選挙の効果

総選挙の意味

腐るだけ  バリケイト伊東

2018-12-06 09:55:55 | 政治
  東京は雨だ。私の気分は少しうつだ。メディアから流れてくるニュースはいつも同じだ。食い物と芸能人ほれたはれた、力士の暴力問題、平和の国の話題はどうでもいいような事ばかりだ。日本は平和だが、問題だらけの国なのだ。閉塞と虚構のくそ溜まりで腐敗が進行してゆく。衰退現象がじわりじわりと国、民族の活力を奪ってゆく。シロアリに食われて崩壊してゆく城のようだ。今の日本を推進するエンジンのパワーが弱い。平和故にパワーが落ちてしまうのだ。戦前は、ファシズムの強力なパワーが国、民族を動かした。もちろんの事だが、ファシズムを賛美してるわけではない。戦後も高度成長期には、政治も経済も国民の意識も強いエンジンによって動かされた。平成に入って町はよりきれいになり、人々の身なりもこきれいだが、日本を動かすパワーは弱くなってる。多くの日本人は漠然とした不安を抱えて生きてる。草食化なんていう日本人の精神状態は、エンジンのパワーの弱さを象徴している。社会全体を貫く大きい力がない。背骨のない軟体生物が方向性もなくさまよってる。オリンピックや都心の再開発などのきらびやかな演出は、日本のボロを隠してる。虚構のネオンライトに多くの日本人は依存している。不安心理は、多くの悪質な依存を生み出してる。いつの時代でも悪質な依存はあったが、今の依存体質は深刻だ。見えない依存なのだ。依存は、商業的に利用されてる。幸い、日本の安部は国民が依存するには、カリスマ性がない。もし、ヒットラーみたいなカリスマ性があると、日本はかなりやばくなるだろう。天皇の退位が来年の春に予定されてる。平成が終わりになるのだが、新しい時代を切り開くにはパワーが弱い。今の腐った雰囲気を粉砕して、新しい世界を作れないようだ。腐敗に依存するような民族の未来は暗い。ほんとうに私は日本の未来が心配だ。時間は止まる事はない。今は過去からのつながりであり、今は未来につながってる。今の腐った時間を止めて、新しい新鮮な時間を設定しなければならない。今の日本には設定する知恵もパワーもなさそうだ。2050年頃には日本は、危機的状況になるのではないか。腐って幸福のかけらもない国になるのではないか。今を変えないと、未来は開けない。