保険の世界は年々進歩していると感じる。
60年ほど前だと思うが、親が保険を掛けた。
今で言う生命保険で、死んだときに受けられる保険だ。
昔は、保険と言えば生命保険だった。
その後医療保険も入ったかも知れないが時期は解らない。
孫のために教育保険なるものも掛けてくれた。
これらの保険を掛けたのは友人が保険外交員をしていたからと思う。
保険に対する考え方は今に比べれば懐疑的であった。
そうした中では先進的であったかも知れない。
そうした親を見てきたからか、私は保険好きである。
会社で勧める保険のほとんどに加入した。
医療保険だけでは心配だと言われ、がん保険にも加入した。
レジャー保険、スポーツ保険、ボランティア保険。
勿論自動車保険や自転車保険も。
この中で本当に助かったのはがん保険である。
妻の罹患後、入院費や治療費に困ることはなかった。
掛け金に対する保証金額を比べると掛け金の方が遙かに多い。
それはそれで嬉しいことだと感じても居る。
保険はいざと言うときのためで、蓄財とは違う。
いざとならなければ、平和が維持されているということだ。
ところが、これらの保険の内、生命保険が切れてしまった。
団体保険に加入していたが、私が70歳までの商品だった。
迂闊にも知らないで居た。
問題となったのは妻の生命保険。
持病があるので入れる保険が見つからなかった。
幾つか試したが最後には断られるのだ。
ある意味もう諦めていた。
そんなとき、大手の保険代理店が現れた。
ダメ元でと説明をして頂いた。
すると、掛け金は高いが入れる保険を紹介された。
一週間前の事だ。
その保険に今日正式に加入申請した。
さて、どうなるか。
断られることは無いと思うが。