検証・電力システムに関する改革方針

「自然エネルギーですべての電力をまかなう町」の第2部です。

原子力発電所は増えたがCO2排出量は減らなかった(連載20-18)

2012年04月06日 | 温暖化問題
  温室効果ガスの削減は、原子力発電を増設する目的の一つです。
 京都議定書の基準年は1990年、この時の原子力発電所の数は39基でした。翌91年に41基、92年42基、93年46基と増やしつづけ97年は52基になりました。それから2010年までの推移をあらわしたのが上図です。
 一方、CO2の排出量はどうなったのかをみたのが「電気事業者のCO2輩出量」です。2008年、2009年に減少しています。これはリーマンショックによる経済の落ち込みによる影響です。全体の傾向としてCO2排出量は増加しています。
 原発は増えたのに、CO2はなぜ減らなかったか。次回

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