IPCC第4次評価報告書が報告する二酸化炭素の排出量は2005年までです。その後から2010年の排出量をみたのがCDIAC発表資料です(上グラフ)。
グラフは下から石炭、石油、天然ガスからの二酸化炭素排出量の推移です。一番上はセメント製造過程から排出される二酸化炭素の推移です。セメントは日本の統計では取り上げていませんがセメントは石灰岩を高温燃焼するため二酸化炭素をセメント製品と同じ量、排出します。そのため世界的にはセメント製造は監視対象にしています。
さらにグラフではあらわれませんが油田プラントからの排出もカウントしています。(日本の場合、排出が多い産業の上位は電力、製鉄、セメントです。そして電力が突出しています)
いずれにしても二酸化炭素の排出は増え続けているのがわかります。
その増加は京都議定書基準年(1990年)と比べると、石炭が52%、石油23%、天然ガス18%の増加です。
増加の主要な原因は化石燃料を使った経済活動と消費活動の拡大だといいます。
しかしそれが理由として通用したのでは二酸化炭素排出量削減はできません。成長と削減をどう達成させるのか。むずかしい問題です。
世界の主な国の排出量はまず見たいと思います。次回へ
グラフは下から石炭、石油、天然ガスからの二酸化炭素排出量の推移です。一番上はセメント製造過程から排出される二酸化炭素の推移です。セメントは日本の統計では取り上げていませんがセメントは石灰岩を高温燃焼するため二酸化炭素をセメント製品と同じ量、排出します。そのため世界的にはセメント製造は監視対象にしています。
さらにグラフではあらわれませんが油田プラントからの排出もカウントしています。(日本の場合、排出が多い産業の上位は電力、製鉄、セメントです。そして電力が突出しています)
いずれにしても二酸化炭素の排出は増え続けているのがわかります。
その増加は京都議定書基準年(1990年)と比べると、石炭が52%、石油23%、天然ガス18%の増加です。
増加の主要な原因は化石燃料を使った経済活動と消費活動の拡大だといいます。
しかしそれが理由として通用したのでは二酸化炭素排出量削減はできません。成長と削減をどう達成させるのか。むずかしい問題です。
世界の主な国の排出量はまず見たいと思います。次回へ
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