お前に「悪人」と言われる筋合いはない！＜３５３日目＞ Stayed in バカウ

　久しぶりにゆっくりと目覚めた。お湯を沸かし、もらった味噌汁を飲む。なんだか懐かしい。あ～日本食が食べたい…

　昼過ぎになって昼食のために外へ出た。
　宿の目の前がマーケットになっていて、少しだけ覗こうと思ったところで、スグに現地人が話しかけてきた。そして、何だかよく分からんうちに勝手にマーケットを案内し始めた。




　その後「クロコダイルプールへ案内してやる」と言って、案内を始めた。観光よりまずは何かを食べたかったが、『歩いている途中に何か見つかるだろう』と思い、とりあえず付いていくことにした。
　ちょうど路上で肉を焼いているところを見つけたので、買い食い。２５ダラシで安い。味もピリ辛で美味かった。せっかくなので、自称案内中の現地人にも肉を１つだけ分けてやると、「You are very good man!」と喜んでいた。


　歩きながら、街の雰囲気を写真に撮ろうとすると、どこからともなく「No!!」って声が聞こえてくる。別にソイツを撮ろうとした訳ではないのに…　街を撮ろうとしても撮れないと、次第にカメラを出すのすらメンドクさくなる。
　子供は「撮れ！」と言ってくる。そのくせ、コッチ見ない。


　ネコは何も文句言わんからいいよなぁ～


　しばらく歩いてクロコダイルプールに到着した。元々訪れるつもりはしていたが、知らん現地人に連れられてきたので、何だか入る気がしない。１人でボンヤリと訪れるはずやったのに、今は現地人と一緒。一度は入るのをやめて引き返そうとしたが、もう一度来るのも面倒だったので、結局入ることにした。


　クロコダイルプールは博物館も併設されていてガンビアの歴史が紹介されている。だけど、正直そんなに興味ない。目的はワニのみ。

　ワニは、敷地内の真ん中に小さい池があって、その中に居た。池の中に居るヤツ、周りでボーッとしてるヤツ。池のアオコ(？)のせいで、ワニも緑(笑)。




　爬虫類の中ではワニは結構好きだ。獰猛なくせに、普段はバカみたいに口を開けてるのが愛らしい。２０ｃｍくらいにしかならないならペットとして飼ってもいい。


　汚い池に入るところ。


　バカっぽい。


　池のそばで休憩していると、自称案内人が自分の身の上話を始めた。

　「子供が３人居るんだ。一番下の子は３日前に生まれただけなんだ。だから、おれは市場の掃除の仕事を頑張っているんだけれど、給料が安いんだ…etc」

　『う～ん、これは金をせびってくるパターンだな…』と思い、「金ないよ。お金は払わんよ。」とコッチから言ってやった。

　すると、「いいんだ。おれたちは兄弟だ。その証にこれをやるよ。」と言って、ネックレスをくれた。

　けど、もうお金をせびってくるのは見え見え。イヤになってきたので、宿に戻ることにした。すると、自称案内人も付いてきて、

　自称案内人「ご飯を買うだけのお金をくれ。５０ダラシでいいから。ここまで案内してやっただろ。」

　おれ「バカ言うな。おれは『案内してくれ』なんて頼んでない。お金は払わん。」

　自称案内人「２５ダラシでいいから。案内してやっただろ。」

　おれ「いや、頼んでない。絶対に払わん。」

　とのやり取りを繰り返し、その場を立ち去った。立ち去り際、「You are bad man!!」という捨てセリフが浴びせられた。

　鶏肉あげたときは「good」と言ったくせに、金がもらえないと「bad」かよ。所詮金かよ、あのバカは…
　何であんな奴に「悪人」とか言われないといけないのか？　気分が悪い。

　アジアでもこういった類のヤツは多いが、その度にイヤな思いをする。だからと言って、ホントに親切心で優しくしてくれるヒトもいるから、最初から全員を拒否するのもイヤやし…　難しい。

　天気も悪いし、それ以上ブラブラする気にもなれないし、宿に戻ってビールを飲んだ。以降、一歩も外に出ず。まぁ元々今日は休憩日だったからヨシとしよう。
　宿の前の通り。


　魚が来たのかな？


　漁港でお祈り中。


　夕食はガンビアのヤッサ。味はセネガルの方が美味かったな。明日は仕事（ビザ取り）だ。


　ちなみになぜか前菜が出た。


　＜今日の移動＞
　なし。

　＜宿泊地＞バカウゲストハウス（Bakau Guest House）　ツイン　４００ダラシ
　詳細は昨日と同じ。

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