選挙の効果

総選挙の意味

フランス革命  バリケイト伊東

2018-12-11 10:28:55 | 政治
  今日も日本ではくだらないニュースで盛り上がってる。日本村の井戸端会議は、げり便垂れ流しの様相だ。世界では政治の闘争劇が繰り広げられてる。フランスでの暴動は収まる気配がない。フランス全土で12万人が参加している。本当かどうかわからない。偽ニュースかもしれないが。マクロン大統領の燃料を買えないなら、電気自動車を買えばいい発言に怒りは爆発した。マリーアントワネットのパンが買えないなら、お菓子を買えばいい発言と同じだ。民衆の怒りに油を注いだ。フランスでは生きるための必死の闘争が行われてる。さすがフランスだ。フランス革命以来の民衆の闘争本能がむき出しになってる。権力者の横暴を許さない市民力は強い。多くのフランス市民は、右も左も暴動を支持している。日本のメディアは、クリスマス商戦がガタ落ち、ホテルに客が来ないと経済を心配するニュースを流してるが、見当違いだ。なぜ、暴動が起き、なぜ、収まらないのか原因を分析するニュースを流すべきだ。民衆の正当な怒りを理解出来ない日本のメディアは、堕落している。安部に忖度し、萎縮してるような日本のメディアは、暴動を語る資格がない。。ペンで権力に戦わなければならないのだ。暴動騒ぎの大きい原因にマクロンの人間性がある。エリート街道まっすぐの経歴は、普通の人々の普通の市民感情を理解できないのかもしれない。金持ちには減税で、一般市民、貧困者には増税では多くの市民は怒るであろう。どこの国でも超金持ちは、1%なのだ。金持ちはさらに裕福になり、貧困者はさらに生活が苦しくなるでは、道理が通りらない。だから、1%の人間に奉仕するような権力者に、フランス市民は怒るのだ。フランス革命の時も同じ構造だ。王侯貴族はぜいたくの限りの生活をし、一般市民は日々の食べ物もない生活では市民の怒りはマックスに達する。そして、血生臭い革命の末にルイ王政は倒され、共和政に移行した。歴史は繰り返すのだ。フランスでは日本と違って市民力がしっかりしている。フランス革命以来の精神が生きてる。いつの時代でも、権力は独裁可し、暴走するのだ。市民が権力の暴走を監視するのだ。民主主義とはそういう事だ。有名なリンカーンの言葉がある。市民の、市民による、市民のための政治。市民力が弱くなると、政治は権力者の、権力者による、権力者のための政治になる。今、日本はそうなってる。日本では市民革命など今まで経験してない。明治維新は武士という支配階級のクーデターだ。一般市民が江戸城に押し寄せて幕府政権が倒れたというわけではない。1945年の敗戦時での民主化もアメリカの圧倒的力によるものだ。一度も市民が蜂起した事はない。農民一揆や島原の乱みたいな蜂起はあったが、時の政権を倒すまでには至らなかった。どちらかと言うと、日本人の気質は権力や権威に依存しやすい傾向がある。主権在民なんていう概念は理解できないようだ。民主主義は言葉のように民が主体という事だ。革命だなんておおごとをしなくても、政治の主体は民にあることを理解しなければならない。権力者にあるわけではない。マクロンは市民をなめていたようだ。フランス市民は簡単になめられない。マクロンは権力の座から追放されるかもしれない。因課応報だ。自分で今の原因を作ったのだから、責任も取るべきだ。フランス市民よ!戦え、自由も平等も博愛も天から降ったのではない。戦って得たのだ。今後も戦い続けなければ、自由も平等も博愛も失われる。