選挙の効果

総選挙の意味

パリ暴動  バリケイト伊東

2018-12-03 07:55:03 | 政治
  今日も日本では、詐欺、横領、芸能人ほれた、はれた、不倫した、グルメ、ダイエットなどがマスコミをにぎわしてる。外国では政治のマグマが激しく吹き上げてる。パリで暴動が起きた。原因はフランス政府による燃料税の値上げだ。機動隊と激しくぶつかりあってる。日本みたいに草食化してない。社会的不条理には敏感に反応する。暴動は健全な免疫反応なのだ。日本でも多くのデモは行われてるが、暴動にまでなる事はない。日本の大衆、若者は行儀がいいなんて言ってる場合ではない。感性の鈍さは病的だ。ほんとうに今の日本の若者は、ひつじだ。牙、角、玉を抜かれて去勢されてる。日本でも多くの問題があるのだ。しかし、問題を解決するために真剣に戦わない。戦う気力がないのだ。若者の50%が安部支持とは、驚きだ。共産党を保守政党だなんていう若者もいる。日本の現代若者は、幼稚で脱皮せず大人になってるようだ。戦前のようなひどい貧困も知らず、戦前のように自由のない時代も経験しない若者にとっては、民主主義下でのほんわりした豊かさ、自由は初期設定なのだ。だから、戦おうとしないのだ。しかし、実態は貧困格差は広がり、自由は失われようとしている。ゆがんだナショナリズムが日本の若者にも浸透している。権力や権威に依存するような若者が多い。世界的に見れば、若者は権威や権力に反発するのだ。日本だって1970年頃の若者は良く暴動を起こした。学園闘争であり、ベトナム反戦であり、社会の不条理に敏感に反応した。今の若者には、あの頃の熱気は理解できないであろう。なぜ、そんなに熱くなるのか、なぜ、怒るのか、なぜ、機動隊と激しく殴りあうのか理解できないであろう。怒りを忘れた若者は、盛り場をうつろな目で方向性もなくクラゲのようにさまよってる。パリで、シリアで、アメリカで、韓国で多くの若者が怒りの政治的マグマを激しく吹き上げてる。世界の若者はライオンのように肉食動物なのだ。社会的不条理に敏感で怒る心を失ってない。日本が異常なのだ。国境が海で地理的にも閉鎖的、心理的にも閉鎖的なのだ。島国では独特の進化をする。日本の常識は世界では非常識なのかもしれない。なぜ、今のように栓抜きビールみたいな人間が多くなったのか。平和が長く続いてるからだ。平和はいい、今後も続いてほしい。しかし、長く続く平和は、日本人から戦う気力を奪ってしまった。頭の中は、食う事、お金、美容、芸能人ねたしかないようだ。日本には多くの不条理が存在してるのに、正そうとしない。自分が不条理の当事者になって、初めてあわてるのだ。日本を知る事になるだろう、障がい者になって、ガンになって、ブラック労働させられて、認知症になって、日本の不条理を知る事になるであろう。社会的弱者には日本は優しくない。明日はわが身なのだ。戦い続けなければ自由も、豊さも、平和も、人権も得られない。本当の意味で日本をすごい国にしなければならない。不安しかないような国がすごい国なのか。平成が終わりを迎えようとしている。しかし、日本は新しい時代の扉をを切り開けないようだ。昭和と平成をひきずって新時代の扉の前で死んでゆくようだ。若者が新しい扉を切り開かなければならないのだ。暴動からだって学ぶ事は多いのだ。