古稀を過ぎた主夫の独り言日記

主夫の独り言
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アフリカの想い出

ざんねん(さっかーこう)

2023-03-11 15:04:30 | 主夫のつぶやき
サッカーの事で少し落込んでいます。
『何年か前にお世話になっていました。』とある意見が来ました。
私のブログを見ての事です。
少年団に所属していた子供の親御さんでしょう。
私にとってはかなり衝撃的なご意見をお寄せ頂きました。
・・・
昔、団の一部のコーチは子供に暴言を吐いたりしていました。
子供達を公平に扱えないコーチもいました。
1997年頃に団の代表になり、指導方針を改めました。
一番酷いコーチに対しては辞めて貰う事にしました。
人生の先輩でもあり、社会的地位もある人でした。
大変な作業で、団の存続にも関係します。
とても幸運だったことは、別の理由で辞める意思があったことです。
・・・
「こどもが主人公」を前面に出した方針に対して、かなり話し込みました。
それでも、子供の心を傷つける言葉を発するコーチはいました。
悪意が無いのは解るのですが、子供の心理を無視しているのです。
そうしたコーチには試合や練習の後、直接話をしました。
多くのコーチは理解しましたし、より高い指導者講習も受けてくれました。
勝利至上主義のチームがまだまだ幅を効かせている時代でした。
その頃の我が団はまだまだ弱いチームでしたが、徐々に変化しました。
当時議論を交わしたコーチは私を含めまだ4名居ます。
だから、その方針は20数年たった今でも根付いている。
私はそうも思っていました。
ところが、私は意見を読んで驚き、虚しくなったのです。
以前が何時のことかは解りません。
けれどもこれが事実だったら、とても悲しいことです。
・・・
先日3年ぶりくらいで多くのコーチと意見を交わす場がありました。
ほとんどのコーチは方針に賛同してくれていて、問題無いと思えました。
今でも練習の時のコーチの声掛けや態度は気に掛けています。
自分自身もそうですが、他のコーチにもアドバイスします。
方針さえ共有していれば、声かけに対して理解が得られるのです。
あくまでも方針に沿ったアドバイスである必要がありますが。
・・・
ーーーー意見の一部を公表させて頂きますーーーーー
ーーー以下、ご意見ーーー
息子の時は勝利至上主義サッカーでした。
・・・
パパさん達はみんなコーチのように口を出し
試合前に「勝ちたいからうまい子でまとめさせていただきます」と
コーチじゃないパパに言われ
・・・
試合は全く出させてもらえず、子供同士親同士にも確執ができ
・・・
ーーー以上ご意見ーーー
・・・
昨日、現在の代表とこの過去についてそんな時期があったか検証しました。
途中で辞めた子が居たことや、保護者の様子を鑑みて。
そうして、どの年代かをほぼ特定できました。
これは団として反省をするための調査です。
犯人捜しをする目的ではありません。
反省し、繰り返さないための行動です。
コーチが保護者をコントロール出来なかった理由は何か。
これは少し解ったように思います。
一言で言えば、コーチ経験の少なさが原因と思われます。
コーチの数が少ない時期でもありました。
サッカー経験のある保護者にコーチ資格の取得をお願いしました。
その年代、何人かはコーチをしたい雰囲気を醸し出していましたから。
しかし、結果的には一人だけが資格取得をしました。
私が強く勧めていた保護者は、今思えばモンスターペアレントでした。
息子の為に私たちに近づいていただけの。
卒団と一緒に去って行きました。
・・・
コーチの教育は技術だけで無く、心理学や栄養学・病理学なども含まれます。
心理学とは呼んでいませんが、成長心理学や教育心理学そのものです。
指導者としてのあるべき姿を学ぶためです。
新コーチは経験豊かなコーチとペアを組み活動するのが相応しい。
けれども人数不足の団はそうはいきませんでした。
これは反省すべき点です。
あくまでもボランティアのコーチです。
いつでもペアを組めるわけでもありません。
言い訳じみて、反省になっていないかも知れません。
事実、そうした状況で辞めてしまった子供が居たのですから。
ボランティアであっても責任はあります。
こうした事実を全てのコーチと共有する必要があります。
今は代表では無い自分ですが、責任は感じます。
・・・
先ほども申しましたが、私を含め30年近く続けているコーチは4人居ます。
5年、10年以上続けているベテランコーチも7人います。
まだコーチになってから日は浅いが、真剣に取り組むコーチも5人居ます。
指導はしないが審判だけを請け負ってくれるコーチも数名居ます。
そうした意味ではコーチ陣は層が厚くなりました。
勿論、この10年で辞めてしまったコーチも数名居ます。
父親コーチで卒団と伴に辞めてしまう方もいますが、少ないです。
仕事を持つコーチがほとんどですので毎回は参加出来ません。
それでもそれぞれが役割を持ち真剣に取り組んでいます。
・・・
そんな中、残念なこともあります。
三市二町からなるサッカー支部の4級クラスの事です。
4級とは小学生以下のグループです。
来年度からは試みとして、支部全体でリーグ戦をするというのです。
私はこの取組みには反対です。
多分、支部の中で強いチームを作ることが目的だと思えます。
それ自体は否定する物ではありません。
しかし、団により目指す方向は異なります。
最近はクラブチームが増えてきました。
クラブチームは地域を越えて、強いチーム作りをしています。
しかし、多くは地域に根ざした団で楽しくサッカーをするのが目的です。
サッカーの底辺を拡げる活動です。 
もし広域で試合をするためには無駄な移動時間が生じます。
年に数回、何時間も掛けて遠征するのは良いでしょう。
しかし、月に何度かある試合に1時間、2時間掛けて行くのは無駄です。
しかも最近は試合数が多すぎるとも感じています。
対外試合は最大月に3日くらいが適当だと思います。
練習もしないで試合、試合では成長が望めません。
練習の成果を試合で発揮し、試合での反省点を練習で補う。
この繰り返しがあってこその成長です。
子供達全員がプロのサッカー選手を目指しては居ないのです。
小学生の時期は大きな成長が望めます。
サッカーで言えば技術的な向上です。
それ以外の成長の方がこの時期はもっと大切です。
学校での学び、地域での学び、家庭での学び、専門的な学び。
人として成長する為の学びが必要なのです。
・・・
今回、ご意見を頂いて団のあり方について色々考え直しました。
その意味では大変貴重な意見を頂けたと思っています。

コメント
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