”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

良いお年をお迎えください

2022-12-31 19:53:23 | ブログ

今年は4ヶ月ほどブログをお休みさせていただきましたが、

恐々戻ってきた私に対して、皆さまが本当にお優しく、

ブログに向き合う時間が楽しみになりました。

  

ありがとうございました。

 

  

大晦日は、年越し蕎麦と一緒にこんなご飯を。

今日も江戸東京野菜と遊んでいます。

・伝統大蔵大根のかき揚げ

・滝野川大長にんじんのかき揚げ

・赤こんにゃくの塩麹カルパッチョ

  

 

そして、こんなうれしいこともありました。

ご近所のお野菜の先生が、手作りのすごいお料理を届けてくださいました。

錦卵と栗きんとんです。

  

両方とも裏ごしが大変で、ものすごく手間のかかるお料理です。

おせち料理に使わせていただきますね。

ありがとうございます!!

  

皆さまに支えられた一年でした。

改めて感謝申し上げます。

  

2023年が皆さまにとって、素晴らしい年になりますように!!

 

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お正月の準備をしながら江戸東京野菜と遊ぶ

2022-12-31 00:12:14 | 在来種 伝統野菜

おせち料理を作りながら、江戸東京野菜でご飯を作りました。

 

晩ご飯はこんな感じでした。

  

  

今回、使った江戸東京野菜は、

 

品川かぶ

10cmくらいの細長いかぶです。

  

  

東京べか菜

結球していない白菜 山東菜の一種です。

  

 

滝野川大長にんじん

 

  

   

お料理は

●江戸東京野菜と根菜のポトフ

品川かぶと滝野川大長にんじんと東京べか菜が入っています。

東京べか菜は、茹でたものを巻いています。

一番手前にある品川かぶは、少しほろ苦いところがあり、心地よい野趣を感じます。

滝野川大長にんじんは、煮込むと甘さが増します。

  

  

●東京べか菜とディルとはな粉のサラダ

東京べか菜は、ザルに並べて熱湯を回しかけ、冷ましてから使いました。

茹でたものとは違って、シャキシャキ感があります。

味付けは、塩、レモン汁、ごま油、黒コショウです。

ディルの香りとはな粉のうまみがあるので、余分な味付けが要りません。(^-^)

  

  

●品川かぶとドライトマトのバターライス

ポトフで使った品川かぶの葉っぱを使っています。

スープで炊いたご飯に、刻んだ葉とドライトマトを混ぜ、

最後にバターを加えます。

  

 

傍らでおせち料理の準備をしながら…というのは疲れますが、

江戸東京野菜と遊ぶのは楽しい。

野菜の来歴を調べるのは、もっと楽しい。

 

 

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青茎三河島菜の三河島って?

2022-12-30 21:01:08 | 在来種 伝統野菜

昨日の記事に登場した 江戸東京野菜の青茎三河島菜。

  

 

私が何か引っかかっていたのは「三河島」という地名です。

これでも、学生時代とその後、社会人になってからも東京に住んでいたのですが、

三河島がどこにあるのか全く知りませんでした。

そこで、この「三河島」を探ることから始まって、

青茎三河島菜が復活するまでの道のりを調べてみました。

 

●三河島ってどこ?  

調べてみると、常磐線に「三河島駅」という駅があり、荒川区であることがわかりました。

かつて、三河島駅の一帯は「三河島町」という地名でしたが、

現在では「三河島」という住所はなく、

三河島駅の住所は「東京都荒川区西日暮里1丁目」となっています。

でも、だいたいの場所はわかりました。

  

●江戸時代の三河島と三河島菜

江戸時代の三河島は江戸近郊の農村地帯でした。

そこで栽培されたのが三河島菜でした。

塩漬けにして冬場の貴重な葉物野菜として食され、

代表的な漬け菜として江戸の食文化を支えてきました。 

 

●三河島菜の衰退

しかし、白菜が普及してくると、市場での扱いが激減していき、

いつしか生産が途絶えてしまいました。

   

●三河島菜復活と仙台芭蕉菜

白菜の登場により、絶滅したと考えられていた三河島菜でしたが、

江戸時代に仙台藩の足軽が参勤交代の際に江戸から地元に持ち帰っていました。

それが現在でも宮城県内で栽培され、「仙台芭蕉菜」として販売されていることが

平成22年(2010)に判明。

このことがきっかけで、里帰り復活を遂げることになりました。

 

  

在来種というのは、人によって広がっていき、その土地に根付いていきます。

全国には多数の漬け菜が存在しますが、

それも、この三河島菜のように誰かが運び、根付いていったものだと思うと、

在来種の持つ「物語」に惹かれます。

 

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一足早いお年玉

2022-12-30 00:13:27 | 在来種 伝統野菜

一足早く、すごいお年玉が届きました~♪

 

江戸東京野菜 7種です。

・品川かぶ

・金町こかぶ

・亀戸大根

・伝統大蔵大根

・滝野川大長にんじん

・東京べか菜

・青茎三河島菜

 

生産者は、八王子のオギプロファーム様です。

   

今夜は、

伝統大蔵大根と

 

滝野川大長にんじんと

 

青茎三河島菜をナムルにして、

   

  

お野菜ビビンバを作りました。

もやしのナムルと納豆のピリ辛炒めも添えました。

  

 

滝野川大長にんじんは、くせがなく、とても食べやすい。

青茎三河島菜は、濃い味の小松菜と言ったらわかりやすいでしょうか?

さっと茹でただけでしたが、すぐに軟らかくなりました。

伝統大蔵大根は、切っている時は肉質が硬く感じましたが、

数秒、湯に通しただけで、程よい食感に。

   

 

この年末年始は、江戸東京野菜とじっくり向き合い、

思い切り楽しむつもりでいます。

とても贅沢な「冬休み」ですね。(^-^)

  

帰省前のお忙しい中、何度も農園に通い、貴重な江戸東京野菜を送ってくださったS様、

心から感謝申し上げます。 

 

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黒豆騒動

2022-12-29 00:02:30 | 食・レシピ

正直に言うと、これまで自分で黒豆を煮たことがありません。

 

「美味しんぼ」第10巻 第5話「おせちと花嫁」を読んで以来、

おせち料理の黒豆は、私が手を出してはいけないものだと思っていた…。

 

それに夫と2人なので、黒豆は市販のものを買えば十分でした。

  

しかし、今年はmiyamoto-farmさんの黒豆をいただいてあります。

  

 

これは、「自分で作りなさい。」と神様がおっしゃっているのでは?

 

色々レシピを調べたら、どれも5~6時間は煮ると書かれている…。

このガス料金値上げの中、5~6時間も!! (@_@。

「やっぱり出来合いのものを買った方が安上がりだよ。」と

うだうだ悩む…。

  

そんな中、比較的煮る時間が短いレシピを発見!!

と言っても、3~4時間はかかるけど…。

しかも釘や重曹も要らない。

  

こちらのレシピに沿って、頑張ろうと重い腰を上げました。

この方は、黒豆300gのレシピを紹介されていましたが、

いただいた黒豆は

98gでしたので、約100gとして、次の分量の材料を用意しました。

 黒豆          100g

 ●水          400ml

 ●砂糖         67g

 ●濃口醤油  大さじ2/3

 ●塩            小さじ1/3

   

 

鍋に●の材料を入れて煮立たせる。

その間に黒豆を水洗いする。

  

  

沸騰したら、洗った黒豆を入れ、

  

 

すぐに火を止め、蓋をして8~10時間置く。

  

  

10時間後、火を点けました。

沸騰させるまでは強火。(←吹きこぼれないように見守る。)

沸騰したら、極弱火にして蓋をしたまま煮る。

豆が煮汁から出そうになったら、水を足す。

この写真は、水を足した直後に撮りました。

  

 

3~4時間煮なくても、2時間で軟らかくなりました。

しかし、色が・・・。(T_T)

こんなに茶色で、まるでうずら豆のよう・・・。

   

  

軟らかさも味もバッチリなのに、これは失敗か!?

とにかく蓋をして静かに冷ますことにしました。

  

 

そして12時間後

市販の黒豆のような輝く黒ではないけど、

まあまあ、それなりの黒になりました。

  

よかった!!

これをおせちに使います。

 

miyamoto-farmさんの黒豆を、私なりに使うことができて、よかった!!

良いお正月が迎えられそうです。(*'▽')

 

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