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禁固5年  バリケイト伊東

2018-12-27 09:52:39 | 政治
  東京地裁は、福島原発の事故当時の強制起訴された3人の経営者に禁固5年の刑を科した。大津波は予測されたのに、なにも被害防止のために対策を講じなかったと、断罪した。事故の3年前に東電の子会社が最大15、7mの大津波を予測し、経営陣に伝えていたが、彼らはまったく無視して対策をしなかった。東電経営者達の怠慢さが事故を大きくしたのだ。この判決は妥当だ。自然災害を軽く見ている経営者は、経営に関わってはいけない。福島での事故は終わっていない。いまだ、原発敷地内は高濃度の放射能汚染だ。メルトダウンしたデブリも取り出せてない。山側からも大量の地下水は敷地内に入り込んでる。いつ、収束するのだ。子供が安全に遊べる土地になるには、1000年はかかるのではないか。プルトニウムの半減期は24、000年だ。一度、環境中に放出たれた放射能はほとんど回収できない。人間だけでなく、野生動物や植物など生態全体を長い期間傷つける。生物の健康だけでなく、原発周辺の人々の生活も破壊してしまった。いつ、元の生活に戻れるのだ。危険極まりない原子力発電は、即刻やめるべきだ。安部政権は原発を廃止する気はなさそうだ。日本の原発はすべて海沿いにある。すぐ側が海なのだ。日本は地震国だ。どこの原発でも、福島のような津波被害の可能性があるのだ。各電力会社も、福島事故以後、いろいろと津波対策をしているが、絶対的に津波被害を防げるとは言い難い。一番の安全対策は原発を廃止して、解体する事だ。福島事故時には54もの原発があったのだ。よくも狭い国土に多くの原発を作ったもんだ。事故など最初から想定していなかったのだ。原発は絶対安全ですと、専門家も政府も太鼓判を押していた。人間が作った機械、システムに絶対安全だなんていう保証はない。すべてがおごりなのだ。福島原発事故は人災の側面でもあるのだ。今まで多くの自然災害を経験してきてる割には、日本人はすぐに忘れるようだ。2011年の福島での悲惨な事故も日本人の記憶から消えようとしている。絶対に忘れてはいけない事故なのだ。過去の出来事ではなく、今の出来事なのだ。今、稼働している原発は少ないが、原発そのもは50基も存在してるのだから。なんらかの事故、自然災害で爆発事故を起こす可能性があるのだ。政府の安全ですの言葉にだまされてはいけない。2018年の年末は、多くの日本人は故郷に帰る、海外旅行するだとか、浮き上がってるが、今、この瞬間にも事故が起こるかもしれないのだ。自然の心は、人間には読めない。大地震が今、日本を襲うかもしれない。危険は現在進行中なのだ。20もの原発が爆発事故を起こしたら、日本列島には人間は住めなくなるだろう。無人の廃墟だらけの日本に吹く風は、日本人の愚かさをあざわらうようだ。無人のさびだらけのスカイツリーの周りを飛び交う白いカラスの群れは、放射能による突然変異によるのだ。巨大化したタンポポは人間の背丈ほどもある。繁栄を誇った渋谷や新宿の街をイノシシやシカが走り回る。さびだらけけのバス社内には、人間の白骨が積み重なってる。救急隊も助けられず、強い放射能で死んでいった人々の無念さが伝わってくる。私は一足先に新年の夢を見た。来年はいい年になってほしい。