中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

情報流出

2006年03月08日 | 日常
今日もまたファイル交換ソフトWinnyによる情報漏洩の事件が発覚。たぶんこれは氷山の一角、実際は「あちこち」で起こっているのだろうと個人的には思っている。

自衛隊、警察、NTT。結構コアな職場でシャレにならない情報が流失しつづけている。ニュースを聞いて意外に感じたのは、未だこれらの職場では個人パソコンの持ち込みを認めていたこと。Windows95の登場でパソコンが一般にも広まるようになったのは既に10年以上前。それ以降、ウィルスだスパイウェアだと散々、様々な事件が世間を騒がせてきたというのに。

なにかと批判の矢面に立たされるショッピングサイト運営の某社に知人が勤めているのだけれど、少なくとも同社においては、こういうことに少しばかりの対策がとられているらしい。

基本的に個人用パソコンは持ち込み禁止。支給されるノートパソコンは、帰宅時かならず鍵をかけた机の中にしまうことが義務付けられている、とのこと。(このパソコンにWinnyを入れてしまえば意味はなくなってしまうけれど、たぶんソフトのインストール規制等もやっていると思う)。

帰宅時に机の上に何も残さない、というのは典型的な銀行のカルチャー。自分も昔、銀行の子会社にいたときにはやらされた記憶がある。元々は金融庁の抜き打ち検査対策だったと聞いているけれど。

この会社の社長は確か興銀出身。経営者としてはあまり好きなタイプでないけれど、こういうところはさすが。

銀行、特に邦銀にはなんとも言えない独特の文化があって、10年以上その傍らで働いても決して好きにはなれなかったけれど、よくも悪くもその「お堅い」部分、こういう時には役に立つ。

すでにあの会社を出て5年近く経つけれど、いまでも社内PCのフロッピースロットには封印したりしているのだろうか。あと、フロッピーの使用は禁止してもUSBメモリはチェックされないという「漏れ」は改善されたのだろうか…

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
セキュリティ監査すれば、どうなるでしょう。 (KGR)
2006-03-09 17:11:45
リンクを辿ってやってきました。



全く理解できないセキュリティの甘さで愕然とします。



私の前いたところ(IT系企業)でも、「ノートPCを片付けて帰る」は、やってましたね。

持ち込みPCは使用禁止で、ログオンプロシジャでPCのID、ウィルス対策ソフトの有無などもチェックしてました。

これが普通だと思ってました。



警察、自治体、自衛隊、PCのチェックだけでなく、

全般的なセキュリティ監査をすべきではないでしょうか。
返信する