川塵録

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至誠測怛(しせいそくだつ) 

2024年07月13日 | 古典・漢籍
至誠測怛(しせいそくだつ) 

先日行った、岡山で覚えた言葉。

山田方谷が河井継之助に与えた言葉として知られる。ノーベル賞の大村智先生も座右の銘にしている。

山田方谷(1805~1877)は、幕末の儒家・陽明学者。
備中聖人といわれた。

弟子に、越後の河井継之助や會津の秋月悌次郎など。
山田方谷が、弟子の河井継之助に送った言葉「至誠測怛」。
「至誠」は「まごころ」、「測怛」は「いたみ悲しむ心」です。

下級武士出身の方谷は、多額の借金に苦しんでいた備中松山藩(現在の岡山県高梁市周辺)の政務を担当し、新産業政策、藩札刷新政策などの七大政策により財政改革を成功させた。

わずか7年で、十万両の借金を返済し、逆に十万両の蓄財を実現。
この功により、備中松山藩主・板倉勝静は、幕府の筆頭老中に昇進。
方谷も行政顧問として幕政に参与。

方谷は、教育者としても知られ、備中の閑谷(しずたに)学校(日本最初の民間学校)を再興。

この学校は、現存する学校としては世界最古だって。ほんとうかしら。

方谷の弟子には、北越戦争を主導した長岡藩家老の河井継之助や、三島中洲(大正天皇の侍講、二松學舎大学の創立者)など。

____________

河井や方谷の本はすべて読んでいたはずですが、この言葉は知らなかった、、、

沖永良部島でも、現地でないと得られない情報を得てきましたが、やっぱり、足を運ぶと、いい情報が入ってくるもんですね、、、

東京でカタカタパソコンを叩いているだけで、勉強した気になってはいけませんね。勉強になりました!
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