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無輸血手術に賛成する根拠

2010-09-07 20:29:33 | 医療系
カナダでの無輸血手術について、今から一年くらい前の記事です。興味深いですね。

■ Digital Journal 2009/10/28

世界中の外科医たちは無輸血で患者を治療することに成功している。代替療法を選択する事で、多くの益があることが理解され始めている。

ノバ・スコシア州、ハリファックスの海軍心臓外科病院によると、安定した心疾患の患者に輸血をした場合、死や腎臓疾患、敗血症の感染のリスクが高まるという。

カナダ心臓血管学会において、ノバ・スコシア州、ハリファックスのダルハウジー大学の医学生、ロバート・リデルにより、無輸血手術の研究が発表された。

研究は、3842件の異なった心臓手術を受けた一連の患者に対して行われた。
その内容は、theheart.orgに載っている。

患者は4つのグループに分けられた。

1.無輸血手術を受けた。
2.手術中血液成分を投与された。
3.手術から48時間以内に血液成分を投与された。
4.手術から48時間以上たって血液成分を投与された。

年齢や性別、さらに別の要素などを調整した後、その調査は、無輸血と比較した場合、輸血をした手術では劇的に病的状態や死亡率が上昇していると結論した。

また調査は、後になって行われた輸血は、患者の状態を悪くすると指摘している。

今日では、現実的な輸血の代替療法が存在している。

AllSandsによると、AIDSの悲惨さのために、多くの人が血液はもはや完全に安全ではないと気付いており、最近の調査によると、カナダ人の89パーセントが献血された血液よりも代替治療を取ると述べている。

輸血を拒否する立場の人の多くはエホバの証人であり、彼らはそれが聖書の教えに反していると考えている。

しかし、AllSands によると、そうした立場は無輸血治療と手術の技術を高度に発達させ、多くの知識人の好む治療法となってきた。

手術中に輸血を避けることは、手術後の感染症や複雑さを避けることにつながる。血液型を適合させるための様々な複雑さを回避できるのである。

一般的に無輸血手術は、献血による手術に比べて25%コストを削減でき、入院期間の短縮によって、回復期には50%以上も節約することが出来る。

大量出血の際には、多くの場合、代替血液として、乳酸リンゲル液、デキストラン、ヒドロキシエチルスターチやその他の物質が、乏血性ショックを防ぐために用いられる。

今日では、手術前の投薬や他の治療法によって、赤血球や血小板、白血球の産生を促進させて血液の量を増やし、血液の損失を減らすようにされている。

外科医は生物学的な止血剤を用いて、出血をよりよくコントロールすることが出来る。新型の手術用接着剤は、深い傷や、広範囲に出血している組織をブロックすることが出来る。

患者は手術や外傷によって失った血液を、機器によって回収することが出来る。その機器は、血液を浄化して、貯めることなくそのまま患者の体内へと戻すのである。

手術辞典によると(Encyclopedia of Surgery)今日の新しい機器や技術は、外科医たちに最小限の血液損失で手術を行うことを可能にした。

上記のような手法は、世界中ですでに何千人もの患者、宗教上の理由か否かに関わらずより安全な治療を受けたいと思う人たちに、成功裏に行われてきた。

2002年末の時点で、全無輸血手術の依頼の30%は、エホバの証人以外の人たちから来ている。、


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