みなさんは社内で(特にコンプライアンス/インテグリティの文脈で)「プリンシプルベース」って言葉を使いますか。使うとして、どれくらい使いますか。
「コンプライアンスがハードローでインテグリティがソフトロー」ってフレーズを私は使ってきましたが、某クライアントさんから「ルールベースではなくプリンシプルベース」でやりたいという流れでインテグリティのお仕事をいただきました。
2015年の旧CGコード制定からプリンシプルベースという言葉はありましたが、インテグリティの文脈であまり私はプリンシプルベースという言葉を使っていなかったので、もっと使えばよかったかなと不明を恥じています。
なんで私にプリンシプルベースという言葉がヒットしなかったのかを掘り下げたいです…
と「プリンシプルベース」という用語についてインテグリティ研究会の方々に訊いたりして、「プリンシプルベース」とインテグリティの関係について考えている。
先日得た情報は、プリンシプルベースやインテグリティという用語は
UK→日本の金融庁→MUFG
というメインストリームがあることを知った。UK/USではインテグリティって言葉を、日本人が想像するより、遥かに頻繁に使う。
MUFGみたいなメガバンクだと、日本のみならず、EU/UK/USの監督官庁の規制にも従うケースがある。だからMUFGには、UKとかの最先進国の情報が入ってくる。また、MUFGのみならず、日本の金融庁も、US/USの当局の意向に従う。
つまり
<MUFG系の金融業界では、金融庁がUK/USを見ている(欧米の考えを踏襲している)から、よく「インテグリティ」という言葉を使う>
ということのようです。たしかに、私のところにインテグリティの依頼が来るうちで、三菱系の企業さんは圧倒的に多いですね。。
UKやUSにケアしているのは、特にMUFGだけということではないようですが、三井物産以外(全国でも上位)は、三井・住友系よりもはるかに、三菱の方は、多くインテグリティを語ってきたようです。