中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

秋葉原を歩いて

2005年12月07日 | 日常
ここ最近、社員と簡単なミーティングを行う目的で週に一度は秋葉原へ赴いている。今日もいつものように昼前の秋葉原をひとり歩いた。

信号で止まっていると、アジア系な外国の人に日本語で「この辺で家電製品が充実しているのはどこでしょうか」と質問される。その人はたぶんガイドで、集団(10人くらい)で日本のお土産を買おう、ということなのだろう。いくつか候補を教えてあげた。(一番でかいのは「ヨドバシ」であることも)。

更に道を歩いていると今度はどこかヨーロッパ(っぽい)国のカメラクルーが取材をしていた。熱心にフィギュアの店を撮影していたので、たぶん電気の街としてよりは「そっち系」の街としてこの街にスポットをあてているのだろう。

社員とミーティングを済ませ、また秋葉原の街を歩くと、今度は先ほどとはあきらかに別のカメラクルー(こちらはアメリカっぽい)が撮影しているところを見かける。

平日の日中、ということもあり街は比較的閑散としている。それ故よけいにこういった外国人の姿が目立ったのかもしれない。

来日した外国人が秋葉原を訪れることになったのは今に始まったことではないけれど、以前は純粋に「お土産」を買う街でしかなかった。今日のテレビクルーがまさにそうであると思うけれど、今は眺めるだけでも面白い街、と感じている人々が増えているのではないだろうか。

自分自身、良くも悪くもこの街は「特殊」だなと思うし、世界のどこにもこんな街は無いだろう。外国の人が興味を持つのももっともな話だ。

東京は空襲等の影響もあって意外に史跡等が乏しい街だ。そう考えると、こういう「現代」を前面に押し出した街、というのは東京にとって貴重な観光資源なのだろう。

それにしても最近のメイド喫茶類の増殖は半端でない。一時的なブームで終わるとは思うけれど。テレビクルーも嬉しそうにチラシを配るメイドさんを撮影していた。この映像を遠き地で見る外国の人達は、日本という国にどういう思いをはせるのだろうか…