”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

莢いんげん つるありとつるなしの味の差は?

2023-06-30 11:27:08 | 野菜

2008年に、莢いんげんの講座をやったことがあります。

その時、つるなしとつるありの品種を揃えようと直売所を数か所回りました。

しかし、どの直売所でも言われたことは

「ここで売られているものは、すべてつるなしだよ。

 今どき、手間のかかるつるありを作っている人なんていないよ。」

  

その時は、色々な人に電話をして、

たった一人だけ、つるありいんげんを作っているおばあさんを紹介してもらい、

分けていただいたという思い出があります。

 

   

【つるありいんげん ケンタッキーワンダー サカタのタネのHPより画像お借りしました】

 

  

その当時、つるありとつるなしの食味は、次のように評価されていました。

・つるあり・・・子実が目立ち、見た目はゴツゴツしているが、意外と軟らかい。

        味が濃く、歯触りも良い。

・つるなし・・・くせがなく、甘みがあるが、いんげん好きの人にとっては物足りない。

  

 

その後、現在に至るまで、私がいただいてきたのは、ほとんどつるなし…

だったと思います。

  

     【つるなしいんげん サクサク王子ネオ】

  

あれから品種改良も進んだ今、改めて、つるありとつるなしに味の差はあるのか、

とても気になっています。

 

農業や家庭菜園をなさっている方のブログを拝見していると、

つるなしとつるあり、両方を育てている方が結構いらっしゃいます。

しかし、栽培のご苦労については書かれていますが、

食味について書かれている方はあまりいらっしゃらなくて、

それでも、何人か食味に触れている方の記事を拝見すると、

・上記のような評価をされる方、

・まったく逆の評価をされる方

・つるありもつるなしも大した違いはないとおっしゃる方、

…とそれぞれ異なるのです。

  

もちろん、栽培されている環境も違いますし、

収穫のタイミングなどが評価に影響することは理解しております。

   

ここからは、疑問があると納得のいくまで調べたがる野菜オタクの書くことですから、

興味のない方はスルーしてくださいね。(^-^)

  

 

●莢いんげんの好みは、関東と関西で分かれる

 ・関東では長莢で味と歯切れが良く、

  子実が目立つもの(表面がでこぼこしたもの)が好まれます。

 ・関西では、中莢で子実の目立ちが少ないスラっとした品種が好まれます。

 

同じ丸莢のいんげんでも、関東と関西では好みが違うことがわかります。

それなら、関東、関西向けに出荷されている品種にはどんなものがあるのか

調べてみました。

  

●莢いんげんの主な産地は?

 ・関東向け品種を栽培・・・千葉・福島

 ・関西向け品種を栽培・・・北海道・長野

 ・どちらにも対応できる平莢を栽培・・・鹿児島

   

ここでは、丸莢について食味を調べたいので、

平莢を栽培されている鹿児島については省略させていただきます。

  

●関東向け品種は何か?それは、つるあり?つるなし?

 ◆千葉

  ・グリーンタッキー(半つる性)

  ・鴨川グリーン(つるあり

  ・サクサク王子(つるなし

 

 ◆福島

  ・いちず(つるあり

  ・鴨川グリーン(つるあ

  ・キセラ(つるなし

 

●関西向け品種は何か?それは、つるあり?つるなし?

 ◆北海道

  ・ピテナ(つるなし

  ・BN128(不明)

  ・グリーンシャトウ(不明)

 

 ◆長野

  ・ベストクロップキセラ(つるなし

  ・サマーキセラ(つるなし

  

北海道の2品種は調べてもわかりませんでしたが、

こうやって比較してみると、つるあり品種は関東向けに多く、

つるなし品種は関西向けに多いことがわかります。

 

つるあり品種は暑さに強く、つるなし品種は寒さに強いという特徴がありますので、

それぞれの産地の気温に合っているということもあるかもしれませんし、

また台風被害を防ぐために、つるなしを選ぶということもあるかと思います。

 

その一方で、出荷先の好みに合わせた品種を選択しているということも

忘れてはいけない事実です。

そうなると、関東向けに多く栽培されているつるあり品種は

子実が目立って、味と歯切れが良い。

関西向けに多く栽培されているつるなし品種は、

子実が目立たず、スラッとして食べやすい。

ということになるのでしょうか?

 

以上、莢いんげんのつるなし品種とつるあり品種の食味について

出来る限り調べてみました。

ここまで、お付き合いくださった皆様、ありがとうございました。

 

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たくあんじゃないよ (^-^)

2023-06-30 00:02:53 | 食・レシピ

こちらの漬物、

黄色いけど、たくあんではありません。(^-^)

この日にぬか漬けにしたゴールディーです。

   

ぬか漬けにすると、ゴールディーの甘みが際立ちます。

ズッキーニのぬか漬けって初めてですが、

我が家のお気に入りとなりました。

  

 

ぬか漬けがあるので、和風にしようと思い、

ゴールディーづくしのこんな感じのご飯になりました。

 

  

  

お味噌汁は、ゴールディー入り夏の豚汁です。

野菜は、ゴールディー、高リコピントマト、アンデスレッド、玉ねぎが入っています。

豚汁は冬のイメージと言われますが、

野菜の種類を変えれば、季節にあった豚汁ができます。

夏の豚汁は、トマトの酸味があるので、さっぱりといただけますよ。

 

  

  

かき揚げにもゴールディー。

ゴールディーとにんじんのかき揚げです。

ゴールディーのかき揚げは、外はカリっとしているのに中はとろりとして、

なかなか魅力的です。

天つゆよりも、ヒマラヤ岩塩が合いますね。

  

その他のかき揚げは、

イタリアンパセリと玉ねぎ、そして下仁田ネギとシーフードミックスです。

  

 

毎日、毎日ゴールディーばかりですが、

色々とお料理が思い浮かび、試してみたいものがありますので、

どうぞお付き合いくださいませ。m(__)m

 

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ゴールディーで韓国料理

2023-06-29 00:01:06 | 食・レシピ

皆さんのブログを拝見していると、

畑では夏野菜がバランスよく採れていて、

夏野菜たっぷりの食卓を囲んでいらっしゃいます。

  

我が家は、相変わらず丸ズッキーニ ゴールディー中心の生活…。

 

  

ゴールディーで韓国風のご飯を作りました。

こんな感じになりました。

ズンドゥブとビビンバです。

  

 

2011年に、韓国かぼちゃ エホバッをいただいたことがありました。

このかぼちゃは、ズッキーニと同じぺポかぼちゃの仲間。

それなら、丸ズッキーニのゴールディーも韓国料理に合うだろうと考えました。

  

 

ズンドゥブに、たくさん入っているのがわかりますか?

  

  

おだしは、宗田かつおとかつおの厚削り2種類を合わせてとりました。

丸文岩瀬商店さんの、そうだ厚削りと鰹削りです。

 

ズンドゥブは、コチュジャンや唐辛子も入る個性の強いお料理ですので、

おだしもそれに負けないものをと考え、

宗田かつおとかつおを2対1の割合でとりました。

(水1Lに対し、宗田かつお20g かつお10g)

 

おだしにあさりや豚肉のうまみも加わり、

それを吸ったゴールディーやお豆腐はとても味わい深いものになりました。

コチュジャンや唐辛子の効果で、汗もじんわり…。(;'∀')

  

  

そして、ビビンバ。

ゴールディー、にんじん、もやしのナムルと

なすの味噌炒めがのったお野菜ビビンバです。

  

 

もっと、色々な種類の夏野菜が採れるようになるといいのですが、

しばらくはゴールディー中心にメニューを考えます。

でも、あれこれ考えていると、結果的に野菜を摂る量が増えて、

それはそれでうれしいことです。

 

明日も、飽きずに食べられるように工夫します。(^-^)

 

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冷蔵庫のお片付けメニュー

2023-06-28 00:01:24 | 食・レシピ

最近は、家庭菜園の野菜も採れるようになってきましたが、

この前までは、スーパーや直売所で野菜を購入していました。

それらの野菜が中途半端に残っているので、

お片付けも兼ねて、こんなご飯を作りました。

 

  

  

ガパオライスには、ピーマン(茨城県産)、パプリカがたっぷり入っています。

ホーリーバジルはないので、大葉(愛知県産)で代用しています。

  

   

ガパオライスの右上にあるカップに入ったものは、

きゅうりの冷たいポタージュです。

 

皮は剥かずに、ミキサーにかけています。

きゅうりは淡色野菜ですが、皮にはβ-カロテンが含まれており、

牛乳やオリーブオイルと合わせることで、β-カロテンの吸収率が高まります。

ディルを散らしています。(^-^)

  

  

そして、上の方に見えるのは、こちら。

焼いた厚揚げをチリソースでいただきました。

  

実は、ブログのお友達のあみんさんが、

タイ料理店で、お豆腐の揚げたものをチリソースで召し上がっていらして

とてもおいしそうだったので真似しました。(*'▽')

 

と言っても、私はズボラなので厚揚げをオーブントースターで焼いただけ。

でも、チリソースは自分で作りましたよ。

市販のチリソースには、にんにくが入っているので、自分で作るしかない!!

  

 

何となくタイ料理っぽくなったご飯でした。

おいしくお片付けできました。

また、明日からゴールディーと夏すずみの生活に戻ります。(^^ゞ

 

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ゴールディーが急に!!

2023-06-27 00:04:56 | 食・レシピ

家庭菜園のゴールディーが急に!!

夫が「恐ろしいことになっている!!」と言っていましたが…。

一度にこんなに採れるなんて!!

前日に採ったものを加えると9個になります。

  

  

一番大きいものが705g、一番小さいものが180gです。

  

  

頑張ってお料理しますよ~♪ (^O^)

 

  

我ながら、グッドアイデアだと思ったのは、ゴールディーのたたきです。

5mmくらいの厚さにスライスしたものを両面ソテーし、お皿に並べます。

  

  

この上に、大葉、みょうが、ネギを散らして、

食べる時にポン酢とごま油を混ぜたものをかけます。

涼し気なゴールディーのたたきの出来上がり~♪

かつおのたたきにも負けていませんよ。

  

  

こちらは、おなじみのラタトゥイユをパスタにかけて。

ゴールディー、ごろごろ入っていますね。(*'▽') 

  

  

ぬか漬けと粕漬けも作りました。

私はいつも保存袋でお手軽に作ります。

ぬか漬けと言っても、ぬかチューブだし・・・。(^-^;

粕漬けは、粕床から自分で作ります。

1ヶ月ほど漬けた粕漬けが大好きなので、のんびり待ちます。

  

  

ここまでで4個使い終えました。

まだまだ冷蔵庫の野菜室には、黄色い子たちがゴロゴロ。

色々な食べ方を考えるのが楽しいです。

 

 

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