中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

ヒューガルデンのビールグラス

2006年01月26日 | 物欲の彼岸

好きなビールのなかでも、最近好んで飲んでいるのがベルギービール。ヒューガルデンのホワイトビールはその中でも特にお気に入り。軽めでフルーティーな味は実に飲みやすい。これまでの経験で、ビール嫌いに勧めてもかなりの確率で「おいしい」との評価を得ているので、店で見かけたら一度試してみてください。

東京ではベルギービールを生で提供してくれる店も増えていて、そういう店でヒューガルデンを頼むとたいていこの写真のグラスで提供される。

写真では分かり辛いかもしれないけれど、高さが16cmもあり、ガラスも肉厚。計ってみたら重さ1kg。容量は500ccなのでこれにビールを注ぐと合計約1.5kg、かなりでかいです。

まえからこのグラスが欲しくてしかたなかったのだけれど、ビール銘柄の入ったもの故、一般向け販売はないだろうと諦めていた。ところが今日、洋酒が充実した渋谷の酒屋、ビールコーナーを覗くとこのグラスが売り物としておいてあるので迷わず購入。

ひとつ990円。あまり数も置いていなかったので、店が卸よりノベルティとしてもらったものを売っているような気もするけれど、そのような事情はどうでもよく。今日の夜は早速これでビールを楽しんでいる。

実用性を重視するようなものでもないので、ずしりとした過剰なまでの重さはむしろ、このビールグラスを使う楽しみといえなくもない。このグラスの欠点をあえて一つあげるとしたら、それはやはり500mlという容量。

350mlのビールを入れたりすると、グラスの中途半端な位置でビールがとまってしまうので、結局500ml入れてグラスを満たしてしまう。このグラスばかり使いつづけたら、確実に痛風を患ってしまいそう。気をつけなければ…

Fire Kingのカップ

2005年10月19日 | 物欲の彼岸
Fire Kingというのはアメリカのアンカーホッキング社によって1942~1974年の間に製造されたグラスウェア、その一連のシリーズ名。アメリカでは収集対象として昔から人気があったようだ。

最近は日本でもかなりのブームのようで、テレビでここ数日に気が付いただけでも消臭スプレーとあと何かもう一つ別の商品、計二つのCMでこのカップが使われているのを見た。ネットで「fire king」と検索したその結果を見てもその人気の程が伺えると思う。

特に人気のあるヒスイ色のカップはジェダイ(JADEとかけているのだろう)と呼ばれていて、同シリーズ他製品と比べて値段もだいぶ高くなっている。ただ高いとはいっても、もともと普及品で数も出回っていた物だけに、マグカップで一つ5~6千円位。買えない値段というわけでもない。この微妙な値段も人気の秘密かもしれない。

このジェダイシリーズのマグカップ、中野ブロードウェーにも置いてある店があり、通りかかる都度眺める為に足を止めてしまう。ガラスの風合い、透き通らず微妙に濁って淡い色をした質感がなんともいえない。この店では5500円くらいするので、毎度購入を迷っていたのだけれど、家に戻りネットで調べてみるとこの値段は「平均的」なもののようだ。

ネットで調べて比較的安い店を見つけたので、思い切って購入しようと思ったのだけれど、あいにくジェダイのマグカップは在庫ひとつ。写真の白いものであればペアで在庫があり値段もジェダイよりかなり安く一つ約2400円、まずはこちらの購入に踏み切った。

写真でどれだけ伝わるかわからないけれど、手にしてみると厚いガラスのずしっとした重さ、質感、微妙にくすんだ白い色の柔らかさ。非常に気に入った。こういうアンティーク(正確にはこの程度の古さだとコレクティブルというらしい)には、これを何十年も誰か別の人が保有していたのだな、と思いをはせる楽しさもある。コーヒーを飲む楽しみがひとつ増えた感じだ。

カップの裏にはブランド名等の刻印が施されているのだけれど、この内容が対のカップでそれぞれ微妙に異なる。これによってある程度製造年代等が分かるみたいなので、今度本でも買って調べてみよう。

またひとつ物欲の対象が増えてしまった感あるけれど、なんだかこれは楽しそうな世界なのでよしとしたいところ。

Head Trip

2005年08月11日 | 物欲の彼岸
東急ハンズで店頭見本を何気なく試してみたその瞬間、思わず恍惚の表情(一緒にいた連れによれば「馬鹿面」)を人前にさらけ出すはめになったのがこの商品。試した10秒後には商品を手にレジに向かってしまった一品、2500円(税抜)。

モノとしては、見てのとおり、先の丸くなった銅製針金が膨らんだスカートのような形をしており、このスカート下の部分を頭の上からそろりそろりと上下させる。針金の適度なやわらかさと先の球状がなんとも微妙な刺激を頭皮に残す、という仕組み。実にシンプルな商品なので、材料費も殆どかかってはいないだろう。まさにアイディア勝ち、といったところ。

購入時には針金が一まとめにされた状態で出荷されくるので、写真のような形へ、自分で適当な間隔で曲げながら配置し、使う事になる。実はこれが少々難しく、店頭見本のように絶妙な感触を得るには、しばらく使用しながらうまくサイズ調整を調整していく必要がある。

「Head Trip」という怪しげなネーミングも、一度使ってみると結構的を得たものである、と実感するはず。とにかく気持ちいい。本当にトリップしそう…

アメリカ企業の製品だが、こういったものは最近大体そうであるように、製造は中国。本体に張られたシールは「Made with love in China」。事務的な表記もユーモア一つで変わるものだ。これを作った会社はきっと居心地のよい会社なのだろう、きっと。皆、これで頭をなでながら会議をしているのだろうか…

最初は針金を束ねただけのものに2500円なんて、と文句を言っていた連れも、いまでは我がモノのように、これで頭をマッサージする毎日。

調べると楽天でも購入可能なようなので、興味があるかたはぜひお試しあれ。

iPod Shuffle(1GB)

2005年08月10日 | 物欲の彼岸
年明けにAppleがiPod Shuffleを発売、世間が大騒ぎしてしばらくは入手困難な状況が続いたのは記憶に新しいところ。その騒ぎの中で一緒に浮かれながら何とか手に入れたのがiPod Shuffle(以下Ipod-s)の1GB。

発売当初騒がれた理由の一つはその値段。あの時点ではMP3プレイヤーとして、容量比で「破格」の安さだった。音楽を再生できないUSBメモリとしても充分に安い設定。発売後には他メーカーも追随していたけれど、こういったエポックメイキングな姿勢には特に「マカー」でない自分にとってもなんだか心地よいものだった。

あと、これはかなり賛否両論集めたけれど、液晶パネルを一切省き再生をランダムにしてしまおう、という発想。技術的には何も新しくないし、むしろコストカットの良い言い訳、と言えなくもないえけれど、この商品のような「スタイルの提案」って、日本企業の最も苦手なところのような気がする。

半年使用した感想、確かにポップミュージックを街中で聴くという前提であれば(こういうプレーヤーはだいたいそういう使い方のはず)Appleの提案するこのスタイル、全く不満を感じない。シャッフル、という機能はなれるととてもよい。自分のライブラリなのに次はなにかな、という楽しさが加味される。

いうまでもなく今はこれを聴きたい、という使い方はできないので「割り切り」は必要。またクラシック音楽を主に聴く人には向かないと思う。マーラーのシンフォニーの終楽章ばかり連続して再生されたりしたら聴いてられないし…

自分の場合、もともと普通のiPodも持っていた。このように他に「好きな曲を選べる」プレイヤーを持っているのであればお勧めだけれど、最初の1台、とするのであればあまりお勧めはできない、というのが正直なところ。

2台も保有する理由、単に商品の値段と物欲にまけてしまった、ということろもあるけれど、実は前からビートルズだけを延々と流すプレーヤーが欲しかったので、購入に踏み切った次第。なので、Shuffleにはビートルズの公式曲213曲「だけ」が入っていて、これは外出するときいつも持ち歩く事にしてている。常にビートルズのある生活、というのも悪くないものだとShuffleで実感した次第。旅行したり、違う曲が聴きたいときにはiPodも持参する、というのが最近のパターン。

ちなみに自分のiPod Shuffle、使って一週間ほどで充電ができなくなる事象が発生。オンラインで修理依頼をしたところ、数日後にポン、と新しいShuffleが送られてきた。返信封筒も同封されて、古い方は送り返して、と。
調べるくらいなら、交換してしまったほうがよい、ということらしい。Apple社はこれでかなり儲けているみたいだ…