選挙の効果

総選挙の意味

強風  バリケイト伊東

2018-12-14 10:23:50 | 政治
  東京はいい天気だ。風が強い。私は日本人だから挨拶は天気からだ。日本の閉塞と虚構をぶち壊すような風が吹いてくれればいいのだが、どうにも風は吹かない。テレビは朝からくだらない情報を流す。食い物と動物と芸能人ほれた、はれた、浮気したのいつもの事。日本は平和そのものだ。平和はいいのだが、長く続く平和は、日本人から戦う気力を奪ってしまった。世界は命がけで戦ってる。シリアで、フランスで、イギリスで、アメリカで、中国で、政治的価値観の闘争が繰り広げられてる。日本でも戦わなければならない問題は山積してるのだ。日本人は何も感じないようだ。若者がだめだ。幼稚で保守的だ。盛り場をうつろな目でさまよってる。私は渋谷を良く通過する。店に入ったり、町をうろうろする事はない。スマホを片手に歩き回る若者た達は、幸福なのか。日本の若者は、方向性を失った羊の群れだ。ある群れはオオカミのいる山に向かい、ある群れは崖に向かい、ある群れは草のはえてない砂漠に向かう。いずれにしても待ち受けてるのは死だ。未来に対して設計図を語れる若者がいない。今の不条理を正して、未来を切り開こうとするパワーのある若者がいない。おじさん、がたがた言わないで、今が楽しければいいのよと、若者に言われそうだ。でも、人は年を取るのだ。20歳の若者、30年後には50歳になるのだ。50年後には70歳だ。その時、日本はどうなってるのだ。年金ももらえず、医療も受けられず、アメリカのようにばか高い治療費を払わなければならない国になってるかもしれないぞ。50歳にもなれば、親の介護が目前にせまってくる。今も不十分、国や行政の支援も受けられず、親を山に捨てるような事になるかもしれない。国を良くするのも、悪くするのも人間力なのだ。科学技術ではない。科学技術を使うのは人間なのだ。その人間が科学技術を悪用すれば、人間は不幸になる。戦争の度に科学技術は進歩する。日本も過去に多くの戦争をして、科学技術によって多くの人間を殺してきた国なのだ。多くの国では、闘争する事によって人間生活は良くなってる。断っておくが、侵略戦争と生活向上の闘争とを一緒にしてはいけない。1600年頃に比べれば、多くの国で今は、人間の生活はよくなり、人権も守られてる。闘争の結果によって人権や生活の向上が図られてるのだ。戦う気力を失った民族は、滅んでゆくだろう。私は、ほんとうに心配だ。2100年頃の日本はどうなってるのだ。日本は消えてるかもしれない。栄える者は滅びるということわざがある。東アジアに栄えた国があったと、語られるかもしれない。国や民族の隆盛を望むなら、人間力を強くしなければならない。人間力が弱くなった民族は滅んでゆくだろう。日本には国内での闘争が必要だ。多くの不条理が存在してるのだから。そうしないと、日本はほろびる。