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LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

再び「栗の家」へ:ところてんと栗蒸し羊羹

2012-10-08 | lohas的情景
先日、笠間の新栗まつりが開催されると言うニュースをTVで知った。
取引先の知人の実家が笠間で栗栽培をしているという事をふと思い出した。
もしかしたらその知人宅も出店しているのかと思い、早速足を伸ばしてみた。

開催二日目の最終日、現地に3時頃着いた時には既に片づけを行っており人影は疎らだった。
ちなみに生産者は直接出店はしないそうだ。後から取引先の知人から聞いてわかった。
当日そこで栗菓子でも買おうかと思っていたが、この状態では到底無理と判断し、
以前訪れた「栗の家」に向かう事にした。


未舗装の駐車場には車数台が止まっていた。
「栗の家」の表札がある門を通り抜ける。
玄関前の白い暖簾は、民芸風の古民家とのコントラストがとても印象的だ。
以前訪れた感を思い出させると同時に栗菓子モンブランへの期待感が高まる。



室内に入ると、土間の先に置かれた笠間焼きと思われる壷が目に入る。




案内された所は、広縁に置かれたテーブル席だった。
天井を見上げるとアンティークなペンダント照明が古民家の雰囲気を一層醸し出していた。


モンブランを頼もうと思っていたが、「ところてんと栗蒸し羊羹」となるものに興味を注がれそのまま注文した。


うーん、なかなかの美味だ。
ところてんの食感も良いし、程よい酸味、中央に置かれた栗。
最後に栗蒸し羊羹とお茶をいただく。


外では秋訪れを告げるように萩の花が咲いていた...。

花火の饗宴と「IQ84」

2012-10-08 | lohas的情景
「IQ84」も残り70~80ページの所で外出することになった。
昼の気象情報を伝えるTVでは、石岡で大雨洪水注意報が出ている事を伝えていた。
水戸ではそのような気配はないのだが、これから向かおうとしている茨城県南部は集中豪雨の可能性も伝えられる。
大型のザックに三脚とカメラを詰め込んだが、豪雨の中撮影どころではないかも知れないと思い直し、
小型のディパックにレインコート、折りたたみ傘、タオル数枚、焼酎?そしてコンパクトカメラを詰め込み土浦へ向かった。

土浦の花火大会は全国の花火師が技を競う大会となっており、翌日の新聞では70万人の人出があったと掲載していた。
話には聞いていたが、これほど混雑しているとは...。
土浦駅で降りると改札口付近からシャトルバス乗り場まで大行列していた。
笠を差しながらその行列に加わった。
時折強く降る雨に、こんな状態で果たして花火が打ち上げられるのかという不安が過ぎったのは、
恐らくここに並んでいる誰もが感じていた事かもしれない。
雨も次第に強くなり、用意していたレインコートを羽織った。
シャトルバスはこんな天候に関係なく、数珠繋ぎで人々を会場へと次々に送り込んでいった。

会場へ向かう車窓から虹が見えた。
その虹は今までに見た事がないほど明確に、そして完全な円弧を描いていた。
さらにその虹の上に少し間をおいて2重に虹が途中まで掛かっている。
本当にこんな現象が生じるのか、いささか疑問を感じながらもここは現実の世界だ。
「IQ84」で月が2つある世界に送り込まれた青豆、天吾が脳裏に浮かぶ。
特に青豆が印象的だが。
ここまで読み進めたのもある種官能的な期待感がそうさせたのかも知れない。

シャトルバスから降りて会場まで歩いている内に雨は止んだ。
西空には雲の合間に一瞬青空が姿を見せた。
花火の打ち上げには問題なさそうだ。
今、気になるのは前方に漂う一塊の灰色の雲のみだ。

夕刻6時頃、花火は予定通り打ち上げられた。


次第に佳境に入る。
特にスターマインは、遠方からではその素晴らしさは半減してしまうと改めて感じる。
奏でる音楽にあわせて漆黒の夜空のキャンパスに描き出す花火は感動的だ。
手持ちのコンパクトカメラで三脚無しで撮影したので手振は止む得ないのだが、何とか数枚撮影できた。






感動も酔いも醒め止まぬまま、シャトルバス乗り場へと急いだ。
言うまでもく既に大行列だった。
土浦駅に着いてから構内では入場制限があり、そのまま改札口へは進むことができない。
暫くその場で立ち止まった後、大きなプラカードを持った駅員の合図で改札口へ向かいホームへ降りた。
待ち時間はほとんどなく、臨時電車で水戸へと帰路に着いた...。