国連事務総長のグテーレス。
ロシアのウクライナ侵攻を停戦に持ち込もうとプーチンと面会した。
ロシア側のニュースしか無いので何が話されたのか判らない。
判ることは、なんの進展も無かったこと。
プーチンの言い分は全てウクライナの問題だとしている。
グテーレスはプーチンと面会すべきだったのか。
この後ウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領に会う。
ゼレンスキーは怒っている。
犠牲者が出ているウクライナに最初訪問すべきだと。
ウクライナは国連に厳しい見方を続けている。
ロシアの侵攻を許したのは国連だと。
私も大分前に指摘したとおり、国連の安全保障理事会は機能しなくなった。
ロシアが常任理事国で有る限り、ロシアに不利な議決は成立しない。
国連のシステムその物が崩壊状態にある。
ウクライナが指摘するように、大国任せの安全保障理事会は駄目だ。
ましてや、今回のように常任理事国が非道の限りを尽くすのでは。
せめて、民間人の適切な避難だけでも成果として欲しい。
マリウポリにはまだ10万人の民間人が残るという。
プーチンは国内向けには攻撃を止めたと広報した。
しかし、実際は攻撃し続けているようだ。
国連がここに住む民間人を救出してこそ意義がある。
マリウポリはプーチンの言によれば平静が保たれているはず。
グテーレスは我が身を賭して救出に向かうべきだ。
そうすれば、全世界から批判を受けている国連も面目躍如。
ゼレンスキーの怒りも、多少は和らぐだろう。