法状態に手をかし、この一年間の東部労組HTS支部組合員の苦労や全国の添乗員の切なる願い、世界・全国で応援し続けてくださる多くの市民の気持ちを裏切る行為であることは明らかです。とんでもない話です。

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サービス連合が「みなし労働」に賛成したまま第2組合結成とは!

阪急トラベルサポートの添乗員の皆さん!全国の添乗員と家族の皆さん!HTS支部の闘いを支持し声援をあげ続けている全国の心ある多くの市民の皆さん!

3月11日、阪急トラベルサポートでサービス連合が第2組合の労働組合を作り、阪急トラベルサポートの全国添乗員に勧誘・加入を働きかけだしています。この3月28日には東京支店にも勧誘に来ると平然と宣伝しています。

みなし労働時間制賛成のままの第2組合(サービス連合)作り、とりわけ、東京支店で東部労組HTS支部が全国の添乗員の為に、みなし労働に反対して必死に運動しているその職場に、みなし労働に賛成するサービス連合がわざわざあらたに労働組合を作って登場する。今まさにマスコミや行政からも非難轟々のみなし労働をなんと「労働組合」として賛成する。会社は大喜びです。これでは今話題のコナカや世間でよくある第1組合を妨害するための第2組合作りと捉えるのが普通の感覚です。

 私たちは、サービス連合労働組合の「みなし労働賛成」の姿勢に対する批判や意見をすでに何回かこのブログで表明しています。

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<サービス連合労組問題の経過>

昨年、阪急交通社・JTB・日本旅行・近畿日本ツーリストなどの本社社員が中心のサービス連合労働組合は、私たち東部労組の闘いで実現した三田・中央・新宿労働基準監督署の「添乗員へのみなし労働時間制は違法」の是正勧告に対して、労働組合としてその是正勧告を旅行・添乗員派遣業界に受け入れるように強く要求するのではなく、驚くことに、逆にJATA、TCSAの経営陣と連名で「みなし労働を認めろ」との要望書を厚生労働省に申し入れたのです。労働組合が、経営陣と一緒に労働基準監督署の是正勧告に反対するという、日本の長い労働運動の歴史上でも聞いたことも見たこともない暴挙です。他の悪名高い御用組合や第2組合ですらここまではしません。
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/f92f227e50645430c869bff5e00b238f
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/4feaccc1653884efc6934b64e28bb25f
http://www.jata-net.or.jp/jata_n/070212/070212_tenjodemand.htm

<添乗員の過酷な実態>
全国の派遣添乗員の低賃金・超長時間労働こそ、添乗員がいかに低い社会的地位に置かされているかを如実に示しています。その結果、添乗員に対するアンケートやクレームでの人権侵害、日常的なパワハラ・セクハラ、雇用保険・社会保険の未加入という全くの無権利・無保証状態が10数年に及んだのです。病気になっても一円の傷病手当すら支給されませんでした。まさに文字通り「添乗員残酷物語」でした。 http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/82a06d34ed5e6a6add2bb6a790d091f8

<はじめて立ち上がった添乗員と呼応して声を上げる全国の添乗員!>
この一年間のHTS支部の闘いは、たちまち全国の添乗員と多くの心ある方々からの応援と支持がコメントやメール・電話での声援のさっとう、全国署名運動参加という形であらわれました。その経緯はこのブログを見て頂いている皆様がご存知の通りです。

 <朝日新聞、衝撃の報道「へとへとツアコン蜂起」「働けど働けど定額」「日当改善訴え労組」>
昨年4月13日、朝日新聞がはじめて添乗員の実態と私たちHTS支部結成の報道をしました。続いて4月27日のスポーツニッポン新聞で作家・コラムニストの吉永みち子さんが「添乗員が過酷労働に蜂起」「ハケンから品格を奪う社会」とエッセイで紹介しました。その後、多くのテレビなどのマスコミで報道されています。その全てが東部労組HTS支部への支持とみなし労働への批判です。 
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/f70f4e878213d1a2ce6db6e9d16b34bf
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/baeaecec11647c403b76f7b79cd80c41

<三田労働基準監督署の是正勧告実現、国会、マスコミ報道拡がる>
ついに、昨年10月1日、三田労基署は阪急交通社と阪急トラベルサポートに「みなし労働は違法」の是正勧告。以後マスコミ報道が拡がり全国の添乗員の訴えを世論も支持します。国会でも「阪急交通社」は名指しでとりあげられました。
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/c482f8976d6a37a05695a5c90e42a593
 http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/27f4fecbe8f10f174ed4fab83836d72b http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/3c43c8cc1066f4a9847718b9e7d592bd

<雇用保険や社会保険加入実現>
10月9日念願であった、品川ハローワークの雇用保険加入への是正指導が実現しました。社会保険加入も少しずつですが改善してきています。
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/992995e4f39122408e627c9679bf8183

 このようにHTS支部の闘いは全国の方々の応援のもと大きな前進を勝ち取りました。
しかし、旅行業界は全国の添乗員の一番の悲願であるみなし労働を頑としてやめようとはしていません。
その大きな理由のひとつに阪急交通社などが参加している大労働組合のサービス連合がみなし労働に賛成していることがあげられます。

全国の添乗員!応援してくださる多くの市民の皆さん!心ある労働組合の皆さん!
16時間・17時間の超長時間労働、ただ働き労働という添乗員を苦しめている諸悪の根源、違法「みなし労働時間制」に、更にあきらめることなく反対の声をあげていきましょう。

サービス連合に対しても、「みなし労働賛成」を、ぜひ考え直すように、全国から声をあげていきましょう。

サービス連合は、

会社に手をかす「みなし労働賛成」

ただちに、やめて下さい!

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19 コメント

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信じられない・・・ (Unknown)
2008-03-19 13:32:46
「みなし労働賛成」ってどういうことなのでしょう?
第2組合とは一体どういう実体なのですか?
第2組合に入っている人は日当2倍とか???

ストライキしかないです。
みなし労働したい人と社員さんで頑張って繁忙期乗り越えてください。

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ヒトのお金、返してください! (Unknown)
2008-03-19 21:35:14
今日、北海道の偽装ミート社長に実刑判決がくだった。これから彼には辛い刑務所暮らし待っている。

しかし、何億否何十億円という残業代を「みなし」だからと偽装して添乗員にいまだ支払わない旅行業界経営陣にはいつになったら罰がくだされるのか。

罪の深さはミートの社長の比ではないはず。

偽装ミート社長の必死に謝罪する長男の誠実さのひとかけらもないのだろうか。うちの業界経営陣には。
返信する
今まで切捨てておいて何よ (Unknown)
2008-03-19 23:15:58
サービス連合阪急交通社本社労働組合は、10年間今まで私たち派遣添乗員の事などまるでお構い無しでしたよね。
派遣添乗員がアサイン停止でクビを切られようが、クレームでいじめられようが、セクハラで泣いていようが、病気で倒れようが、阪急交通社本社労組役員で誰か一人でも派遣添乗員を助けて下さいました?
大体この10年組合加入勧誘などお声もかかりませんでした。

東部労組さんが、はじめて、私たち派遣添乗員を助けてくださったのです。世の中に知らせて下さったのです。HTS支部の人たちが身を粉にして。

それなのにここに来て、私たちに今まで何もしなかったくせに、私たち添乗員を利用するだけ利用して切捨てていたくせに、東部労組さんの影響を怖れてあわてて第2組合加入勧誘ですか。
身勝手です。それもみなし推進しながら、つまり会社に歓迎されながらですから相当性質(たち)が悪い。

ならば阪急交通社本社正社員の労働組合員と同額の退職金や夏冬のボーナスも取ってくださるのでしょうね。毎年の昇給も。まさか同じ労組内での組合員差別は幾らなんでもないでしょうから(皮肉)。

サービス連合は組合員何万人だとか、第2組合に百何人入れたとか威張ったって、結局はやってくれたのは東部労組さんではないですか。数なんて幾らいたってHTS支部さんのように行動しなきゃ意味無いですよ。

知らない添乗員は会社が歓迎している第2組合に加入してしまうでしょうが、少しでも考える人は真実を知ってますよ。

私、今猛烈に腹をたてています。あなたたちサービス連合阪急交通社本社労働組合に対して。

HTS支部をいじめたら私たちが承知しませんよ。
でもHTS支部が負けるわけがありません!全国の心ある添乗員は絶対絶対絶対皆様がたの味方ですから。
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まず世間に知らせよう (添乗員B子)
2008-03-19 23:29:02
さあーどうしてくれようか、みなし推進のサービス連合第2組合。
まずは広く世間に知らせましょう。
いまこそHTS支部を支えましょう。
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賛成 (地方添乗員)
2008-03-20 00:06:49
まずは多くの方に知らせましょう。
ほとんどの添乗員もサービス連合が大手旅行会社の正社員中心であることやみなし推進している事知らないと思いますよ。
あと、同じ組合だからできて良かったみたいな。こんな大変危険なことが含まれているなんてみんな知らないと思います。
もう一度原点に戻ってこのブログを拡げましょう。
ブログ甘くみると怖いよー。
とにかくサービス連合にみなし賛成やめさせるためにみんなももう一度立ち上がりましょう。
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仁義 (大阪TC)
2008-03-20 09:16:13
ひどい。どなたかがコメントしていましたが、労働組合としてやっていいことと悪い事がある。最低守るべきオキテがあるはずです。
大手旅行会社正社員中心の労組とはいえ第2組合とは。
仁義に反します。
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がんばって下さい (サービス連合一組合員)
2008-03-20 11:14:45
サービス連合所属の某組合の組合員です。
うちは旅行とは別な業界なのであまり接点がないのですが、紳士服のコナカさんや阪急トラベルサポートの添乗員さんはマスコミで知っていました。常々東部さんには感心して、がんばって欲しいなと思っています。
それなのに今回のサービス連合の本部の行動。どうしても不可解なのは、労働基準監督署がせっかく添乗員の労働条件を良くしろと是正勧告をだしてくれたのに、何故会社と一緒にそれに反対する要望書を厚生労働省にだしたのかということです。同じ組合員としても信じられない行動です。うちの上の役員に聞いてもよくわからないといいます。ただ、フォーラムジャパンはサービス連合自体が作っている派遣添乗員会社であり、サービス連合も自分を経営者みたいな勘違いをしているかもという意見でした。勘違いではすみませんよね。
第2組合作りもギモンがあります。
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サービス連合組合員さんへ (本部スタッフ)
2008-03-20 12:29:01
コメントに心から感謝します。
フォーラムジャパンの話は大変参考になりました。

おっしゃる通り、私たちは、サービス連合の「みなしに賛成」「みなしに賛成したままで第2組合作り」、ただただそれだけを許せないのです。

これからも応援よろしくお願いします。
組合の役員の皆様によろしくお伝え下さい。
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どうかんがえているのか? (フォーラム→トラサポ)
2008-03-20 16:47:36
フォーラムに所属している添乗員のみなさまはどう考えているのでしょうか?
自分が所属している組合がみなし労働を認めろと厚生労働省に働きかけていることを知っているのでしょうか?
私は組合がなにかもわからないままフォーラムで数年間を過ごしてました。
なにもわからないからこそ洗脳されたのでしょうか?
駆け出しのころは同じ時期に始めた他社添乗員より高給を頂いていたのでなんの疑問も持ちませんでした。
しかしこのブログを読んで騙されていたのかと思うとなんとも言えない気分です。
トラサポに移籍してからも言われるがまま添乗に没頭してました。
フォーラムにいた頃は冬場毎年宅配やらスキー場でアルバイトでしたからきっちり仕事が回ってくるのでなんも疑いも文句もなく一生懸命に働いてました。
仕事をくれる会社に感謝すらしてました。
しかし自らが望んだこととはいえ実働15時間は当たり前、当然日当のみ。
いま思えば劣悪な環境で仕事してたんだなぁと思います。
その後、たった1枚の不満のアンケートにより1年間アサイン停止に追い込まれ復帰してもすぐにアメリカのテロがおこり月1のアサインも貰えず結局辞めざるを得ない情況に追い込まれました。
当時、組合に入っていればいまもなおサポートを受けながら大好きな添乗の仕事を続けていたと思います。
私もいまは無期限のストライキ中ですかね。
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騙されるな! (2枚舌に)
2008-03-20 18:17:41
2組が「サービス連合におおいに物を申そう!」と言ってますが。そんなの甘い。「サービス連合」の母体は、大手旅行会社の正社員だからです。
正社員には「1人1億円以上売り上げてこい!!」と言われていますので、当然、派遣添乗員の労働環境なんか構っていられる訳なんかありません。
正社員の利益・利権を守るために、今までも、これからも派遣添乗員の労働搾取のベクトル(方向性)は続くでしょう。
結論は、派遣添乗員の労働搾取を断絶しなければなりません。
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