「ハッ?!」官女は水路の向こうから来る者達に気が付いた! 銀仮面とルシタニア兵達!!「ほう、これはこれは、まさかこのようなところで光栄有る、パルス王妃様に会おうとは、探す手間が省けたぞ。あのアンドラゴラスとお似合いの夫婦と言うべきだな」硬直する官女。「味方や兵を捨てて戦場を逃げ出し、味方や人民を放り出して地下へと潜る。王座へ座る者の威厳はどこへやら」仮面に映る官女の姿。
「そなたは何者です?」「パルスに真の正義を敷こうと志す者だ」ここで始めて、官女は銀仮面の後ろにカーラーンが控えていることに気が付いた!「カーラーン様? なぜこのような所に?」思わず問うてしまう官女。「カーラーン様だと? 貴様王妃ではないなッ!!」官女の覆面を剥ぎ取るいつの間にか接近していた銀仮面! 怯える官女!「俺の役に立たん者はいらん」官女の首を締め上げる銀仮面!「仕える主君を間違えたなッ。己を呪え!」銀仮面は官女を絞め殺した。
官女の死体を水路に捨てる銀仮面。「今晩中に、王宮に侵入し、内から攪乱する。本物の王妃もまだ城内に残っているかもしれん」銀仮面一行は先へ進もうとした。「待て!」ランプをもったギーヴが現れた!「何者かは知らんが、美人を殺すとは何事だ?! 生きていれば悔い改め俺に貢いでくれたかもしれぬのに!」官女の死体に上着を掛けるギーヴ。「顔を見せたらどうだ? 色男」ギーヴは弓も入った矢筒を置いた。「それとも血の替わりに水銀が流れているから、そんな素顔になったのか?」無言でギーヴを見ていた銀仮面は無言でギーヴに斬り掛かった! ギーヴも剣を抜き、応戦する! 押されるギーヴ! ギーヴは壁に火のついた陶磁製だったらしいランプを投げ付け、炸裂させた!! 仮面に炎を受けた銀仮面は激しく動揺した!! カーラーンが数名の兵と共に庇いに入った。
7に続く
「そなたは何者です?」「パルスに真の正義を敷こうと志す者だ」ここで始めて、官女は銀仮面の後ろにカーラーンが控えていることに気が付いた!「カーラーン様? なぜこのような所に?」思わず問うてしまう官女。「カーラーン様だと? 貴様王妃ではないなッ!!」官女の覆面を剥ぎ取るいつの間にか接近していた銀仮面! 怯える官女!「俺の役に立たん者はいらん」官女の首を締め上げる銀仮面!「仕える主君を間違えたなッ。己を呪え!」銀仮面は官女を絞め殺した。
官女の死体を水路に捨てる銀仮面。「今晩中に、王宮に侵入し、内から攪乱する。本物の王妃もまだ城内に残っているかもしれん」銀仮面一行は先へ進もうとした。「待て!」ランプをもったギーヴが現れた!「何者かは知らんが、美人を殺すとは何事だ?! 生きていれば悔い改め俺に貢いでくれたかもしれぬのに!」官女の死体に上着を掛けるギーヴ。「顔を見せたらどうだ? 色男」ギーヴは弓も入った矢筒を置いた。「それとも血の替わりに水銀が流れているから、そんな素顔になったのか?」無言でギーヴを見ていた銀仮面は無言でギーヴに斬り掛かった! ギーヴも剣を抜き、応戦する! 押されるギーヴ! ギーヴは壁に火のついた陶磁製だったらしいランプを投げ付け、炸裂させた!! 仮面に炎を受けた銀仮面は激しく動揺した!! カーラーンが数名の兵と共に庇いに入った。
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