中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

お歳暮

2005年12月14日 | 仕事
零細、とはいっても企業経営者となった今年。15年近い社会人生活においてはじめて「お歳暮」を贈ることにした。

こういうものは包みも重要か、と中野区民としてデパートには新宿伊勢丹をチョイス。上層階に設けられた特設会場へ赴くと平日の日中ということもありさほどの混雑ではなかったけれど、ずらりと並んだ受付テーブル、銀行にあるような整理券発行機まで用意され、準備は万端といった感じ。

注文を受け付ける施設については万全なのだけれど、肝心の商品の種類はさほど豊富ではない。クリスマスプレゼントとは違い、法人間中心のものだからか、とにかく無難なものを揃えました、という感じ。

今回のお歳暮も当然ながら個人としてでなく会社代表として、お世話になった取引先に贈るもの。昔はよくわからないけれど、最近では個人間でのお歳暮ってあまりないような気がするのだけれど、どうなのだろう。自分自身、社会人になってからも贈ろうと思った事は一度もないけれど。

以前の会社でも年末になるとそれなりのお歳暮が送られてきて、仕事納めにはそれを社員に分配してくれたので、商品の選択では「分配できそうなもの」にしておいた。形式的なものではあってもこの辺だけは気を使っておいた。

昔のように甘い時代ではないし、贈り物をすることで仕事が増える、とかそういうことは期待していない。むしろ今の時代、そういうことで仕事を取ろうとすることは嫌われる社会になっている(のかも)しれないし、個人的にもそういう社会の風潮は嫌いでない。

それもあるので、今回贈る先はいずれも、今年一年一緒に仕事をした、本当にお世話になった先のみ。来年あたり仕事がもらえるかもしれない、という微妙な関係の会社担当者へは送らないことにした。下手に贈るとなんだか袖の下みたいで嫌らしいし。

どうでもよいけれどお歳暮の定番、「サラダオイル」が会場入り口近くの目立つところに置かれていた。自分の実家も親の仕事柄、昔はよくお歳暮がくる家庭だったのだけれど、うちの親は「またサラダオイル」と受け取る都度がっかりしていたこの商品、やはり今も人気あるのだろうか?