中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

大原美術館と倉敷

2011-05-20 08:56:38 | Weblog
先日のミニ旅行のサブテーマである美術館巡りは、ひろしま美術館、広島の現代美術館、ふくやま美術館に続いて、昭和59年以来の訪問となる大原美術館で〆となった。

岡山まで足を伸ばせなかったが、激しい雨の中を、ボランテイアのガイドさんにマンツーマンで景観保存地域をガイドして頂いたので、付加価値は高い。集合場所での雑談から、私の興味のある対象に絞って(多分?)くださったので、ほどの好い1.5時間となったが、倉敷は大原さん一族のの遺産で食っていると言っても過言ではない。このことが、その印象であった。
ちょいと失礼してと、倉敷国際ホテルへ寄ってロビーに飾ってあった棟方志功さんの大作も案内して頂いたが、この時に、初めて大原さんと棟方志功さんの関係を知った。青森の棟方志功美術館も2回訪れているが、まるで気が付いていない。基本的な活動の場が、青森とばかり思っていたのだった。

分館も含めた大原美術館についてだが、美辞麗句から辛口批評などは、別のホームページなどに任せるとして、展示されている作品以外で言えば、スタッフが優しいし、監視?の眼を感じさせない。「ゆったりと、鑑賞をして下さい」とした、雰囲気なのである。これは良い!庭も通り抜け出来たりと、周辺に溶け込んでもいる。
おっとりと言うか、今流行りで表現するならば、真のセレブなのだろう。美術館の類は、こうありたい。

一つだけ残念だっことは、私の思い違いであったが、トルコブルー(思い込み?)の壺が無かったことだ。私をずーっと惹きつけていたブルーなのだが、、、、ここ数年の記憶では無いし、、、

小説や音楽もだが、年齢や経験を積み重ねると、印象や感じ方が異なって来る。それ故に、美術館や博物館巡りは楽しいのだが、評論や解説の世界は?と、ふと気になった。帰途の機内で、40年前の米文学の翻訳物を読みつつ、、、十年一日は無いよなー、、、。
批評家の大先生は、どうしているのだろうか?と、ふと気になった。
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