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~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

灰に埋もれた街、チャイテン<679日目> Stayed in プエルトモン行き夜行フェリー

2013-01-03 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
チリ16日目
  今日は移動日。でも、バスがない。


 昨日調べたように今日はチャイテンへ行くバスがない。チャイテンどころか北部へ向かうバスがない。唯一あるのは夜7時半に出るらしいラフンタ(北へ1h程の村)行きのバスのみ。


 という訳で今日はヒッチハイクで北部へ向かうことにした。8時半からインフォメーションの前でヒッチハイクを開始。


 思ったよりは車が通る。けれど、全てがプユアピの村の中へ行くだけの車。唯一大きなトラックが北へ向かうってことだったが、『規則で乗せられない』と言われて断られた。

 ぼんやりと本を読みながら待っているうちに時間は過ぎていく。小雨が降ったりもしたが、太陽が雲に隠れて暑くないのが嬉しい。途中、イスラエル人2人もやってきて同じく車待ち。


 最初の1hくらいは頻繁に車が通っていたが、それ以降はほとんど車が通らなかった。『これは無理なのかも…』とちょっと諦め気味になった頃、一台の車が停まってくれた。聞いてみると、なんとチャイテン行き。快く乗せてくれた。

 11時半。イスラエル人も乗り込み、チャイテンに向けて出発。メッチャ運が良い。これで予定通り明日のプエルトモン行きのフェリーに乗れそうだ。


 車に乗せてくれたチリ人のカノは、お医者さん。英語も喋れて、これからサンチャゴよりまだ北にあるラセレナまで旅行で行くらしい。妊娠中の奥さんを放ったらかして(笑)。でも、その代わりメッチャ頻繁に奥さんと電話していた。



 車は激しく揺れたが、それでも眠っていた。何でこんなところでも眠れるのか自分でも不思議だ。。



 車内ではカノからオソルノ~バリローチェ間の国境が閉まっているという情報をもらった。よく分からなかったが、何かが燃えてしまったらしい。道路沿いの森が燃えたのか、イミグレの建物自体が燃えたのか… 詳細は分からなかったが、プエルトモンからバリローチェへ行こうと思っていたが、国境が閉まっているなら遠回りになる。またもや予定変更になりそうだ。


 途中、アルゼンチンに向かうイスラエル人2人を下ろし、プユアピを出て4h後、チャイテンへ無事に到着した。インフォメーションでフェリーについて尋ねると、なんと今晩にフェリーがあるらしい。フェリー会社へ行って尋ねてみるとホントにフェリーがあった。メッチャラッキーだ。今日の午前中の時点ではプユアピを出れるかどうかが心配やったのに、トントン拍子に進んでいった。

 海岸沿いにあったインフォメーション。



 何より喜んでいたのは、カノ(笑)。本当なら明日の昼間のフェリーに乗るはずだったけれど、今晩に行けることになって、1日の日程に余裕ができたのが相当嬉しかったらしい。テンションの上がりっぷりが本当にスゴかった(笑)。

 無事にフェリーのチケットも買えたので、昼ご飯を食べに行った。適当に入ったレストランで肉とフライドポテト。肉の量はそれ程でもなかったが、ポテトの量が多すぎ。食い過ぎてマジでしんどかった。


 港に行って少しだけ休憩。既に今日乗る予定のフェリーは来ていた。メッチャ小さい。不安になるような小ささ。フエゴ島に渡ったときのフェリーよりも小さい感じだ。これで10h以上も大丈夫なのか?


 カノの後ろ姿。



 その後、チャイテンの街を少しだけ見て回った。

 チャイテンは数年前に起きた火山の噴火で大量の火山灰が降り積もり、その灰で埋もれてしまった街。1m以上は積もったようで、埋もれたままの家もたくさんあった。中には傾いてしまっている家も。なんとか灰を取り除いた家もよく見ると壁に灰が積もっていただろう跡が残っていた。現代版ポンペイだ。

 ボロボロの家。


 傾いた家。1階部分の半分は埋もれている。


 ビニールハウスか何かやったのかな? 天井部分しか出ていない。


 屋根も落ちてボロボロ。


 手前に灰が落ちてこないように石が積まれていた。


 塀のようになっているけど、灰で埋もれている。


 川沿いの家もボロボロ。


 さすがにこの状況では復興は難しいようで、今でも住民は住んでいるが、多くの住民は出ていったようだ。ロンプラを見ると、ここから北の方に新しいチャイテンを作ろうとしているらしい。

 チャイテンは生きている!!



 その後、フェリーの出港を待った。
 フェリーに乗り込む。


 船は20時にちゃんと出発した。


 外から見ている分には小っちゃく見えたが、乗り込んでみるとそうでもなかった。座席もビックリするくらいリクライニングが効いていて、割りと快適。船もほとんど揺れない。眠くなるまでマンガを読んで過ごしていた。

 <本日の移動>プユアピ→チャイテン→(プエルトモン)
 ・プユアピ→チャイテン
  ヒッチハイク。約4h。タダ。
  『火曜と土曜にしかチャイテン行きのバスはない』と言われ、仕方なく始めたヒッチハイク。まずは1h程のところにあるラフンタへ行こうと思っていたが、3h待って捕まえた車がなんとチャイテン行き。助かった。
 ・チャイテン→(プエルトモン)
  Naviera Austral社のフェリー。約12h。16000チリペソ(約34ドル)。
  プエルトモン行きは金曜と日曜の午前発と聞いていたが、なぜか木曜の夜発があった。チロエ島のケジョンへは月曜発。カストロへは木曜発(夏のみ)。

 <宿泊地>チャイテン行き夜行フェリー 座席 16000チリペソ(約34ドル)
 詳細は上記。

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イルカを見ながら温泉<678日目> Stayed in プユアピ

2013-01-02 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
チリ15日目
  今日はプユアピから6km南にある温泉に行ってきました。


 今日することもハッキリと決まらないまま、今後のルートについて一生懸命考えていた。そうしているうちに気付けば昼。明日のバスの時間が分からないと今後のルートも確定しないので、まずはインフォメーションに行ってみた。

 インフォメーションではバスの時間は分からなかったが、教えてもらった近くの場所で尋ねると、何と土曜まではチャイテンへ行くバスがない。アルゼンチンとの国境であるフタレフへ行くバスも金曜まではない。今居るプユアピから北へ1h程のラフンタまでのバスは毎日あるが、夜7時半発とかなり微妙な時間。



 困った。

 またもや困った。



 今日はまだ水曜日。
 午前中に決めた予定では、明日の木曜日にチャイテンへ移動し、金曜のフェリーでプエルトモンへ行くつもりだった。けれど、バスがないなら行けない。


 じゃあ金曜にアルゼンチンへ向かう?

 それでも悪くはないけど、今の気持ちはフェリーに傾いてしまっている。



 だからと言って、今日の夜にラフンタまで移動するっていうのも嫌だ。すでにチェックアウト時間は過ぎてしまっているので、追加料金を払わないといけない。


 とりあえず昼食にエンパナーダを食べてどうするかを考えることにした。と言うか、考えるまでもなく答えは出ていた。



 明日ヒッチハイクするしかない。



 基本的にはヒッチハイクは嫌だからしたくない。だけど、バスがないからには仕方ない。理想的には明日中にヒッチでチャイテンまで行きたい。けれど、車の少ないこの地域で本当に車が捕まるんやろうか…?


 考えていてもどうしようもないので、近くの温泉に行くことにした。近くと言ってもプユアピから6km。車は当然なし。自転車を借りるという手もあったが、1hあたり2000チリペソ(約4ドル)はやっぱり払う気になれない。


 という訳で、歩いていくことにした。

 フィヨルド沿いを歩いていく。


 一応、海だから波も来ている。メッチャ穏やかやけど…


 プユアピの入口。


 パイネ国立公園で1日25kmとか歩いたことに比べれば楽やろう。と思って歩き始めたが、やっぱりしんどいのはしんどい。途中、車が通ればヒッチをしようと思って歩いていたが、30分以上歩いても全然車が通らない。ようやく通ったかと思っても停まってくれない。

 景色は悪くない。


 結局、1h以上歩いて『もうスグかな~』ってところで車が停まって乗せてくれた。結果、あと1kmくらいだったが、ちょっとでも楽できてラッキーだ。

 温泉は『Termas del Ventisquero』というところで、しっかりと管理されていた。値段もその分高くて、1人12000ペソ(約25ドル)。さらに南にはスパがあるらしいが、そっちはもっと高い。


 ここの温泉はフィヨルドに面している。つまり、海を見ながら入ることができる。温泉の様子を見に行ってみると従業員の人が『イルカが居るぞ!』と教えてくれた。

 見ると、何頭ものイルカが泳いでいる。


 しばらく温泉に浸かるのも忘れてイルカを撮っていた。そのうちイルカは外洋の方へ向けて泳いでいってしまい、結局その後一度も戻ってくることはなかった。もうちょっと早くに来ていれば、イルカを見ながら温泉に浸かるということができたのに…


 温泉の温度は35~40度と書いてあったが、実際は40度以上はあったと思う。全然ぬるいと思うような温度ではなかった。久しぶりの温泉だ。キルギスのアルティンアラシャン以来か?1年以上前だ。





 充分満喫した後、プユアピに戻ることにした。



 ここから6kmも歩くのか…orz

 そんな面倒なことはしたくない。



 という訳で、温泉の前でヒッチ。でも、3台くらい通ったがやっぱり停まってくれなかった。仕方ないので、プユアピに向けて歩き始めた。


 が、そうするとスグに車が停まった。メッチャラッキーだ。おかげでほとんど歩くことなくプユアピに戻ることができた。


 そして、夕食は久しぶりに外食。パイラマリーナというチリの伝統的な海鮮料理。


 出されたものは貝類だらけ。中には一部、エビやメルルーサが入っていたけど、ほとんどが貝。美味しいのは美味しかったが、食材の全てが冷凍物ってことが分かるのが残念。もう一度大きな街で食べてみたい。


 <本日の移動>
 なし。

 <宿泊地>オスタル・ドン・ルイス(Hostal Don Luiz) 1人 8000チリペソ(約17ドル)
 詳細は昨日と同じ。

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300ドル以上も損しました<677日目> Stayed in プユアピ

2013-01-01 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
チリ14日目
  今日は元旦。まだまだ中南米の旅は続きますので、ブログの方も時々見に来てやって下さい。今年もよろしくお願いします。


 今日は12時のバスなので時間に余裕がある。ゆっくりと準備をした。それにしても元旦から移動とは… まぁ夏やから、それにそもそもど田舎やから、元旦とか正月とかそんな雰囲気が全くなくて、普通の一日という感じやけど…

 ただ、さすがに1月1日はバスターミナルが閉まっているので、外でバスが来るのを待っていた。そして、12時ちょっと前にバス(ミニバン)はやってきて、時間通りに出発した。



 爆睡していた。


 今日は快晴でものすごく景色が良かった。




 けれど、爆睡。さすがに南部パタゴニアから上がってくると、チリのアウストラル地方(北部パタゴニア)の景色が霞んで見える。キレイはキレイなんだけど、見慣れてしまった感じだ。ちょっと残念に思うが、仕方がない。

 ほとんどを爆睡して過ごしたけれど、途中、しっかりと国立公園の滝と氷河は見た。


 そして、5h後、無事にプユアピに到着。宿探しを始めたが、閉まっているところが多い。結局、Wifiができる8000ペソの宿に落ち着くことになった。チリはアルゼンチンに比べて宿代が高くつくのが痛い。


 プユアピと言うか、チリのアウストラル地方でよく見る木の家。


 ここはフィヨルドに面した村なので、『ツナミ危険マーク』があった。


 まだクリスマス仕様。


 湾に浮かぶ船。西日に赤く染まっている。


 太陽が眩しい。


 やたらと付いてくる犬。



 ネットができるので、イースター島への飛行機の確認をすることにした。イースター島へはチリのサンチャゴからか、ペルーのリマからかの飛行機に乗って行くことが現実的。サンチャゴ発の飛行機はやたらと高いのに対して、リマ発の飛行機は往復でも400ドルを切るような値段。しかも直前で買っても安い値段で買えるというお得なチケットだったので、メキシコに居る時からずっとチェックしていた飛行機だ。

 そろそろ予定も立てられそうになったので、3月のリマ発のイースター島行きのチケットを見てみると、何と全然安いチケットがない。軽く1000ドルを超えている。しかもよく見ると全部サンチャゴ経由になっていた。


 慌ててネットで色々と調べてみると、3月3日以降はリマ発イースター島行きのフライトが運行休止になっていることが判明。





 マジでショックだ。





 今後のルートにも影響するし、何と言っても400ドルで買えたはずのチケットが1000ドルを超えている。ただでさえ、ここ最近の円安がイヤだというのに、この値段の上がりっぷりにはホントにやってられない。







 イースター島へ行くのをやめようかな…?







 とも考えたが、やっぱりココまで来てるんなら行った方が良いのは間違いない。ルートを変更して3月にサンチャゴからイースター島へ飛ぶことにした。これなら約700ドル。300ドル以上も損することにはなるけれど、もうお金のことは目をつぶるしかない。


 LAN航空のHPで手続きを進めていく。

 クレジットカードの情報も打ち込み、全て完了!





 ってところで、いつものようにエラーが出た。




 正直『またか…orz』という気持ちだが、意を決して買おうと決めたのに、買えなかったことに対するショックは大きい。



 クレジットカードの種類を変えてもダメ。パソコンを変えてもダメ。I Pod Touchでやってみてもダメ。



 相変わらずチケットをネットで買うことができない。




 とりあえず夕食を食べて落ち着くことに。



 そして、改めてチャレンジ。今度はLANのHPの国を『チリ』にしてみた。スペイン語なのでちょっとやりにくいのはやりにくいけど、今まで英語の画面で進めていたので割りとスムーズに手続きは完了。最後のクレジットカードの情報を入れて、しばらく待った。















 『手続きは完了しました』









 やった!!!

 ホント久しぶりにネットでチケットを買うことができた。



 ガーナからナミビアへのナミビア航空、一時帰国するためのケープタウンからのエミレーツ航空、日本からロスへ飛ぶための中国国際航空と3回連続で失敗していたのが、ようやく買うことができた。


 結果的に300ドル以上も損したけれど、これでイースター島は決定。3月16日から22日まで一週間行くことになった。まだ2ヶ月も先のことやけど、楽しみだ。


 <本日の移動>コヤイケ→プユアピ
 Buses Sao Paulo社? 5h。9000チリペソ(約19ドル)。
 コヤイケのバスターミナル発。1月1日はバスターミナルは閉まっているため、バスターミナルの前から出た。事前にチケットを買っておくのが良い。たぶん火曜と土曜のみの運行。他の曜日にも他のバスはあると思う。

 <宿泊地>オスタル・ドン・ルイス(Hostal Don Luiz) 1人 8000チリペソ(約17ドル)
 住所:不明。コヤイケからのバスが降ろされた付近(インフォの近く)に看板が出ている。
 設備:共同トイレ&ホットシャワー。キッチン使用可。Wifi有り。
 備考:結構キレイ。プユアピには他にも宿はあったが、1月1日に到着したため結構閉まっていた。

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