ものたりぬ

私の血液検査の結果、コレステロール値が高い。

血管系の病気になりやすいので下げろと言われている。

一番良いのはコレステロールの高い食品を摂取しないこと。

そう指導された。

そのやり玉に挙がった一番手が生卵。

ということで、鶏卵をやめてウズラの卵に変更してみた。

朝の納豆とウズラ生卵ごはんだ。

ウズラの卵二つで食べてみた。

美味しくない。

卵の量が足りないのだ。

なるほど、ウズラの卵はコレステロールが低いわけでは無い。

小さいから絶対値が低いだけのことに気付かなかった。

ウズラの卵は１０個で１００円未満。

二つでは足りないので三つ使えば鶏卵よりコストは高くなる。

『嗚呼、卵は諦めるしか無いのか。』

卵黄が悪いのだから、白身だけにすれば良いのだが。

さあ、どうする。

うれしいね

今日も暖かい春の陽気。

春霞で富士山はぼやけているが、頭もぼやけているから丁度良い。

こんな天気に誘われたか、ウグイスが庭で鳴いている。

まだ鳴き方は下手くそだ。

それでも色々な鳴き方を練習している。

谷も無いのに谷渡りも練習している。

まだ幼い鳴き方だ。

久し振りにウグイスが帰って来てくれた。

静かに見守らなければ。

そしてとうざかる

日記としてブログを書いている身として思うことがある。

日記とは言ってもブログに書くことの多くは心の動き。

怒りや喜び、嫉妬や感動、嘆きや希望そうしたことを書き連ねたい。

ところが、私の脳裏に思い浮かんだ感情は深く刻まれないまま消えていく。

『あっ』と思ったことが数分後には跡形も無く消え去る。

だから、普段持ち歩いているスマホにメモしようといつも思っている。

しかし、それが出来たことは無い。

感情が揺すぶられるのは作業中が多い。

特に主夫としての私は単純な家事労働が続く。

洗濯物を干しているときに思いつく。

食器を洗っているとき、風呂の掃除のとき。

不合理や不都合や不条理やそんな世の中の鬱憤がふつふつと湧き出すのだ。

年寄りが今更何をと思いつつ、犬の遠吠えの如く一人心で叫ぶのだ。

ところがだ、その思いが言葉に変換する前に見事に昇華してしまう。

『おい、お前。テーマを決めてそれだけを書いたらどうだ。』

そう呟く悪魔が居る。

この悪魔は私の中に５０年以上住み続け、私の心を突き刺す。

『一体お前は何をしたいんだ。』

『２年前に決めたこと、一つもしていないじゃないか。』

『人はそうして、何も成し遂げないで死んでいくんだよ。』

『所詮、人間なんてそんなものさ。それが普通なんだよ。』

『世の中に流され流され、流され続ければよいのさ。』

『心のまま、楽な道を歩き続ける、それが、、人間さ。』

逆らおうとして、何も出来ない自分がいる。