前回はつい!つまらん分析をした。反省!猛省! まあヒトはヒト、猫は猫である。とは言うものの、今日は主人たちの世代についてやや高見から若干の分析を試る。

秋の三連休考
秋の三連休、人間達は様々な行事を考える。たまの貴重な休み、キリストさんの教えにしたがいみんな安息日とすればいいのに体育祭だ文化祭だと。主人もリタイアしてせからしい日常から離れホッとしてると思いきや、孫娘の運動会に早朝から細君と出かけた。
夜、主人と細君の会話には思わず失笑。主人「疲れたぁ。息子や孫への孝行や思ても、やっぱりシンドイ」。細君「ホント!くたくた。親子で!言う競技、<おばあちゃんと一緒>なんて、私、よう出ません」。主人、ボソっと「あったら出たがるくせに」。
青年は荒野をめざす、老年は・・・
五木寛之「青年は荒野をめざす」。60年代の青春の典型の小説。「荒野をめざす」という言葉とは裏腹に、今風には「自分さがし」に燃える青年の旅である。ピュアーと言えばピュアーであり、オポチュニストと言えばとことんオポチュニストである。
五木作品よりもっと有名なフォーク・クルセダース「青年は荒野をめざす」。五木寛之自ら書いた詞に先年自死した加藤和彦が作曲した。『ひとりで行くんだ/幸せに背を向けて/さらば恋人よ・・・いま青春の河を越え/青年は/青年は/荒野をめざす』
なんとまぁかっこいいこと(いや、ちょっとキザ)。そしてラスト『みんなで行くんだ/苦しみを分けあって/さらば青春の日よ・・・青年は/青年は/荒野をめざす』。若かりし頃、青雲の志をいだいたであろう主人、胸がきゅん!きゅん!したんだろうな。
「青年は荒野をめざすもんなんや。この頃の若いやつらときたら、ちっとも荒野をめざさん、避けて通る、楽な道を探しよる」と嘆ことしきりの主人。が、孫娘の運動会の光景からは「おじいちゃんは好爺をめざす」らしい。ま、せいぜいめざしなはれ。
誰のようにも生きられぬ…団塊の世代
主人ら団塊世代は、かつて「自由の意味をはきちがえた自分勝手な若者」と呼ばれた。やがて社会や組織の中核を担いだしても、上の世代からは「いつになっても上に逆らう自分中心の連中」、下の世代からは「ひとに任せられないオレがオレが世代」と。
団塊世代は、その名が示すとおり戦後の超!ベビーブーム世代。常に競争を強いられ善くも悪くも鍛えられギラギラした世代であり、少子化時代を迎え長生きして厭われる世代である。現在の繁栄と安定を築いたのは俺達だ、との強烈なプライドも?
そんな主人らを見ていると、可哀そうに思う。吾輩ら猫族はその習性に従い孤高の人生、否、猫生観を有する。主人らは、いつも大きな流れに呑まれ理不尽なうねりに翻弄されつつ「戦争を知らない子どもたち」「青年は荒野をめざす」を歌ってきた。
そして猫族の孤高を描いた観のある小椋佳「孤高の鷹」の一節 … 誰のようにも生きられず 誰のようにと生きもせず。その言葉が今しきりに団塊世代の胸を衝つ。あなた方はそのように生きなはれ。そのように死になはれ。そのようにそんな風に!と。
このたびの宿り かりそめの和み 優しさに別れ ぬくもりにさらば 夢覚めず空しき心 まだ埋めきれず
誰のようにも生きられず 誰のようにと生きもせず 荒野の深み 孤独の鷹は 終わり知らずの狩りに飛ぶ
このたびの命 思い為す宿命 好まずと言えど 戦いの嵐 荒れ止まず 挑みの心また湧き止まず
誰のようにも生きられず 誰のようにと生きもせず 梢の高み 孤高の鷹が 心ならずの爪を磨く
小椋佳 孤高の鷹 (1995)
【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

秋の三連休考
秋の三連休、人間達は様々な行事を考える。たまの貴重な休み、キリストさんの教えにしたがいみんな安息日とすればいいのに体育祭だ文化祭だと。主人もリタイアしてせからしい日常から離れホッとしてると思いきや、孫娘の運動会に早朝から細君と出かけた。
夜、主人と細君の会話には思わず失笑。主人「疲れたぁ。息子や孫への孝行や思ても、やっぱりシンドイ」。細君「ホント!くたくた。親子で!言う競技、<おばあちゃんと一緒>なんて、私、よう出ません」。主人、ボソっと「あったら出たがるくせに」。
青年は荒野をめざす、老年は・・・
五木寛之「青年は荒野をめざす」。60年代の青春の典型の小説。「荒野をめざす」という言葉とは裏腹に、今風には「自分さがし」に燃える青年の旅である。ピュアーと言えばピュアーであり、オポチュニストと言えばとことんオポチュニストである。
五木作品よりもっと有名なフォーク・クルセダース「青年は荒野をめざす」。五木寛之自ら書いた詞に先年自死した加藤和彦が作曲した。『ひとりで行くんだ/幸せに背を向けて/さらば恋人よ・・・いま青春の河を越え/青年は/青年は/荒野をめざす』
なんとまぁかっこいいこと(いや、ちょっとキザ)。そしてラスト『みんなで行くんだ/苦しみを分けあって/さらば青春の日よ・・・青年は/青年は/荒野をめざす』。若かりし頃、青雲の志をいだいたであろう主人、胸がきゅん!きゅん!したんだろうな。
「青年は荒野をめざすもんなんや。この頃の若いやつらときたら、ちっとも荒野をめざさん、避けて通る、楽な道を探しよる」と嘆ことしきりの主人。が、孫娘の運動会の光景からは「おじいちゃんは好爺をめざす」らしい。ま、せいぜいめざしなはれ。
誰のようにも生きられぬ…団塊の世代
主人ら団塊世代は、かつて「自由の意味をはきちがえた自分勝手な若者」と呼ばれた。やがて社会や組織の中核を担いだしても、上の世代からは「いつになっても上に逆らう自分中心の連中」、下の世代からは「ひとに任せられないオレがオレが世代」と。
団塊世代は、その名が示すとおり戦後の超!ベビーブーム世代。常に競争を強いられ善くも悪くも鍛えられギラギラした世代であり、少子化時代を迎え長生きして厭われる世代である。現在の繁栄と安定を築いたのは俺達だ、との強烈なプライドも?
そんな主人らを見ていると、可哀そうに思う。吾輩ら猫族はその習性に従い孤高の人生、否、猫生観を有する。主人らは、いつも大きな流れに呑まれ理不尽なうねりに翻弄されつつ「戦争を知らない子どもたち」「青年は荒野をめざす」を歌ってきた。
そして猫族の孤高を描いた観のある小椋佳「孤高の鷹」の一節 … 誰のようにも生きられず 誰のようにと生きもせず。その言葉が今しきりに団塊世代の胸を衝つ。あなた方はそのように生きなはれ。そのように死になはれ。そのようにそんな風に!と。
このたびの宿り かりそめの和み 優しさに別れ ぬくもりにさらば 夢覚めず空しき心 まだ埋めきれず
誰のようにも生きられず 誰のようにと生きもせず 荒野の深み 孤独の鷹は 終わり知らずの狩りに飛ぶ
このたびの命 思い為す宿命 好まずと言えど 戦いの嵐 荒れ止まず 挑みの心また湧き止まず
誰のようにも生きられず 誰のようにと生きもせず 梢の高み 孤高の鷹が 心ならずの爪を磨く
小椋佳 孤高の鷹 (1995)
【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
この連休は市民運動会や幼稚園の運動会など、こちらも絶好のお天気で皆さん楽しまれた方が多かったように思います。
私の未来の夢のひとつに孫とお出かけ~!孫の運動会観戦~!孫の写真を撮りまくる~!などがあります。
これ、かなり大きな楽しみです。
その為には、早くお嫁さんもらってもらわないと・・・です。それが難題なんですが(笑)いつになるやら~
お孫さんにとって、デ某さんはカッコイイ素敵な自慢のおじいちゃんなんでしょうね。(とても、おじいちゃんには見えませので、おじいちゃんと書くのは失礼ですねぇ~)
> 孫の運動会に応援に行きたいなぁ。
> 私の未来の夢のひとつに孫とお出かけ~!孫の運動会観戦~!
> 孫の写真を撮りまくる~! などがあります。
夢ではなく現実そのものかと…現在は未来の過去形ですから。
SORAさん、きっと良いおばあちゃんになられるでしょうねぇ。
写真撮りまくってブログにUPしまくりでしょうか…(笑)
題して「SORAのお孫ちゃん写真館」
> その為には、早くお嫁さんもらってもらわないと・・・
いま総晩婚化時代ですからねぇ。
孫娘は3歳ですが、私が今の息子の歳には息子は小6でした。
中学受験をするということで何かと気を揉んでいた時期です。
幼稚園の3歳児クラスの方がまわりに大勢いらっしゃいましたけど、
皆さん、息子と年格好が違わないように見えました(30代後半)。
息子さん、いい人を見つけるまで焦らずじっくりねばってくださ~い
> お孫さんにとって、デ某さんはカッコイイ素敵な自慢のおじいちゃんなんでしょうね。
> とても、おじいちゃんには見えませので、おじいちゃんと書くのは失礼ですねぇ~
とんでもありません…と言いつつ「もっと書いて~」と
甘いだけのおじいちゃんで、妻から「甘すぎる」といつも叱られています。
まぁ十分!おじいちゃんですし、おじいちゃんを愉しんでいます。
おじいちゃんは荒野、否、好爺をめざす!ですから…
団塊の世代!我が夫もです。
私はその一つ下ですかね~。今となってはどっちでも良いことですが!(笑)
メル友さんのバンド素敵ですね。曲は多分知らない?
いいえ、私が音楽に疎いだけですから。
お気持ちがとっても嬉しかったです。
自分の事を ちゃん付けお許しを。
私の息子もお嫁さん募集中です(笑)
こんばんは! ようこそいらしてくださいました。
> コメント残していただきありがとうございます。
gooスタッフって(ちょっとお節介もありますけど/笑)面倒見がいぃですねぇ。
紹介していただかなかったらご縁は生まれませんでした。
> 団塊の世代!我が夫もです。
と言うのがgooスタッフが「あなたと関連するかも」と紹介した理由でしょうね
> 私はその一つ下ですかね~。今となってはどっちでも良いことですが!(笑)
一歳下? or 一世代下? まぁどっちでも良いことですが!(笑)
> メル友さんのバンド素敵ですね。曲は多分知らない?
彼女には最近までラブラドールのジャズちゃんがいましたけど先日、虹を渡りました。
いま猫のちぃたんのひとり天下だそうです。
高校時代から半世紀近くにわたるビック&ロングバンド、
羨ましくなるほど素敵!です。
> 私の息子もお嫁さん募集中です(笑)
残りものに福!って本当だと思いますよ
いいひとがきっと見つかりますから!
またいらしてください。こちらからもお訪ねさせていただきます。
ますますのご活躍をお祈りします