都合が悪いやつは、消せ。
裏切りは、許さない。
俺の愛を受容れないやつは、殺す。
プーチンの意識はこんなんかな~、と思う。
昨年7月に書き下ろしたプーチンの論文を読めば読むほど思う。
自分の描いた世界が正しく、私こそがそのロシア(世界)の救世主である。
その空想がウクライナに侵攻し、正義の戦いだと言い切る。
尋常な思考能力では、とても追いつけない。
そして、あれほど仲の良かった友も次々と消し去っているようだ。
トップに立つ人間はそのカリスマ性と弁舌が必要だ。
しかし、戦略を立てるのは側近で有り参謀本部である。
トップの人間は本部から出される戦略を実施するかどうか判断すれば良い。
ところがだ、プーチンは参謀をも消し始めている。
気の良いショイグは、二度と現れないだろう。
ナルイシキンは辱めを受けて、もう何も言えない。
元上司でもあったパトルシェフはどうしている。
今日はついに、オルガルヒにも鉄槌を喰らわした。
この暴走を止めることが出来る人が居るとしたら、それは母親連合。
ウクライナ侵攻で死んだとされる1万人を超す戦士の母親達。
なぜならば、失うものを全て失った怖いものなしが母親だから。
1万人を超える母親達とそれに賛同する国民が、プーチンに立ち向かう。
強権プーチンはその母親達を次々と殺戮するだろう。
しかし、母親達の行進はプーチンを目指して留まることを知らない。
そして、母親達を囲むのはそれに賛同する国民。
それも最下層の国民達は、失うものが無いから怖いものが無い。
このうねりが、ついにプーチンを追い詰めるはずだ。
問題は、それが何時か?、だ。
わたしには、その画が見える。
しかし、この大衆は政治が出来るわけでは無い。
プーチンの次がどのように現れるのか。
これがロシア再生の鍵。
超大国ロシアを一つに纏められる人間は現れないかも知れない。
ロシア分割。
これこそが次の世界かも知れない。
世界の秩序から超大国ロシアは消え去るのだろうか。
兎に角、ロシアが今回の責任を取るためにも分割するのが一番の解決法。
ここに至るまでには、まだ数年が必要かも知れない。
戦争が拡大しないことを祈るばかりだ。