沖永良部の、景勝地ウジジ浜に行こうと、黎明にホテルを出た。
ショートカットしようとしたら、、道に迷って、ジャングルみたいな蜜林の中を歩いたりした。
周りを見渡すと、たくさん咲いている。
人気のない、本当に今後10年、誰も足を踏み入れないような岩場に来て、ふと足元を見ると、花が咲いてるのに気づいた。
なんて花ですかねこれ。
周りを見渡すと、たくさん咲いている。
私が来なければ、私が道に迷わなければ、決して、人目に触れることのない、花。
誰かに見られることをつゆ思わなかった、花。
人知れず咲き、人知れず散る運命だった花。
何のために咲いているのか分かんない花。
誰の役にも立たなくても、自分の役目を果たしている花。
天に造物主がいるのであれば、何かの役割を与えられた花。
思った。
家庭連合さんじゃないか。
非難され、蔑まれ、いじめられ、差別され、人格を否定され、、、
それでも独り、誰に認められなくても、誇り高く生きている。
ルターは言った。
たとえ明日、世界が終わるとしても、私はりんごの木を植える。
大平正芳も言った。
枯れると分かっていても、毎朝、朝顔に水をやる。
意味なくても、生きる。
意味があるからやるのではない。
意味は自分が決める。世間が決めるのではない。
成敗を離れる、というのが、日本人の誇るべき精神性の高さ。
世俗的な成敗に一喜一憂しない。
法人が解散しようがしまいが、真摯に生き続ける。
もちろん、解散しないように踏ん張るんですが。
花を咲かせましょう。
皆さんの心に、気高く、美しい、花を咲かせましょう。
この沖永良部の、誰にも見つけられない、誰にも認められない、美しき花のように。