ニュースの中のJW

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どの宗教を信じているかは年収に影響する?

2011-06-25 12:00:00 | 興味深い世界の宗教一般
儲かるという漢字が、信じるという字と者という字から成り立っているように、人を信じさせることが金儲けの基本であることは興味深いことです。さて、一部の宗教は露骨に金儲けの道具となっている訳ですが、今回の記事はそのことではありません。どの宗教が金を儲けているかではなく、どの宗教の成員が金持ちか、あるいはそうでないかということです。

The Pew Charitable Trusts という団体がアメリカでの主要な宗教と収入の関係を調査しました。

さて、その結果はいかに・・・。

KTXS.COM 2011/06/6

NPOの「宗教と生活」では、最近アメリカにおける宗教と富についての調査が行われた。

この国において、どの宗教がもっとも金持ちで、またどの宗教がもっとも金持ちでないかを知って驚くことだろう。

Pew Forumによって集められた情報を、GOODのメンバーたちが図表にまとめあげた。その図表では、年収 $30,000以下 (約240万)から $100,000以上(約800万)に分けて、14の主要な宗教に国民の収入が配分されている。

その結果はどんなものだっただろうか。

その宗教の成員がもっとも金持ちなのは、ユダヤ教徒とヒンズー教である。ヒンズー教は、成員の 65%が年収 $75,000以上でトップに来ている。ユダヤ人たちはその割合が 58%で2位に付けている。

我々はアビリンス・クリスチャン大学の聖書研究カレッジのクリストファー・ハットソンと話をした。宗教の教義が成員たちにどのようにお金を儲けるのかを教えているかどうか聞いてみたのである。ハットソンはこの二つの高収入の宗教に一つの共通の性質があることを見つけた。

「アメリカでは、ヒンズー教の成員の約40%は学士(大卒)以上の学位を持っている。これは驚くべき数字である。またユダヤ教でも教育に重きを置く傾向があり、成員は高い確率で大学院を卒業しており、これが裕福さに反映されている」とハットソンは述べた。

ヒンズー教とユダヤ教では、教育が共通の強い糸となっているようだ。ハットソンによると、それはまたもう一方の端のグループを際立たせるものとなっている。

調査では、成員たちの収入が最も少ない宗教は、歴史的に黒人クリスチャン教会とエホバの証人たちである。黒人教会で $75,000 以上を稼いでいるのはわずか 15%の人たちに過ぎない。それはアメリカ黒人たちに与えられている機会の少なさと大きく関係しているのだろうと、ハットソンは付け加えた。

エホバの証人では、年収が$75,000を超えている成員はわずか18%である。成員たちに注目してみると、全体の51%の人たちは非白人で、9%の人のみが大卒もしくは大学院卒である。

我々は、地元のエホバの証人の王国会館に電話をかけたが、反応はなかった。

残りのアメリカ・クリスチャン教会は14カテゴリーの4つを構成している。彼らの年収は、アメリカ国民の年収平均と同じである。31%の成員が年収$75,000を超えている。

マーティンはベルトウェイ・パーク・バプテスト教会の経済平和大学で教えている。プログラムでは、人々にどのように富と安全を築けるのか聖書から教えられる。

「宗教と教育は、ますます多くのクリスチャンたちに、将来の家計をコントロールする力を与えていくでしょう。疑問の余地はありません。聖書から導きを得られるのです。私はクリスチャンとして、与えられたものに対してのよき家令となりたいという、価値観と信念を持っています」と彼は言う。

マーティンは、クリスチャンとして、また経済平和大学の教師として生きることで経済的な安全を助けられている一方で、彼は成員に対して金持ちになることを教えている宗教を信じてはいない。

「生活において成功を収めた人たちは、持っているものや技術は与えられたものであり、他の人に対してそれを用いようとするだろう。与え、また与えられるものであることを理解している」と彼は述べた。

経済的な良い習慣がどこで培われ、なぜあるグループが他のグループよりお金を稼ぐのかに関わらず、誰でも我々が話した人たちはこのことに同意する。 「豊かに生活することは、どのくらいの収入があるかということとはほとんど関係ない。あなたがそれをどのように使うかにかかっている」
 
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