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全国一般東京東部労働組合の記録

朝日新聞に阪急トラベルサポートHTS支部の記事

2008年03月21日 14時09分35秒 | 添乗員・旅行業界


安さのツケ利用者に

3月21日朝日新聞朝刊「働く」コーナーの「現場が壊れる③」で阪急トラベルサポートHTS支部の記事と写真が大きく取り上げられました。編集委員竹信三恵子さんの記事の一部を以下に紹介します。

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 添乗暦24年。添乗員派遣会社、阪急トラベルサポートの派遣社員として、親会社の阪急交通社で働く。旅行業界では添乗員の9割は派遣だ。安値競争による経費削減で、旅行各社は本来の仕事ではないサービスを次々と添乗員に押し付けるという。派遣会社にとって旅行会社はお客で親会社。添乗員も要求を引き受けざるをえない。


 (略)


 そうやって早朝から深夜まで添乗して、賃金は日給で1万2千円程度、年収は平均約230万円だ。派遣会社の管理職に「技能も賃金も高い美空ひばりはいらない。これからはモーニング娘だ」と言われ、絶句した。
 昨年、個人で入れる全国一般東京東部労組に同僚と加入。空港での集金は廃止の方向となり、未払い残業代を払うよう労働基準監督署の指導も入った。「安さを求めて過酷な働き方が生まれ、そんな働き方がお客様の危険につながる」と江口さんは思う。
***********************************

全国の添乗員の皆さん!
今、東部労組HTS支部の組合員は忙しい添乗の合間をぬって、添乗員の実態を多くの人に知ってもらおうと頑張っています。

どうか多くの皆さんの力もかして下さい。
このブログをもっともっと友人・知人に拡げて下さい。HTS支部への励ましのコメントを寄せて下さい。旅行会社・添乗員派遣会社への抗議のコメントを集中してください。添乗員の過酷な実態を知らせて下さい。資料や証拠を送って下さい。
みなし労働を推進し、第2組合を作ったサービス連合労働組合に抗議の声をあげて下さい。

あらたに勇気を持って立ち上がったJTBサポートの仲間をぜひ応援して下さい。

よろしくお願いします。

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
旅行会社の許認可は? (ひばり)
2008-03-21 22:50:55
国土交通省ですよね。

いったい、何を見て許認可与えているのでしょうか?

道路特定財源問題の次は、これですね。



各報道機関の皆様、何卒宜しくお願いします。

返信する
Unknown (現役添乗員)
2008-03-21 23:44:40
朝日新聞、見ました!
限られた紙面の中で、私達の気持ちや嘆きがよく表わされていたと思います。
ひどい。
会社は本当に私達を使い捨てにしている。
我慢ならない・・・。
返信する
「みなし」とは、労働時間無制限のこと (大島由紀)
2008-03-22 01:29:54
阪急トラベルサポートの添乗員の大島由紀です。
先日、NHKに出させていただきました。

私達添乗員の仕事は年々ハードになってきています。
空港でのお金の扱い、旅日記、アンケートの集計作業、ある時はウェイター・ウェイトレス、ある時はガイド・通訳、英会話レッスンまでも。
やれ、と言われたら何でもしなければならないのが「添乗」という仕事なのでしょうか?
例えば結婚式の司会者として雇われたナレーターコンパニオンのような方が、その合間にお給仕などをしたりするのでしょうか?
添乗業務って何?
添乗員とは、一体何をする人?
本来の職業も分からなくなってるほど業務の幅は広がり、その量も増え続ける一方です。
ガイド業はプロのガイドさんにお任せしたいですし、私達は旅程管理者として、そしてお客様の安全と快適を守ることに徹したいのです。
その上、「みなし」を推進するということは、幅や量だけでなく、時間の長さにも制限を付けない、ということなのです。
こんな神業を難なくこなせる人がいるでしょうか?

私達は、個人的に訴えても不平不満としかとってもらえないことが分かりました。
だから組織だって改善を会社にお願いすることにしたのです。
幅や量に関しては、会社は少しは改善に応じて下さいました。負担はまだまだ多いですが。
しかし、時間の長さに関しては、より強固になるばかりで、深夜残業の支払いに応じるようになっただけで、17時間は有無も言わさず働きなさい、と。
17時間もの労働を強いることがどうして可能なのでしょうか?
この活動を通じて、地方添乗員の方々の低賃金も知りました。
同じように体を酷使して、同じだけの時間を仕事に費やしても、東京の3割くらいも日当が低いと。
驚きです。
もう、私達の組合は、私だけのためではなく、私達HTS支部だけのものでもなく、この活動を通じて全国の添乗員の、添乗という職業そのものの地位向上につながればいいと思ってしています。
添乗員になられた方々は、旅することの楽しさを知っていると思います。
だから、自分のツアーに参加されたお客様にいい思いで旅する時間を過ごしてもらいたいと願って、みんな一生懸命にやっているはずです。
その気持ちが報われますように、いつも自然の笑顔で接することができますように、もう少し頑張って活動していこうと思っています。
いい労働環境の中ではいい仕事ができ、お客様にも喜んでいただける、リピーターにもなっていただける、会社の評判もあがる、私達も自信と誇りを持って、また頑張ろうと思える、そんないいめぐりでお仕事に励んでいけたらと考えています。

どうか、同じ気持ちの添乗員の皆さん、是非協力して下さい。
「みなし」撤廃が地位向上の第一歩です!

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Unknown (元JTB専属)
2008-03-22 10:26:39
新聞読みました。 私も残業代請求中です。添乗員である前に人であれ、なんてよく言われたような(他の職業でもこういう言い方をされますが…)辞めてから、この意味は分かる気がします。4月からは12時間労働(1時間休憩含)でそれ以外が残業代として支給される方向で、普通の方が聞いたら「はっ?」て感じですが、それでもNOと言う現役は少数です。これでは格差が広がります。派遣会社が様々な社会問題を懸命に築いていることは明らかです。添乗業務の前に社会人として判断できませんか? 私は添乗日数が少ないですが、とても悔しい思いです。
何かを発表したり、手を挙げ意見を言うのは大変ですが、実際に言わないと誰も見ても聞いてもくれません。法を犯して大きな看板(JTB)は守れません。JTBサポートインターナショナルがどういう労働条件で派遣業務をしているのか、もっと多くの人に伝えていきたいです。JSIの社員も自分の会社がいかに違法であるかを恥じるべきです。HTS支部、組合の方々、その他添乗員さん応援ありがとうございます。いつか社会問題に関心のある皆さんのツアーに参加してみたいです。私は辞めた身ですが、労働条件が向上するよう頑張ります。
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大島さま、 (Unknown)
2008-03-22 15:31:17
先日の放送拝見いたしました。
コメントをありがとうございます。
全国に流される番組に出られると言う事は
ある意味この戦いの矢面に立つようなもので
それを省みずNHKでしっかりと私たちの思いを
伝えてくださった事に感謝しています。
疲れの中にも微笑を絶やさず、毅然とした、でも決して声を荒げもしないインタビューのお姿にプロの姿を見ました。
涙が出そうになりました。

私は過労とストレスで倒れ、その後の会社とのトラブルや対処で疲れ果て、こんな詐欺のような業界からは足を洗おうと半ば投げやりな思いでいた時期もありました。
そんな時にこのブログと出会い、こんなに頑張っている、こんなに苦しんでいる多くの仲間がいるのに、
今ここで投げ出してはいけないと思いました。

私の身体はもう以前のようには仕事は出来ないと思いますが、今も頑張っているみんなや、これからの人たちの少しでもお役に立てるように声を出していきます。
本来ならば多くのお客様に夢を与え、心の回復や、人生の彩りになるひと時をお守りする素晴らしい職業であるはず。特に海外の仕事は安く買い叩かれるような簡単な職種ではないはずです。それだけの努力と投資がされているのです。
ツアー中に出会うお客様の多くもそのように思ってはいらっしゃるようです。
ただ、現実を知る機会がないのです。
今回の放送や新聞によってまた、より多くのお客様や、まだ自分の置かれている問題に気づいていない添乗員にもみんなの声が届きますように。

大島さん、組合の皆様の勇気に感謝と尊敬を送ります。
がんばろー!


返信する
頑張って下さい (TC)
2008-03-22 15:58:34
HTS支部の皆様へ。
私も添乗させて頂いて5年になります。
最近NHKニュースからこのブログに辿りつきました。朝日新聞の記事も感動しました。お二人は、とても知的な女性ですね。すごくかっこいいです。
皆様は私たち同じ添乗員のほこりです。家族みんなに新聞をみせて自慢しています。

うちの派遣先本社にもサービス連合の労働組合があるとこのブログに書いてありましたが、今まで私たち派遣のことなど何もしてくれませんでした。皆様方のご活躍があってはじめて何か動きだしています。

実は無知な私はみなし労働という言葉も知りませんでした。なんとなく変とは思ってはいましたが、会社や先輩から添乗の仕事は特殊だから専門家だからとか、プロだからとか、ずっと言われて騙されていたのでしょうね。それにしても同僚は次々とやめていきます。どこの会社も長年残っている人は極小です。これは異常です。
プロ野球の選手がストライキできる時代です。私たちもいつもイタリアやフランスでストライキに遭遇しますが、ヨーロッパでは当たり前の権利として誰も労働組合の悪口をいう人などいませんよね。皆様を非難して第2組合を作ったのであればそれは間違っていると思います。皆様の主張は私たちの言いたいことそのままです。皆様は全然間違っていません。間違っているのは私たちを騙し続けてきた業界と放置してきた役人です。それと本社の大労組。
皆様これからも会社や第2組合に負けないで頑張って下さい。
私も色々考えはじめたいと思います。きっと日本中で多くの添乗員が同じように考えはじめていると思うのですが。
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接触してきた (Unknown)
2008-03-22 16:15:40
あの有名な某がHTS支部を切り崩そうと頻繁に接触してきています。あること無いこと悪口やウソを言ってきます。
この行動から見ても、会社の意向があると考えざるを得ません。
今度は録音してそちらに送ります。
返信する
不当労働行為 (本部スタッフ)
2008-03-22 18:13:27
「接触してきた」方へ
貴重なコメントありがとうございます。

会社による労働組合への誹謗や切り崩しは労働組合法によって「不当労働行為」として厳しく禁じられています。
また、会社の意を受けた労働者個人の発言・行為であっても等しく会社の不当労働行為となり、労働争議として責任追及の対象となります。いったん不当労働行為企業と認定された企業は、添乗員求人募集や公共機関関係の取引が制限されるなど社会的制裁や規制が生じ経済活動にも大きな損害を被ります。

なによりも、今まで会社は数々の労働基準法違反でこれだけ社会問題化され、今度はそのうえ更に「不当労働行為」という反社会的行動企業として再びマスコミや全国・世界の世論の集中非難を浴びる覚悟でやってきているのでしょうか。
ある労働組合つぶしのひどい不当労働行為企業では世界の労働組合から不買運動を呼びかけられたケースもあります。その時には世界中で、労働組合を認めない前近代的企業として、その会社の社会的信用はあっという間に落ちます。どちらにしてもその某なる者の責任です。

みなし労働を非難する皆様の高まる声に、それだけ追い詰められている現れでしょうが、事実だとしたら社会的信用を第一とする客商売の会社としては常軌を逸していると言わざるを得ません。

よろしければ詳しく教えて下さい。
電話03-3604-5983
メールtoburoso@ka2.so-net.ne.jp

今、HTS支部は全然動揺していません。

卑劣な妨害には、明るく跳ね返していきましょう。
みなし労働廃止のため全添乗員は胸をはって団結して頑張りましょう。
返信する
みなし労働・・・ (旅程管理主任者)
2008-03-22 18:46:40
私たちはアイテナリー通りに行程を守りお客様の命を守っている旅程管理主任者です。
「添乗員の添は添加物の添」ですね。
添え物としてただ乗っているのではありません。
私はもう自分のことを添乗員と呼びたくありません。
ツアコンと言うのもちょっと会社にごまかされていますね。三橋さんが考案された呼び名だそうですが・・・。

海外で何をしているからわからないから「みなし労働」って、どういう意味ですか?
わけがわからない。
時間を守ることが使命です。
そのためにわざわざ旅程管理の資格まで取らせているのではないのですか?
それともこの資格は単なる「資格商法」のひとつ?

百万歩ゆずってみなし労働だとしても、
拘束手当、休日出勤手当、年末年始手当、危険手当、通訳手当ぐらいは付けてください。

会社はこんな風にしてみなし労働という一つの問題にねばって少しでも長引かせようとしています。
一つの問題がクリアすれば次の要求が出てくることは分かっているからです。
私たちはこの手に乗ってはいけません。
どんどんさまざまな要求をして少しでも改善・獲得していかなければ、このままずるずるとまた長く今の条件で働くことになり、
次の要求が通るまでにまた何年もかかり、それまでに根負けして倒れる添乗員が何人も出てしまいます。

ところで、分かる方に教えていただきたいのですが、派遣会社全廃というのはムリなんですか?
添乗員は派遣会社を通してしか旅行会社からお仕事をもらってはいけないのですか?

返信する
卑劣な妨害 (守護神)
2008-03-22 21:39:13
卑劣な妨害が酷いならこのブログに記載して下さい。
バックボーンに連絡を取ってみます。
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