検証・電力システムに関する改革方針

「自然エネルギーですべての電力をまかなう町」の第2部です。

電力の電源別、設備容量の割合、日本と世界(連載20-17)

2012年04月05日 | 温暖化問題
グラフは米国、フランス、ドイツ、イギリス、スウェーデン、日本についてみた電力の電源別構成割合です(資料出所:米・BP社のエネルギー統計)。
 米国は原発を一番多く持っている国ですが、総量で見る割合は少なく、フランスの原発(38%)に占める割合は大きいことが分かります。スウェーデンは化石燃料の使用が多いが二酸化炭素の排出が多い石炭の使用は少なく、天然ガスが最も多いことが分かります。
 日本の原発割合は約20%です。割合はスウェーデンとほぼ同じです。

 このグラフから、間違いなく言えるのは、世界は電力を化石燃料に依存していることです。そしてその使用量が増えていること。これを抜本的に変えなければ温室効果ガスの排出は減らすことはできません。

 となるとこれは大変な決意・覚悟で取り組まなければいけない事業です。

注・設備力に稼働時間を掛けると時間あたりの発電電力量になります。太陽光発電は昼間の稼働で夜は稼働しません。風力は風が弱いと稼働しません。自然エネルギーの稼働率・発電力は火力、原発と比べると少ないです。この効率をいかにアップさせるか、技術開発が必要です。

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