ワンねこ♪＜２３８日目＞ ｉｎ ワン

　最初はテヘランからイスタンブールへ直行しようとしていたんだけれど、それではトルコに来た意味がないかな～って思っていた。せめてもう一都市どこかへ行きたいと…

　それで選んだのがワン。単に国境近くの街って理由もあったけれど、一番の理由はワン猫！

　ワン猫はここにしか居ない猫で、しかも左右の目の色が違う猫らしい。猫好きとしては行くしかない。

　で、朝、窓を開けると、雪。

　寒い。

　それでも猫のためには行くしかない。

　外に出て数歩歩いただけで、穴の開いた靴から足に水が入り、ベチョベチョ。足があまりに冷たくてさすがにイヤになった。せめてカジノ靴を履いて出てくるべきだった。

　ワン市内の様子。


　ワン猫はユズンジュユル大学の構内に居るので、ドルムシュ（市バスのミニバス版）に乗って大学へ行った。相変わらずの雪で辺りは真っ白。


　ドルムシュを降りてしばらく歩いてようやくワン猫の家を発見。網で囲まれた庭にはワン猫が見えた。とりあえずは、案内されるまま建物の中に入った。

　部屋を除くとワン猫がいっぱい♪

　猫がこんなに居るとビックリ(笑)。







　お食事中。


　こっちを見てくれるのでホントにありがたい。マジで可愛い…　全部の猫じゃないけれど、ちゃんと眼の色が違う猫もたくさん居る。

　そして、係員が子猫を連れてきてくれた。記念撮影。


　でも、やっぱ子猫は捕まれているのがイヤなのか、逃げようとしていた。おかげで服や手をだいぶ引っかかれた。まぁ猫にやられたから仕方ない。

　その後もしばらくワン猫を満喫。ワン猫は好奇心旺盛で外から近づいてもこっちに近づいてきてくれた。






　昨日のリベンジでビール見つけた！３つも買った！


　今日の観光はホントに満足。トルコのハイライトは終了！　あとはイスタンブールまで駆け抜けて、イスタンブールで休憩（するほどの時間はないけど）して、いよいよスペインへ向かいます。

　ベストショット！！



　＜宿泊地＞ホテルテキン　ツイン　５０リラ
　詳細は昨日と同じ。

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ビールがない！＜２３７日目＞ ｉｎ ワン

　朝８時過ぎにオルーミーイェのバスターミナルに到着した。バスを降りてそのまま客引きに連れて行かれるままにトルコのワン行きのバスチケットを購入。またもやＶＩＰバスだった(笑)。

　９時にオルーミーイェを出発したバスはわずか１ｈ程で国境に到着した。３０分ほどバスの中で待機させられたが、バスを降りてからは非常にスムーズ。イランのイミグレもトルコのイミグレもすんなり通れた。荷物チェックも全くなし。こんなに楽な国境は久しぶりだ。

　全員揃うまでしばらく待っていたが、その間、一人のトルコ人が話しかけてきた。トルコ語でよく分からず、適当に答えていた。たぶん適当な答えの中に「ダー」とかロシア語を喋ってしまったんだと思うけど、なんとそのトルコ人はロシア語を喋れた。おかげで簡単な会話ならなんとかできた。２ヶ月でもロシア語圏を旅しただけあるのかな？(笑)

　全員揃って出発。途中で一緒のバスだったイラン人の女性が家で作ったサンドイッチを１コおすそ分けしてくれた。お店で買うサンドイッチよりよっぽど美味しかった。ホントにイランは家庭料理に限る(笑)。

　しばらく走った後、途中休憩。残念なことに雨が降っているうえ、メチャクチャ寒い。しばらく待っていると、雪に変わり、しまいには吹雪。


　国境では、イラン側には両替屋が居たがレートが悪かったので両替を断って、トルコ側には両替屋が居なくて結局トルコリラを手に入れることができなかった。なので、せっかくの休憩も何も買うことができない。ところが、寒くて震えているとロシア語を喋るトルコ人がチャイをおごってくれた。イランもトルコも優しい。

　結局、３時頃にワンに到着。着いた頃には雪も止んでいたが、それでも少し寒い。山の方には雪が積もっていた。

　サンドイッチをくれたイラン人に案内されるままホテルへ行ったが、イラン人の紹介してくれた２軒のホテルはどっちも高くて無理。結局、自分で探すことにした。

　歩き方に載っている安宿へ行ってみたが、潰れていた。仕方ないので、周辺の適当なホテルを探して、ちょっと高くなったけれど１人２５リラ（１０００円）なので、まぁ仕方ないかな？

　昨日からずっと移動しっぱなしだったので、まずは腹ごしらえ。近くのケバブを食べたが、イランのサンドイッチと違って美味しい。パンが柔らかいのが何よりありがたい。

　そして、トルコに来た一番の楽しみは何と言ってもビール！！

　２週間ぶりのお酒。実際はイラン人家庭でワインを飲ませてもらったけれど、不味くてとても酔えるようなもんじゃなかった。

　ビールが飲めるのを楽しみにトルコに来たが、辺りを探すもビールが売っていない。適当にグルグルと歩いてみたが、普通のお店には全然売っていなかった。寒いので、泣く泣く今日はビールを諦めざるを得なかった。明日こそ…

　昨日買ったバックギャモンはこんな風にプチプチで覆われてます。


　＜宿泊地＞ホテルテキン　ツイン　５０リラ
　歩き方に載っているホテルケントが潰れていたので、周辺を適当に探して見つけたホテル。ホテルケントの北側の通りをまっすぐ西に５分ほど歩いたところにある。ホテルケントまでは、ジュムフリエット通りとカラベキル通りの交差点から西に歩いて一本目の通りを右に曲がり、次の少し大きな道を左折。さらに、次の少し大きな通りで右折し、モスクが見えたら右折すればある。
　トイレ＆ホットシャワー有り。ｗｉ－ｆｉ有り。

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過去最高値の土産＜２３６日目＞ ｉｎ オルーミーイェ行き夜行バス

　体調は少しマシになった気がする。まずは急いで郵便局へ向かった。

　郵便局ではなかなか普通の切手が欲しいことが伝わらず、記念切手はたくさんあるみたいなんだけれど、普通の切手を見せてもらえない。結局、３種類ほど見せてもらったなかでマシなのを２つ選んだけれど、モスクが書いてあるわけでもなく、なんだかオモシロくない切手になってしまった。

　両替を済ませた後、昨日のうちに目星を付けておいたバックギャモンを買いに行った。結局、９０万リアル。およそ７０ドル強で６０００円もするバックギャモン。ホントは写真を載せたかったんだけれど、プチプチで包まれてしまったので写真を撮る機会を逃してしまった。でも、高いだけあって外も中もキレイに絵が描かれている。実際はよく見ると雑だったりするけれど、ハンドメイドらしさが出ていてそれもまたイイ。

　１２時前に宿に戻って急いでパッキング。買ったバックギャモンがデカくてかなり困ったけれど、なんとか全部詰めることに成功した。

　午後からももう一度出かけるつもりをしていたけれど、なんだかんだと疲れてしまって宿でバスの時間までグダグダすることにした。ここの宿にはメッチャ可愛いネコが居るので、その写真を撮っていた。今日撮った写真はネコだけ(笑)。




　見返り美人。


　物色。


　いよいよバスの時間になってケイスケくんとお別れ。今まではまたどこかで会うかもって思えたけれど、今回はもう最後。次は日本だ。。

　４時のバスだったけれど、なかなかバスが来なかった。その間、ずっと横に居たおじいさんが話しかけてきたんだけれど、「日本人は好きだ。イラン政府は嫌いだ。アメリカ人は悪くないが、アメリカ政府は嫌いだ。」などと半分愚痴みたいなことをずっと言っていた。最終的に「今度イランに来たら、おれがペルシア語教えてやるから、日本語教えてくれ」と言ってきたところで、バスが来てそのじいさんともお別れ。

　今回のバスはＶＩＰなだけあって、やっぱり座り心地も普通のバスより良かった。乗ってスグに眠ってしまった。で、もちろん夜には目が覚めて、残念なことにそこからはなかなか眠れず…

　明日オルーミーイェに着いてそのままトルコへ行きたいんだけれど、トルコ行きのバスに乗れるかどうかが心配。早くトルコに行ってビールが飲みたい。

　＜宿泊地＞オルーミーイェ行き夜行バス　２３００００リアル
　イスファハーンの北バスターミナルから。午後４時発で翌日の朝８時半頃に到着した。２－１列のＶＩＰバス。

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物色＜２３５日目＞ ｉｎ イスファハーン

　朝、やはり体調が悪かった。朝からバスのチケットを買いに行く予定だったけれど、ちょっと辛かったので代わりに買いに行ってもらった。

　午前中をゴロゴロと過ごしたおかげで体調はだいぶマシになってきたので、昼からはイスファハーンの観光＆土産探しに出かけた。

　目的地は世界遺産のエマーム広場。「エマーム広場には世界の半分がある」って言われているらしい。理由は、広場が荘厳なモスクなどで囲まれているかららしい。７ヶ月かけて世界の４分の１くらい進んできたけど、わずか３０分くらいで、世界の半分を回ることができるお得な広場(笑)。

　エマーム広場に入ると、確かにデカくて広い。








　でも、普通かな？　マシュハドのモスク内部ほどの感動はなかった(笑)。エマーム広場の周囲の回廊には土産物がたくさんあって、今日の目的は観光というより、土産物。


　買う土産は、バックギャモン。パキスタンで会ったスイス人が持ってたんだけれど、それを見てからイランに行けば買おうと思っていた。

　１軒目からかなり良いものを発見。外の装飾はもちろん、バックギャモンをする内側の装飾もかなり良い。高いだろうなぁと思って、値段を聞いてビックリ。わずか２０ドルくらい。

　他の店も見た方がいいかな？って、ちょっと迷ったけど、そんなに安く買えると思ってなかったので、その場で購入を決意。で、お金を払おうとすると、店のヒトは困った顔をしている。

　何だろうと思っていると、どうやら値段は２００ドルだったらしい。英語で２０と２００とを言い間違っていたようだ。せっかく良いものが買えると思っていたのに…　ちょっと残念。

　他の店を見て回るもほとんどが言い値が１００ドル。少し小さいので内部に飾りがないものなら２０～３０ドルくらいだけれど、一度、良いものが欲しくなった後では、安いのはやっぱりショボく見える。

　結局、８０ドルくらいまで下がった店があったので、明日もう一度チャレンジすることにした。そもそも今日は８０ドル分のイランリアルを持っていなかったし…

　銀盤のチェスも見つけた。これも欲しい。


　なんかディスプレイの仕方が良かった。サイコロがこぼれているのがイイ感じ。


　これは欲しいバックギャモンじゃないけれど、バックギャモン専用机。


　裏返すとなんとチェス盤になる！　食事も取れる。値段は３０００ドル(笑)



　のんびり土産物を見ているうちに日も落ち始めてきたので、そのまま夜景を見るためエマーム広場でぼんやりと日が沈むのを待った。


　そして、ようやく日が落ちて、写真を撮ろうかと思ったところで現地人に絡まれた。ずっと喋り続けていてなかなか開放してくれない。しばらくすると、宿が同じ日本人(カズヤさんとジュンヤさん)が通ったので、その人に会話を任せて逃げることができた(笑)。犠牲にしちゃってごめんなさいm(_ _)m

　エマーム広場の夜景。










　モスクへお祈りに向かう女性。


　広場の地面を撮った。一緒に居たヒトが「飛行機から見た街の夜景みたい」と言ったが、確かにそう見える。




　エマーム広場の夜景の次は、スィーオセ橋の夜景。昔は川に水が流れていたけど、今は完全に干上がってしまっていた。かなり残念。どうやらダムか何かを川の上流に作って水をせき止めてしまったらしい。

　スィーオセ橋。


　橋の真ん中から。


　橋の端っこにはこんなところもある。


　今日の観光はこれで終了。明日、買い物とちょっと観光したら、いよいよ次はイラン最後のオルーミーイェ。できれば、オルーミーイェには一泊もせずにそのままトルコのワンへ抜けたい。


　＜世界遺産４３個目（文化遺産３５個目）＞・・・イスファハーンのエマーム広場
　イスファハーン市内の中心部。

　＜宿泊地＞アミールキャビールホステル　ドミ？　１０００００リアル
　詳細は昨日と同じ。

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イラン人家庭でコスプレショー＜２３４日目＞ ｉｎ イスファハーン

　風邪が治らない。朝、バックパックを背負うといつも以上に重さを感じた。ただ寝込むほど体調が悪い訳ではないので、バスに乗ってシーラーズからイスファハーンへ移動した。

　約６．５ｈでイスファハーンへ到着し、宿にチェックインした。しばらくしてケイスケくんと再会。今晩アルメニアで会ったイラン人のドーナの家で夕食をご馳走になるらしく、お邪魔させてもらうことになった。

　とりあえず、夕食の時間までは宿でゴロゴロしていることにした。朝はマシだったけれど、夕方になるとやっぱりちょっとしんどい。何か美味しいものを食べたいと思っても、イランじゃそれすら無理。サンドイッチには完全に飽きてしまった。

　夜８時前になってドーナが迎えに来てくれて、車でドーナの家へ行った。ドーナの家はマンションの一室だったけれど、入ってビックリ！　広くてキレイ。家具もキレイだし、色んな絨毯が敷かれていてスゴイ家だった。

　まず絨毯がキレイ！


　部屋の中の様子。






　なぜか出された果物にキュウリが…


　ドーナのお父さん＆お母さんが迎えてくれたけれど、２人ともホント良い人。イランでは女性は外では髪の毛を隠しているけど（髪の毛が半分以上見えてる人も多いけど…）、家の中に入ると普通。こうして見ると、日本と大して変わらなくて親近感が湧く。

　そして、出された料理はホントに美味しかった。今までイランのお店で食べていたどんな料理よりも美味しかった。他の旅人も言っていたけど、イランで食を楽しむならイラン人の家庭に行くのが一番だ。

　スープ。


　なすと鶏肉の煮物。


　おこげ付き米。


　食後はケイスケくんのコスプレショー。今まで行った国でその国の衣装を買ってきているらしい。インド、ドバイ、グルジア…

　インドスタイル。


　ドバイスタイル。


　グルジアスタイルその１。


　グルジアスタイルその２。


　イラン人女子もはしゃいでます(笑)。


　ドーナも家族も大爆笑だった。

　最後に記念撮影。


　ガッツリと楽しんで宿に戻ったらほぼ１２時。やっぱり無理したせいか風邪がちょっと悪化した感じ…　大人しくしといた方がいいのかも…

　＜宿泊地＞アミールキャビールホステル　ドミ？　１０００００リアル
　タフティー交差点から南へ徒歩５分ほど。
　共同トイレ＆ホットシャワー。ｗｉ－ｆｉはなし。
　床に雑魚寝する部屋は６万リアルらしい。

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中東３Ｐ制覇！＜２３３日目＞ ｉｎ シーラーズ

　今日は現地ツアーに参加した。昨日「ペルセポリスとパサルガダエに行きたい」と言うと、「明日ツアーがあるから。１人２５万リアル」と言われたので、２ヶ所行って２５万は安いと思って参加することにした。

　ところが、ミニバスに乗り込んでガイドの説明を聞いてビックリ。パサルガダエしか行かないらしい。昨日パサルガダエに行くツアーのことを聞いたのはおじさんだったけど、今朝ツアーの手配をしてくれたのはお姉ちゃん。今朝はハッキリと「パサルガダエ」って確認しなかったのが良くなかったのかも…

　まぁパサルガダエに行けないなら今回は呼ばれなかったと諦めるしかない。とりあえず、ガイドに「パサルガダエに行きたかったんだけど…」って伝えると、ガイドが「追加料金が必要で、他のみんながＯＫだったら行けるよ」って言ってきた。そして、他のみんなにパサルガダエについて説明してくれた。で、結局、みんなＯＫで無事にパサルガダエに行くことができた。

　そんなこんなで最初の目的地はパサルガダエに変更。シーラーズから１３０ｋｍも離れていたので結構時間がかかった。そして、ようやく着いての感想は…　

　う～～ん、しょぼい。。。

　予想していたことだけれど、やっぱりしょぼかった(笑)。よっぽどの遺跡好きか歴史好き以外は来なくてもいいかも(笑)。

　これがキュロス２世の墓。


　キュロス２世の墓も普通だし、他の神殿跡なども普通。むしろボロい。ガイドが居たのがせめてもの救い。と言っても、英語で理解するのが難しく、説明は右から左に流れていってしまっていたけれど…

　なんだっけ？神殿跡だったかな…？


　服？だと思うんだけど、魚のウロコにしか見えない。


　壁。ボロボロ。。


　それでも、パサルガダエでは日本人の団体ツアー客に会った。たぶんペルセポリスとセットで来ることになってるんだろうと思う。

　２ヶ所目はナグシェ・ロスタム。英語ではネクロポリスって言っていた。昔の偉人のお墓。山の壁面に掘って作られた墓でペトラ遺跡のようだった。レリーフもキレイに残っていて、パサルガダエより断然コッチの方が良かった。


　結構デカい。


　レリーフがキレイ。




　ゾロアスター教の神殿跡もあった。


　そして、ようやく昼食。


　昨日は金曜日でお金を両替できなかったので、ほとんど所持金がなかったので、足りなかったらどうしよう？とかなりビビっていた。メニューは値段書いてないし、「いくら？」と聞きまくるのも他のツアー客の手前ちょっとイヤだったし…(妙なプライド？)　結局、お金は足りたけれど、もう所持金がほぼ０に近い状態(笑)。貧乏ってイヤだ‥

　最後にメインのペルセポリス。


　ペルセポリスは、シリアのパルミラ遺跡とヨルダンのペトラ遺跡と合わせて中東の３Ｐ遺跡と呼ばれている。この２つは昔の旅行で行ったので、今回で３Ｐは制覇！

　ペルセポリスの入り口。


　顔が潰されていた。


　３Ｐの中で一番しょうもないのがペルセポリスと聞いていたけれど、結構良かった。レリーフは割とキレイに残っているし、建物も結構しっかりと残っている。２５００年も前の遺跡にしては充分だ。

　百柱の間。


　宝物庫跡だけれど、こっちの方が百柱の間っぽい。


　大量のレリーフ。何人とか照らし合わせながら見ていたが、覚えてられない。














　これは宝物庫跡のレリーフ。


　傘さしてた。


　ガイドの説明が終わって自由行動になり、高台に登る頃にはだいぶ日も傾いてきた。おかげで遺跡が赤く染まっていてなかなか雰囲気も良い。夜はひょっとしたらライトアップされているのかも…　それも見たかった。

　高台から見たペルセポリス。


　遺跡は夕陽時が一番な気がする。








　おまけ。


　結局、シーラーズの宿に戻ったのは７時過ぎ。今日はたっぷり観光したので満足。明日はいよいよイスファハーンだ。

　＜世界遺産４１個目（文化遺産３３個目）＞・・・パサルガダエ
　シーラーズからツアー。泊まっていた宿（ニアエシュブティックホテル）で手配。当初はペルセポリスとその周辺だけの半日ツアーだったみたいだけれど、「パサルガダエに行きたい」と言うと、他の客もＯＫしてくれて、パサルガダエまで行くことができた。ペルセポリスから片道１～１．５ｈくらい。追加料金が１人１３万リアルだった。

　＜世界遺産４２個目（文化遺産３４個目）＞・・・ペルセポリス
　シーラーズからツアー。シーラーズからツアー。ペルセポリスとネクロポリス（ナグシェ・ロスタム）とを半日で回るツアーが一般的。今回はパサルガダエを追加したので１日ツアーになった。
　ちなみにペルセポリスが今までの旅行で行った世界遺産の１５０個目だった。約６分の１制覇。

　＜宿泊地＞ニアエシュブティックホテル　ドミ　１１００００リアル
　詳細は昨日と同じ。

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会計トラブル＜２３２日目＞ ｉｎ シーラーズ

　朝、ホテルをチェックアウトしようとしたら値段でもめた。昨日は朝食付きで８万リアルと言っていたのに、今日になると８．５万になっていた。朝早くて朝食も食べていないので６万リアルが正しい値段なのに…　しかも運の悪いことに英語を喋れるスタッフが居ない。

　日本円に換算するとわずか２００円くらいの差だけれど払う気には当然なれない。バスの時間が迫っているにもかかわらず、「英語喋れるスタッフを呼べ！」「だから昨日６万って言っただろ？」「８．５万じゃない！」と言い続けていた。

　しばらく粘っているとようやく英語を喋れるお姉ちゃんがやってきて、経緯を説明するとすんなり６万になった。急いでタクシーを捕まえてバスターミナルへ行き、バスには乗れたけれど、やっぱり気分が悪い。旅しているとお金でもめることが多いけれど、一番イヤな気分になる。

　バスは快調に走ってわずか５．５ｈでシーラーズに着いた。ヤズドも暑かったけれど、シーラーズも暑い。宿に荷物を置いてとりあえず昼食。

　もう３時を過ぎていた。せっかく早起きしてシーラーズに来たから少し観光することにした。ホントはモスクへ行きたかったけれど、とりあえずシーラーズにもエラム庭園という世界遺産があるのでそっちを優先。

　軽い気持ちで歩いていったが、結構遠かった。そういえばまだイランでは市バスに乗っていない。なんだか他の国と違って使いづらい雰囲気がある。なぜだろう？

　シーラーズの街の中心を流れる川。と言っても、水はない。


　４０分くらい歩いてようやくエラム庭園に到着した。


　入場料は４万リアル。現地人はわずか７０００リアル。ペルセポリスとか有名な観光地では外国人料金はないのに、なんでこんな庭園に外国人料金があるんだろう？　しかもペルセポリスはたった５０００リアルなのに、なんで４万も払わないといけないんだ？

　不満はあったけれど、仕方ないので４万払って中に入った。庭園というか植物園。どのへんがペルシア式庭園なのかはさっぱり分からん。ヤズドのドウラトアーバード庭園との共通点も見当たらない。強いて言うなら植物があるってことだけど、そんなのどこの庭園でもあるし…
　庭園の中にあった建物。


　庭園はこんな雰囲気。








　イラン人と花。


　それでも結構たくさんの観光客が居た。現地人はもちろん、外国人のツアー客まで居た。やっぱり有名なんだろうか？　ちなみに歩き方によると５、６月のバラの咲く季節が良いらしい。とりあえず、花の写真をいっぱい撮ったので載せておきます。
　何の花かはさっぱり分かりません。










　宿に戻ったらもう日が暮れていた。昼食も遅かったので夕食は果物。そもそも風邪をひいたみたいで、ノドがちょっと痛いし、鼻もズルズルいわしている。それでも観光＆移動を続けないといけない。明日はいよいよペルセポリス！

　シーラーズの夜景。モスク。


　＜世界遺産４０個目（文化遺産３２個目）の２＞・・・イランのペルシア式庭園
・エラム庭園
　「イランのペルシア式庭園」として世界文化遺産に登録された９つの庭園の１つ（のはず）。
　シーラーズ市内。ショハダー広場から北西方向へ延びるザンド通りを進み、１つ目の大きな広場（エマームホセイン広場）で右折。橋を渡って１つ目の大きな交差点を左折し、エラム通りを進むと左側にある。ショハダー広場から徒歩約４０分。

　＜宿泊地＞ニアエシュブティックホテル　ドミ　１１００００リアル
　ショハダー広場の南５００ｍくらいのところにある市内バスターミナルの南にある小さな路地（右側に少し大きなモスクが見える。今はモスクとして機能していない？）を進むと看板が見える。左側にはニアエシュホテルという看板が見えるが、これではない。

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ゾロアスター教の聖地＜２３１日目＞ ｉｎ ヤズド

　７時半にバスターミナルに着いた。リクライニングがなかったせいでよく眠れず、メチャクチャ眠い。それでも宿に着いた後、世界遺産の１つのドウラトアーバード庭園へ向かった。

　途中、通ったヤズドの旧市街。土壁がイイ感じ。




　何の旗かな？


　ドウラトアーバード庭園の入口。


　正直、まぁなんてことはない普通の庭園。バードギールという風を取り入れる塔がヤズドで一番高いということで有名らしいけれど、それでもそんなに高くない。登ることもできないし…　ただ、ステンドグラスは結構キレイで良かった。
　バードギール。




　たぶんバードギールの真下。違うかな？


　庭園の中。


　猫が居た♪


　ステンドグラス。





　宿に１０時に戻るとケイスケくんがもう到着していた。なので、タクシーをチャーターしてヤズド郊外にあるゾロアスター教に関連する建物を見に行った。

　最初はチャクチャク。ここはゾロアスター教の聖地。

　チャクチャクの一番上にゾロアスター教の神殿があった。普通の建物にしか見えない。中もまぁ普通(笑)。周りの風景の方が良かった。周囲は砂漠と荒野ばっかりなんだけれど、ここには湧き水が出ていていくつか木もあった。この木にちなんで、チャクチャク伝説とかいう伝説もあるらしい。
　チャクチャクの周囲の風景。




　神殿。


　神殿の中はこんな感じ。


　聖なる火？


　アップにしてみた。


　チャクチャク伝説の木（だと思う）。


　チャクチャクから次の目的地の沈黙の塔に向かう途中、タクシーの運転手がアイスをおごってくれた。今日は良い儲けになったんかな？　ちなみにこのタクシーの運転手はチャクチャクへ行く途中、散々迷って色んなヒトに道を聞きまくっていたらしい。寝ていたので知らなかったけれど…

　沈黙の塔は、ゾロアスター教が鳥葬をやるのに使っていた場所。ちょっとした丘の上にあって、そこからヤズドの街並みがよく見えた。塔自体はこれまた普通の古い建物。大したことはなかった。
　ヤズドの街並み。


　沈黙の塔は２つあって、これは低い方の塔。


　塔の頂上はこんな感じ。ただデッカイ穴が開いてるだけ。


　沈黙の塔の近くには古い廃墟も残っている。


　最後はアーテシュキャデ。


　ゾロアスター教は拝火教といって火を大切にする宗教。で、アーテシュキャデには１５００年間燃やされ続けている火がある。建物の中に入ると、ガラスの向こう側で火が燃えていた。

　ただ、それだけ。

　ただの火。

　信者にとっては大切なものかもしれないけれど、一般人にとってはただの火。

　ゾロアスター教のシンボル？


　これがその聖なる火。


　ようやく宿に戻ったのは４時半。夜行明けで朝から動いたので、いつも以上に疲れた。最初はヤズドの夜景でも見に行こうと思っていたけど、もう今日は終わり。明日も朝早いし、ゆっくりと休憩することにした。マシュハドでの足止めのおかげで時間が足りない。もう一度ゆっくりとイランへ来たいもんだ。

　夜のヤズド。



　＜世界遺産４０個目（文化遺産３２個目）＞・・・イランのペルシア式庭園
・ドウラトアーバード庭園
　「イランのペルシア式庭園」として世界文化遺産に登録された９つの庭園の１つ（のはず）。
　ヤズド市内。ムスタファホメイニー広場（アミールチャグマークから真っ直ぐ延びる通りを歩いた場合、１つ目の大きな交差点。徒歩１０分くらい）から、南西方向のエマームザーデ通りを歩いて、１つ目の大きな交差点で右折し、シャヒード・ラジャーイー通りをしばらく歩いて右側にある。
　入口は庭園の南東角付近。庭園のバードキールという塔の近く。午前中は完全に逆光になるので写真を撮るなら午後の方が良い。

　＜宿泊地＞コハーンホテル　ドミ　６００００リアル
　コイン博物館から南に徒歩５分。近くにはツーリストインフォメーションや十二エマームの霊廟やアレクサンダーの牢獄などがある。旧市街の中にあって道が入り組んでいるので分かりにくいかも。
　トイレ＆ホットシャワー付き。有料ｗｉ－ｆｉ有り（１００００／ｈ）。朝食は２００００リエル。レストランがあって、夕食を食べたら１８％もサービス料を取られた。
　これが食べた夕食。


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マシュハド脱出＜２３０日目＞ ｉｎ ヤズド行き夜行バス

　昨日は絨毯の上で寝て、床が硬かったので体中痛い。それなのにベッドと同じ値段っていうのがちょっと納得いかない。テラスで寝させられた外国人はいくらだったんだろう？

　朝はそのままゆっくりと宿で過ごして昼過ぎに宿を出た。

　バスターミナルは昨日ほどは混んでいない。ケイスケくんはチケットを買っていなかったので乗れるか心配だったけれど、無事に乗れた。ただし、３ｈ後の１８時のバス。まだお祭りの影響なのか、バスがフルの状態が続いているみたいだ。

　１５時発のバスは結局なかなか出発せずに、１６時前になってようやく出発した。これから１６時間の長旅。しかもリクライニングが壊れていて効かなかった。辛い…

　途中休憩の場所。さすがと言うべきか、モスクがある。


　床に座ってご飯食ってた。



　＜宿泊地＞ヤズド行き夜行バス　居間　１４００００リアル
　マシュハドのバスターミナル発。１５時発で翌朝７時半頃に着いた。

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本当にマシュハド足止め＜２２９日目＞ ｉｎ マシュハド

　朝、もう一度、絨毯博物館にチャレンジしようかと思ったけれど、結局、昨日見た中の１つがその有名な絨毯なんだろうということで、行くのを止めた。なんせ宿から博物館までは歩いて片道３０分以上あるうえ、人混みの中を突っ切らないといけないことに、どうしても気分が乗らなかったからだ。

　結局そのまま宿でゆっくりした後、昼過ぎにバスターミナルに向かった。バスターミナルに入るとチケット売り場の前には人混みができていた。人混みをかき分けてカウンターでヤズド行きのバスを聞いてみると、やっぱりなかった。他のバス会社は？と思ったが、どうやら１社しかないらしく、ヤズドへ行くのは諦めざるを得なかった。

　仕方ないのでシーラーズ行きを聞いてみたが、これもなし。イスファハーンは？と聞くも、これもなし。テヘラン行きしかなかった…orz

　さすがにテヘランへ戻る気にはなれず、結局、明日のヤズド行きのチケットを買って、宿に戻ることになった。
　今後の予定がキツキツになってしまって、ものすごく急がないといけないし、次に同じようにバスに乗れないとかが起きるとホントにヤバいかもしれない。

　宿に戻ったら、ヒトでいっぱいでベッドがなかった。結局、居間の絨毯の上で寝るはめに…　硬くて背中が痛い。うまくいかないときはホントに全てがうまくいかないもんだ。

　当然、宿に戻った後は観光する気にはなれず、ボーッとしたりゲームしたりして過ごした。

　夕食は歩いていて見つけたニセＫＦＣ。


　夕食後に宿のそばの車屋でワールドカップのイランｖｓバーレーンをやっていたので、一緒になってしばらく見ていた。チョコレートやチャイをくれたし、イランも圧勝したので満足満足。

　夜遅くにはクタイシのスリコの家で１日だけ一緒だったレンタロウさん＆マイさんと再会。このところ出会うヒトのほとんどが一度会ったヒトばかりだ(笑)。「はじめまして」より「お久しぶりです」の挨拶が多い。ビックリだ。


　＜宿泊地＞ヴァリズノンスモーキングホームステイ　居間　８００００リアル
　ドミもトリプルもツインも全てフルだったので、居間の床で寝た。後から来た外国人はテラスで寝ていた。

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