LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

へうげもの

2006-09-16 | 美の壺的解釈
織部焼かぁ。斬新的なスタイルと独特の緑。
実にインパクトがある器だ。

NHK「美の壷」では、ナレーターの安らぐような語りと共に織部焼を紹介していった。

緑に”けしき”を見る。
桃山時代、釉薬の生み出す色の変化を”けしき”といって陶芸の美を味わったそうだ。
織部焼は、釉薬に様々な木の灰を使い分け、変化に富んだ緑を生み出している。
うーん。確かに青磁などと違って、自然の変化が感じられ、なんとも味わい深いものがある。

織部焼の斬新なスタイル。そう、歪んだ器だ。
千利休の弟子、古田織部は、従来の茶器のもつイメージから新たな美意識を創造していった。
シンメトリーでないアンバランスの美をギリギリの線で品格を保ち表現していったのだ。
そういった意味で、”へうげもの”(ひょうげもの)なのだそうだ。

そう言えば、事務所の近くの陶器店にも織部焼が置いてあったなぁ。
展示テーブルには、確か魯山人織部複写と記載していたが、贋作でもそれなりに値が張っていたのを鮮明に覚えている。
その時も、こんなのが欲しいなぁ。と感じていたが、
ここに来て織部焼を紹介するなんて。
ちょっと危険だなぁ...。




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