遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

タマネギの定植

2010-11-03 | 田舎の風景など


  9月の下旬に播種したタマネギの苗が大きくなってきました。

  大苗を定植すると、とう立ちが多くなってしまいますので、4葉期、で株元の直径が5~6mm程度が定植時期とされています。

  植え床は1ヶ月前に、苦土石灰とようりん、そして堆肥を投入してあり、1週間前に化成肥料を施用しておきました。

  マルチを張り定植です。





  通常タマネギの定植は左のように太めの箸で穴を開け、箸で根を押し込み覆土します。

  とても手が掛かり、しゃがんでの作業ですので腰にきます。
 
  そこで作業性を高めるため専用の定植器具を作りました。

  それが右側です。





  材料はアトリエにあった黒竹。







  側面です。

  のこぎりで斜めに切り落とし、シャベルの基に切れ目を入れておきます。

  鉈で挽き割り、面取りをしてできあがりです。







  特に先端部は根を傷めないように丸くヤスリがけをしました。







  左は箸で穴を開けているところ。

  右は定植器で土をすくい取ったところ。






  慣行では箸で根を押し込み覆土します。


  定植器では根を定植器の先端で押し込みそのまま覆土します。

  作業効率は2~3倍になりました。







  この定植器のおかげで、今日は2時間で850本の定植が完了しました。

  残りは1200本。

  来春は極早生、中晩生、紫タマネギ、合計で2,000個が目標です。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
黒竹の加工 (磯のすー)
2010-11-05 18:53:30
実に精緻な加工で、いつもながらお見事です。
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アイディア道具 (そース)
2010-11-05 20:24:39
なるほど、私は毎年手作業で
200本植えています。
今年はまだですので工夫します。

ところで、そば板ですが
90×110で新年早々の仕上がりで
お願いいたします。

ようやく秋らしい天候になりました。
背戸峨廊のライトアップした映像も流れて
いますので、今月末に行く予定をしております。
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道具 (遊木民)
2010-11-07 14:43:12
 すー 様
 道具を作るのは人間だけと言われていましたが、チンパンジーなどの類人猿、ある種の鳥類も道具を作って採食行動に使っているようです。

 そース 様
 来春の所得確保のため2、100本ほど定植しました。
 そば打ち板12月に入ってから制作します。
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