吾輩に立ちはだかる障碍
吾輩は出生時不明である。であるが、概ね6歳になろうとしている。人間の年齢に置き換えれば30代半ばといったところだろう。20代半ばから30歳あたりが適齢期にあたるが、これはもう旧い規準である。広く30~40代が現在の適齢期であり、吾輩もまだ適齢「前期」にある。
ただ、婚姻については乗り越えねばならん障碍が多い。一つは「去勢」されていることだ。子孫を残す道が絶たれていること . . . 本文を読む
父の認知症が進むにつれ、母は父との暮らしに疲労困憊していた。母以上に食事をはじめ生活のすべてが父にこそ過酷な日々であった。一昨年から様々な手を尽くし、昨夏、父は評判の良いグループホームに入ることができた。私も姉も安堵し、母も納得しての入所だった。
(十数年前に亡くなった叔父が描いた郷里境港)
しかし父のいない日々が母には耐えがたく、父を「退所させよ」としきりに迫る。親類にもちかけても . . . 本文を読む
主人が変身したのは…
主人は毎日よく運動する。「見上げたもんだ風呂屋の煙突」ではないが、なかなか大したものだ。敬意を表する。そんな主人だから吾輩に「おまえはよく寝るなぁ。いつ見ても寝てるやないか。寝てるか食べるか、はたまたオシッコかウンチか…おまえってトク!なヤツやなぁ」と。
居眠り、陽なたぼっこは吾輩ら猫族の仕事のようなもの。毎日が日曜日の主人からとやかく言われる覚えはない。ネズミも最 . . . 本文を読む
吾輩はいわゆる家猫で、原則として外には出歩かない。主人と細君との人猫関係に限られ世間知らずになること夥しい。それを補うのが主人や細君といっしょにみるTVであり、新聞であり、書斎の本や雑誌、そして主人に内緒でこっそり使うPCによるインターネット情報である。
主人は、腎臓がんで入院・手術して以来、しばしば「がん」とりわけ「腎臓がん」に関わるブログなどを見ている。新聞の切り抜きもTVの録画もそうした . . . 本文を読む
連日の雨 悪い予感が…
出雲の神さんとの関わりはあるまいが、神無月を迎えてからなぜかつぎつぎ颱風が襲ってくる。幸い吾輩の住む街に被害はない。それでも連日の雨、陽なたぼっこの愉しみが奪われ息が詰まる。息が詰まるのは吾輩ばかりではない。スロージョギングが日課の主人もご機嫌斜めだ。
主人の細君はいま函館にいる。細君の母親がこの夏から少し体調を崩し、札幌の妹と東京の弟のつれあいと三人で交代しながら帰函 . . . 本文を読む
「吾輩も猫である」もいつの間にか今回で12回目、コメントを23件も頂戴した。その都度レスポンスさせていただいたところだが、改めてここにご紹介し感謝の意を表したい(寝たままで失礼いたす)。
【讃岐…さん】ご本人は「讃岐おばさん」と仰っている。無花果のジャムをよく作られるので主人は「讃岐ジャムさん」と…。「フォートラベル」という旅行記のサイトで主人が知り合い、カッパドキア(トルコ)では同じ洞窟 . . . 本文を読む
主人は毎月数日~一週間、境港(鳥取県)に帰省する。その訳は以下を読まれればおわかりいただけるが、写真は、昨19日、郷里から帰る途中で撮った「大山」の雄姿である。
大学~軍人へ
主人の父親は海外の大学卒。ハーバードでもケンブリッジでもない。でもないどころかトンデモナイ。中国・瀋陽にあった満州国立奉天工業大学が主人の父親の母校である。
貧しい大工の家に生まれた主人の父親は、大学進学 . . . 本文を読む
秋の味覚「サンマ」を漢字で書くと?
吾輩、ときどき主人の書斎に入り書を読む。夏目某の「吾輩は猫である」も走り読んだ。吾輩がもしサンマを「三馬」と書いたら、諸君は「秋刀魚と書けんのか。学のない猫や」と嗤うだろう。が、夏目某の書に「三馬」と記されている。文豪も筆を誤る?
「秋刀魚」は言わば当て字、「三馬」でも構わぬ、と文豪は考えたかも。秋桜(コスモス)、百日紅(サルスベリ)然り、漢字をもて遊 . . . 本文を読む
前回はつい!つまらん分析をした。反省!猛省! まあヒトはヒト、猫は猫である。とは言うものの、今日は主人たちの世代についてやや高見から若干の分析を試る。
秋の三連休考
秋の三連休、人間達は様々な行事を考える。たまの貴重な休み、キリストさんの教えにしたがいみんな安息日とすればいいのに体育祭だ文化祭だと。主人もリタイアしてせからしい日常から離れホッとしてると思いきや、孫娘の運動会に早朝から . . . 本文を読む
主人、朝からPCの前で何やら溜息まじりに呟いている。「ほお~っ」「へぇ~!」。何を見てるのか? 覗くと、ブログランキングなるもの。そのランキングサイトの総ブログ数190万のうち、主人のブログはどのあたりか...最近ブログを始めた主人、団塊の世代特有の競争心が刺戟されている模様だ。
カテゴリー「海外旅行」の場合
主人のブログは、「腎がんのメモリー」「旅行記」「閑話休題(日常雑感)」。 . . . 本文を読む
ちぃたんの出自?
「吾輩も...6(玉三郎)」の「ちぃたん」。彼がmaryppmさん邸に迷い込んだのは2011年11月。その時の様子をmaryppmさんは次のように語る。
『昨夜、玄関に近寄ってきた子猫がいます。とっても人懐っこくて、どこかの飼猫だろう思ってなでなでして別れました。 ところが今朝もまだ庭にいました。うちの子になりたがっているようです』
『出ると近寄ってすりすりして甘え . . . 本文を読む
今年の夏は実に暑かった。全国的に猛暑であったらしいが、とりわけ「人権侵害の猛暑」と定評のある関西の夏、吾輩のデリケートな身体は猛暑にすっかり蝕ばまれた。でもまぁ漸く秋の空になった。
(Fhoto. by Mrs.M.A)
猫がハゲる...猛暑
家猫ゆえ外気には晒されない。しかし冷え性の細君はエアコン嫌いし、主人も腎がん . . . 本文を読む
自分のブログというものをもって、それまでとやや異なるアングルから様々なブログを見るようになりました。ブログ開始2週間の総括?としての閑話休題を…(↓わが街)。
目立ちたがり?
まず第1に「カテゴリー」を意識します。腎がん、旅行記、吾輩も猫である...そんな欲張りなブログは少なく、そういう方テーマ毎に複数のブログをもっておられます。それにしても数百万ものブロガー...の存在! ブログの . . . 本文を読む
まずは写真を!
コロ先輩について記したついで?と言ってはなんだが、吾輩にまつわる人々(猫々、犬々)はひと通りご紹介しておきたい。そこで今回は主人の友人とその朋輩について若干ご紹介させていただくが、読まれるにあたりまずは次の写真をインプットされたい。
mixiつながり...
主人は数年前から「mixi」なるSNSにはまっている。「はまっている」と言うと主人、気色ばむ。が、細君もあま . . . 本文を読む
名犬コロに訪れた幸せな日々
主人の息子が小学校4年生になる時、細君は勤めを辞めた。学童保育がなくなり鍵っ子の時間が長くなること、思春期を前に難しい時期に入ることが理由だった。が、年々主人の帰りが遅くなり細君とて中学教員、早く帰れる保証がないことも大きな理由だった。
教職を天職に思っていた細君には無念の決断も、コロには幸いな決断だった。毎朝コロは細君に連れられ主人の出勤をバス停まで見送 . . . 本文を読む