ここは3月11日の大震災に伴う大津波で壊滅的な被害を受けた、
いわき市薄磯地区にある古墳時代の横穴群です。
撮影は昨年の11月で、その後調査の終わった古墳は埋め戻され、擁壁が築かれています。
今回の発掘調査で、家型の横穴墓で赤い顔料で塗られた玄室がある横穴墓が発見されました。
驚くのはその位置です。
海岸から数百メートル程度の山の南斜面にありますが、その高さは海抜10数メートル以上の高さにあります。
まるで今回の大津波を予想していたかのようですが、過去にもこの程度の津波の発生があり、
経験的に高いところに墓群を作ったようにも思えてきます。
付近はまだ関係者以外立ち入れませんので、後日どうなっているか行ってみたいと思います。
図ったのでしょうね。
勉強になります。
過去にも大津波があったためこのような墳墓の形態になったのでは?
薄磯海岸はいわき七浜の中でも不思議な空気が流れる場所ですね。
遺跡があったことを知り、当時の流れをそのまま受け継いだからああいう場所になったのかと。
「当時も津波があったから」岸壁に観音像と狛犬、いたる所にあった祠はそのためかもしれませんね。