魚梁瀬森林鉄道遺産ファンクラブ

国の重要文化財に指定された”魚梁瀬森林鉄道遺産”を保存・活用し、関係5か町村の活性化を図る取組みを応援しています。

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑱法恩寺跨線橋(ほうおんじこせんきょう) に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑱法恩寺跨線橋(ほうおんじこせんきょう) に関する記事

奈半利町内の重要文化財  奈半利川線 

⑱法恩寺跨線橋(ほうおんじこせんきょう)




● 場所は奈半利貯木場の西側の、三光院から南の旧街道へ至る跨線橋である。

● 三光院のある高台の斜面が南の旧国道まで下りていたが、鉄道を通す際、斜面を切り崩すことになり、路線を越えて三光院へ至る参道として設けられたものである。

● 安田川線の隋道と違って、馬蹄(ばてい)形断面のトンネルである。



● 全長2,85mである。

● 内法(ないほう)高3,631mm、内法幅(路盤高さ3,300mm、スプリングライン3,510mm)路盤から笠石上端までの全高4,670mmである。

● 側壁は幅340mm高さ365mmの切石を7段、スプリングラインから笠石まで6段、アーチの追石は要石まで15石、いずれも布積で積み上げている。

● 要石は盾形の五角形、他より幅広の形状である。

● 隅石は算木積みとし、横面の長さは580mm程度である。

● 跨線橋の東西の斜面には、擁壁あるが、これは軌道にともなって構築されたものであるが、平成16年に解体した上、積み直されている。

昭和6年頃建設されたものと思われる。




魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑱法恩寺跨線橋(ほうおんじこせんきょう)



国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・全体 に関する記事

魚梁瀬森林鉄道遺産 に関する記事

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑰八幡山跨線橋(はちまんやまこせんきょう) に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑰八幡山跨線橋(はちまんやまこせんきょう) に関する記事

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ⑰八幡山跨線橋(はちまんやまこせんきょう)を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。



● 森林鉄道を跨(また)いで八幡神社へ至る参道として設けられた。

● 鉄筋コンクリート製で、橋台に桁(けた)を3本架け歩行面を受ける構造。

● 橋桁の長さは6,960mm、高さは3,710mm、橋幅は2,540mm、階段は22段

欄干に建設は昭和8年4月架設と刻まれている。








魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑰八幡山跨線橋(はちまんやまこせんきょう)

田野町の重要文化財 安田川線 

⑰八幡山跨線橋(はちまんやまこせんきょう)


国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・全体 に関する記事

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑯立岡(たちおか)2号桟道 に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑯立岡(たちおか)2号桟道 に関する記事



● 田野町待井東の道路端から奈半利川に向けて遺構が残っている。

● 立岡分岐より盛土の土手(74,000mm)を通って、10連のコンクリートガーダー橋(61m)を渡り、また盛土の土手となるが、途中農業水路を回避するためのガーダー橋がある。

● 鉄橋の橋脚はコンクリート製、小判型断面の重力式橋脚で、3基残るが、完全な形で残るのは立岡側の1基のみである。

● 奈半利川鉄橋(三連トラス橋167.94m)の石積高架(土手)、一部コンクリートガーダー橋、橋脚3基が残っている。

昭和8年の建設である。



魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑯立岡(たちおか)2号桟道

田野町内の重要文化財  奈半利川線  ⑯立岡(たちおか)2号桟道


HN:お宝探検隊

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑯立岡(たちおか)2号桟道 に関する記事

国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑭二股(ふたまた)橋 に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑭二股(ふたまた)橋 に関する記事



● 北川村堂ケ平の南の小川川に南北方向に架かる橋である

● 全長43.6m、幅3.9(道路幅3.2m)最大支間長(スパン)21.8m

● 両岸に切石材を布積した重力式橋台を置き、橋の中心に橋脚を立てて、二連アーチを架けている。

● 「高知林友」264号には「無筋コンクリート」とあり、鉄筋を使用していない。

● 昭和14年7月着工、昭和15年7月竣工。

● コンクリートアーチ橋と石積が山川に風景の中に映えて景観上も重要な遺構である。



● 無筋コンクリート造橋梁(きょうりょう)として近代における最大級の径間(けいかん)を実現した構造物であり、コンクリート技術史上、価値が高い



魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑭二股(ふたまた)橋


国指定重要文化財 ー旧魚梁瀬森林鉄道施設ー

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馬路村の見所・ウオッチング

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑬堀ケ生(ほりがお)橋 に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑬堀ケ生(ほりがお)橋 に関する記事



魚梁瀬に向かう県道上に位置し、二股橋の上流にある。奈半利川を東西に架かり、堀(ほり)ケ生(がお)隋道が隣接している。





● 全長43.1m、幅4.1m(道路部幅員3.5m)の一連アーチ橋で最大スパン43.1m

● アーチ橋としては、魚梁瀬森林鉄道では最長である。

● 昭和15年5月着工、昭和16年3月に竣工

充腹式鉄筋コンクリート造橋梁として、近代における最大級の径間(けいかん)を実現した構造物であり、コンクリート技術史上、価値が高い。



魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑬堀ケ生(ほりがお)橋


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馬路村の見所・ウオッチング

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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑫井ノ谷橋 に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑫井ノ谷橋 に関する記事

北川村内の重要文化財 安田川線 ⑫井ノ谷(いのたに)橋


魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ⑫井ノ谷(いのたに)橋を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。

魚梁瀬ダムの下に至る道路の途中にあります。

トラス下弦から現路面までの高さは72m、おそるおそる覗いていました。



●釈迦(しゃか)のケ上(がうえ)集落に入る手前の魚梁瀬ダムの直ぐ下流にある鋼トラス橋である。

●馬路~魚梁瀬間の開通当初は木造(大正4年)であったが、大正13年に鋼トラスに架け替えられている。(トラスの種類はプラットトラス)

橋長54,5m、幅4,300mm、トラス下弦から現路面までの高さは7,200mm





魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑫井ノ谷橋



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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑪犬吠(いぬぼう)橋 に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑪犬吠(いぬぼう)橋 に関する記事


魚梁瀬森林鉄道遺産・・・安田川線 ⑪犬吠橋を「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」の清岡博基会長に案内していただき訪ねました。

現地に立って、高さが76mもあり、下をのぞくと怖い程でした。昔は、この高さで二本のレールが敷かれていただけ・・・その上を通るときはさぞかし怖かっただろうと、あれこれ思いを巡らしました。


● 久木と釈迦(しゃか)ケ上(がうえ)の間にある鋼トラス橋である。

● 馬路~魚梁瀬間の開通当初は木造(大正4年)であったが、大正13年に鋼トラスに架け替えられている。(トラスの種類はプラットトラス)


● 橋長41m、幅4,300mm、トラス下弦から現路面までの高さは7,600mm

● 親柱に「昭和36年2月竣工」と刻まれているのは、廃線道路化工事を示す。

● 鋼トラス橋への架け替えの古写真が残っている。

険しい山間部の中に架けられたトラス橋として景観上も貴重な存在である。




魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑪犬吠(いぬぼう)橋

北川村内の重要文化財 安田川線 ⑪犬吠(いぬぼう)橋


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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑩河口(こうぐち)隧道 に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑩河口(こうぐち)隧道 に関する記事

馬路村内の重要文化財 安田川線 ⑩河口(こうぐち)隧道()


● 場所は馬路村東川地区入口にある。

● 全長は89,9mで緩やかにカーブしている。(残っている隧道では一番長い)




この石を抜くと壊れるという、五角形の要石(かなめいし)がはっきりと分かります。

要石(かなめいし)とは、石や煉瓦でアーチを造る際、最後に頂点に入れて他を固定するための楔形(くさびがた)の石とありました。


● 内法高3、585mm、内法幅2,940mm、路盤から笠石上端(じょうたん)までの全高5,020mmある。

● 側壁は石材を6段、アーチの追石は要石まで14石、いずれも布積で積み上げ、要石は5角形の盾(たて)型である。

● ウイングはアーチ下まで6石、アーチ下端より笠石下端まで8石積み上である。

● 安田川線、川下より8番目の隋道である(右側の最上段にⅧの刻印)

建設は大正4年の馬路~魚梁瀬間開通時頃と考えられる

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑩河口(こうぐち)隧道


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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑩河口(こうぐち)隧道 に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑩河口(こうぐち)隧道 に関する記事

馬路村内の重要文化財 安田川線 ⑩河口(こうぐち)隧道()


● 場所は馬路村東川地区入口にある。

● 全長は89,9mで緩やかにカーブしている。(残っている隧道では一番長い)




この石を抜くと壊れるという、五角形の要石(かなめいし)がはっきりと分かります。

要石(かなめいし)とは、石や煉瓦でアーチを造る際、最後に頂点に入れて他を固定するための楔形(くさびがた)の石とありました。


● 内法高3、585mm、内法幅2,940mm、路盤から笠石上端(じょうたん)までの全高5,020mmある。

● 側壁は石材を6段、アーチの追石は要石まで14石、いずれも布積で積み上げ、要石は5角形の盾(たて)型である。

● ウイングはアーチ下まで6石、アーチ下端より笠石下端まで8石積み上である。

● 安田川線、川下より8番目の隋道である(右側の最上段にⅧの刻印)

建設は大正4年の馬路~魚梁瀬間開通時頃と考えられる

魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑩河口(こうぐち)隧道


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魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑨落合橋 に関する記事

2009-11-18 | 国の重要文化財 指定箇所
魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑨落合橋 に関する記事



● 馬路温泉のすぐ上流にある橋である。

● 鋼ガーダー橋で、橋長は37m,ある。

● 橋の建設は大正4年の馬路~魚梁瀬間開通時頃と考えられる





● 橋桁の鋼材の側面に「大正14年株式会社横河橋梁製作所大阪工場製作」銘板がついており、当初木造橋であったものが、大正14年に鋼ガーダー橋に架け替えられ、昭和38年の廃線後、鋼材の桁を追加補強して車道になっている。

● 橋を渡ってところに製材(農協・農村工業場)があり、引込み線を設け、木材の搬入、製品の出荷等を森林鉄道で行っていた。

● 東川地区や落合地区の生活道になっていた。

橋の中央に石積の橋脚がある。(昭和50年の台風で国有林材が大量に流され、県道が寸断される災害があったが、これにも耐え現在に至っている)



馬路村内の重要文化財 安田川線 ⑨落合橋


魚梁瀬森林鉄道遺産・・・⑨落合橋


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