山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

6人並んで剣ヶ峰ダイヤモンド富士を狙う 朝霧高原  平成29年4月16日

2017年04月17日 | 番外編
 春のスミレ観察のため花見隊が朝霧高原に集結し、前日から車中泊した。まず狙うのは・・・花では無くて剣ヶ峰から昇る割れるダイヤモンド富士だ。早朝5時過ぎに朝霧高原道の駅を出発し、撮影地に向かう。GPSで位置を確認し、横一直線に6人、約10mの幅で7本の三脚を並べてダイヤの時間を待つ。カメラの設定等を調整してもらって、さて、秒読み開始、5・4・3・2・1で一斉にシャッター連写を始めるが・・・ここで一人電池切れとなってまさかの脱落。若干時間計算が狂い、連写開始から約20秒後に太陽が現れ始めた。


    いちばん右の位置で構えた私のカメラだと太陽は剣ヶ峰の右から現れてしまった。


    それでも割れるダイヤモンド富士は撮影成功。


    若干春霞が出て光芒はいまひとつだったが、光が3つは出ている。


    あっという間に終わり。


    600㎜望遠レンズ


    右から太陽が現れた。


    一応は4分割


    5分割?はちょっと無理。


    わずかに位置が右にずれて、ティアラにはならず。


    惜しかった。

 しかし、この日は6人横並びで撮影したので必ず撮影に成功している人が居るはずだ。全員の画像を確認すると全員剣ヶ峰で割れるダイヤの撮影(脱落者を除く)に成功しており、いちばん良く割れていたのはいちばん左側の位置のカメラだった。GPSの座標を記録して後にカシミール3Dで軌道を再計算してみると、このくらいの距離だと思っていたよりも左側の軌道でティアラになるようだ。しかし、GPSの座標は衛星の補足状況によって5mくらいずれることはしばしば起こるので、この軌道が全て正しいとは言い切れない。


    いちばん右寄り、私の位置からの太陽軌道。


    いちばん左寄り、最も均等に多重分割した位置からの太陽軌道。

 1昨年から始めたこの割れるダイヤモンド富士の撮影だが、始めたばかりの頃はこの軌道データ取りに多大な時間を費やした。しかし大人数でやると1回の撮影で一気にデータが揃ってしまうという利点がある。次回からのティアラ狙いに今回のデータを参考にさせてもらおう。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士山に昇る木星 朝霧高原  平成29年4月15日

2017年04月17日 | 星空
 明朝からのスミレ観察会+αのため花見隊が前夜に朝霧高原道の駅に集結した。寝過ごすと大変なので私も車中泊することにして、夕方7時半に道の駅到着。皆さん車が止まっているが・・・既に車内は真っ暗で寝ているらしい。ご年配(?)の皆様は寝るのが早い。空が晴れて月明かりも無く素晴らしい星空になった。明朝は早いので早く寝ないといけないが・・・折角の星空、富士山の上にはひときわ明るい木星が輝いている。ちょっとだけ星空撮影に、ついでに彗星が撮れないかどうか、スカイメモSも持って行く。


    富士山頂に昇った木星。朝霧高原道の駅に隣接するヘリポートから撮影。


    近くには1等星のスピカとアルクトゥールスが輝いていて、夕暮れの東の空は華やか。


    明るい木星。


    スカイメモで追尾。真ん中の赤っぽい星は土星。

 レンズを150㎜くらいにして空を狙うが彗星は捉えられない。考えてみれば、撮っているのは南東の空、しかしそっちじゃなくて彗星が居るのは北東の空ではなかったか??パソコンで位置を確認して来なかったので当てずっぽうに撮ってみるがやはり捉えられず、時刻は8時半となり撤退となる。明朝も早い。さっさと寝なければ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする