”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

松島交配 新六号 白菜のお話

2021-11-09 14:45:28 | 野菜

ご近所のお野菜の先生から、日本一おいしいと言われている白菜

「松島交配 新六号」をいただきました。

 

新六号と「新」の字が入っていますが、発表されたのは昭和34年です。

野崎系と加賀の掛け合わせで、松島交配・・・と来れば、

これは白菜の歴史に触れないわけにはまいりません。(^-^)

 

  

【愛知(野崎)白菜】

明治8年 東京の博覧会に山東省から白菜3株が出品される。

     そのうち2株を愛知県植物栽培所(現 農業試験場)が払い受けるが、

     葉が結球せず、失敗の連続

明治18年 野崎徳四郎が種を譲り受け、栽培を繰り返す。

明治28年 栽培に成功

       ↓

     愛知白菜(野崎白菜)の誕生

 

 

【松島白菜】

日清・日露戦争で大陸に渡った兵士が、

タケノコ白菜や結球白菜を日本に持ち帰り、栽培を始める。

        ↓

失敗の連続 原因は他のアブラナ科類の花粉と交雑するため

        ↓

離島で白菜を育てれば、純粋な白菜の種子が採れると考え、松島で栽培を始める。

        ↓

     松島白菜の誕生

 

 

【加賀白菜】

昭和初期に石川県で、大型・晩生品種の育種に成功

        ↓

     加賀白菜の誕生

  

 

現在ある多くの白菜の品種は、

この「愛知(野崎)白菜」「松島白菜」「加賀白菜」を掛け合わせることで

生まれています。

  

    

この松島交配 新六号という品種は、

「愛知(野崎)白菜」と「加賀白菜」を掛け合わせ、

離島である松島で育種されたということになります。

  

白菜の歴史が、この一株に詰まっています。

心していただきます。

 

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今年のベータリッチ

2021-11-09 00:32:09 | 食・レシピ

家庭菜園のにんじん、ベータリッチの試し掘り。

やっぱり変な形…。

  

 

この記念すべき1本目は、葉っぱも一緒にかき揚げ。

 

  

  

2本目を掘りました。

今度はなかなか良い形。

でも、しっかり根を張っていたので、抜く時に葉っぱがちぎれました。(^-^;

  

 

2本目のベータリッチは、掛川産の次郎柿と合わせて白和えに。

にんじんも柿も、β‐カロテンたっぷりなので、

これは抗酸化力抜群白和えですね。(^^)v

  

 

この豚バラ大根にもベータリッチを使っています。

半日ほど干した大根で作ったので、甘みが増しています。

オイスターソースがなかったので、甘露醤油で作ったら色が濃くなりましたが、

見た目ほど味は濃くないですよ。

  

 

ご近所のお野菜の先生が、お赤飯を届けてくださったので、

今日も豊かな夕食となりました。

ごま塩も先生の手作り。

掛川産のごまを使っています。

 

ごちそうさまでした。(^-^)

 

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