自宅の近所に今日、コンビニエンスストアがオープンした。家と駅との間にあるので毎日開店までの進捗を眺めてきたわけだけれど、その手際のよさには感心するばかり。
昨年暮れの、元よりあった民家を壊すところから始まって、建物の建築、電源の引き込みから設備の設置、商品の搬入。本当に流れるように作業は進む。
同じく近所で大型マンションの建設が進んでいるのだけれど、これもコンビニ同様。毎日(うるさいけど)、着実に作業は進み、日々モノが出来上がっていくのがよくわかる。
普通の人にはこういう風景が「あたりまえ」のことに映ると思うのだけれど、システム開発の現場で10数年働いてきた身とすると、どうしても必要以上に感心してしまう。
システム開発の世界では「デスマーチ」(死への行進、の意)なんて言葉が業界用語として定着するくらい「キツイ業界」であるのは有名なところ。
現場にいる人間の意見として、このイメージはまんざら間違ったものではない。実際、開発プロジェクトでは結構な確率で火が吹くことが多く「なんの問題もなく着々と進みました」という話は滅多に聞かない。
「新しい業界」なので開発手法や段取りが確立されていないのだ、との説は自分が仕事を始めるよりずっと昔から言われている。が、いうまでもなくこれは言い訳。確かに建設業界あたりに比べれば新しいけれど、システム開発という職業が一般的になってから既に数十年が経過している。
システム工学といった学問も発達し、最近ではプロジェクトマネージメント学の視点からシステム開発をなんとかしよう、という動きも活発になっている。
それでも未だ状況が「あまり改善されない」のはなぜなのだろう。今回のように「確立されたやり方のある」業界の段取りを眺めているといつも考えてしまう。
昨年暮れの、元よりあった民家を壊すところから始まって、建物の建築、電源の引き込みから設備の設置、商品の搬入。本当に流れるように作業は進む。
同じく近所で大型マンションの建設が進んでいるのだけれど、これもコンビニ同様。毎日(うるさいけど)、着実に作業は進み、日々モノが出来上がっていくのがよくわかる。
普通の人にはこういう風景が「あたりまえ」のことに映ると思うのだけれど、システム開発の現場で10数年働いてきた身とすると、どうしても必要以上に感心してしまう。
システム開発の世界では「デスマーチ」(死への行進、の意)なんて言葉が業界用語として定着するくらい「キツイ業界」であるのは有名なところ。
現場にいる人間の意見として、このイメージはまんざら間違ったものではない。実際、開発プロジェクトでは結構な確率で火が吹くことが多く「なんの問題もなく着々と進みました」という話は滅多に聞かない。
「新しい業界」なので開発手法や段取りが確立されていないのだ、との説は自分が仕事を始めるよりずっと昔から言われている。が、いうまでもなくこれは言い訳。確かに建設業界あたりに比べれば新しいけれど、システム開発という職業が一般的になってから既に数十年が経過している。
システム工学といった学問も発達し、最近ではプロジェクトマネージメント学の視点からシステム開発をなんとかしよう、という動きも活発になっている。
それでも未だ状況が「あまり改善されない」のはなぜなのだろう。今回のように「確立されたやり方のある」業界の段取りを眺めているといつも考えてしまう。