いわき市の沼ノ内地区です。
大震災に伴う大津波で甚大な被害が出ました、亡くなった方も・・・。
この地区は高い防潮堤がありましたが津波はそれを乗り越えました。
こちらはその北側に位置する、諏訪原地区と下原地区です。
こちらは沼の内地区と比較して被害は少なかった様です。
車が流されたり、床上まで浸水したり、一階を津波が通り抜けたりといった被害は数多く見られましたが、
沼の内地区のような全壊家屋はほとんど無かったようです。
その違いは保安林(防風、防潮、防砂)のおかげだと考えられています。
もともと白砂青松で有名で、日本の松100選にも選ばれています。
中を道路が通っていますがこの道路は戦後に作られた道路です。
それでも広いところでは奥行き50m程度の黒松林となっています。
この保安林が津波の破壊力を弱めたようです。
津波の影響で道路はかなり傷んでおり、完全に流失した箇所もありました。
しかし松林は無事でした。
山火事防止の看板でかなり古いものです。
これからも大切にしたい、先人からの遺産です。
西郷の昼の防災無線では、農作物の測定値を流しています。
阿武隈川から海への汚染も気がかりですが、
いわきのお魚三昧を楽しみにしていたこともあり、
沿岸部と海の、一日も早い復活を祈るばかりです。
(鰊の山椒漬、若葉でするのですね。おかげさまで来春の楽しみが増えました)
これまでの先人たちの積み上げが
消えてしまいました。
魚は北海道、北洋の冷凍ものを食べています。
一昨日、東京農大の相馬市支援プロの発表会が
あり、200人が熱心に聴講しておりました。
質問は塩害より放射線が多く、見えない敵への
不安がうかがえました。
明日、サトイモを掘り上げ、貯蔵します。
各河川から海に放射性物質が流入しているようです。最終的にはには海に蓄積されることになるわけですので、海産物に対する影響が長く残ることが心配されます。回遊魚や表層の魚は大丈夫でしょうが、問題は底魚、根付きの魚です。
所謂地魚が心配です。
ニシンの山椒漬けをつくるときは良質なソフトニシンがお勧めです。
昔はかちかちのニシンを使ったようですが、現代人には堅すぎるようです。
そース 様
当地方の津波は相馬地方よりかなり低かったこともあるようですが、薄磯、豊間地区は甚大な被害で、多くの方がなくなりました。
当方の親戚も一人が行方不明です。
当方も毎日放射性物質と格闘しています。
そのうち燻製で一杯やりたいですネ。