”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

食農体験学習指導者育成講座 ~しょうゆのひみつ~

2019-08-31 21:30:29 | 食育

JA静岡市美和支店で開催された

「食農体験学習指導者育成講座」に出席しました。

  

その中で印象に残ったことを何回かに分けて書いていきます。

まず、本当におもしろかった「和の食文化~しょうゆのひみつ~」。

    

講師は、静岡醤油合資会社 代表 陰山明典先生。

うまみの歴史の話が興味深かったです。

1916年、ドイツの心理学者が4基本味を提唱。

甘味、塩味、酸味、苦味の4つです。

それぞれの味、何が基本になっているかというと

甘味はぶどうの味、酸味はワインを作る過程でできるビネガー。

ヨーロッパがワインの文化だということがよくわかります。

  

  

こちらは、小学生向けの媒体です。

この中の問題に

「しょうゆの香りの成分は何種類?」と書かれていますが、

答えは300種類だそうですよ。

複雑な香りで構成されているんですね。

  

   

こちらは、左から、もろみ、生醤油、製品の醤油。

味や香りを比べてみました。

もろみは、味も香りも深みとコクを感じます。

生醤油は、ストレートな塩辛さ。

製品の醤油は、生醤油に甘みが加わり、味わいやすくなります。

  

  

こちらでは、もろみが時間経過とともにどのように変化していくかを

見ることができます。

かなり貴重な体験をさせていただきました。

  

 

最後に醤油の効能をまとめます。

●消臭効果・・・生臭さを消す。

●対比効果・・・味をいっそう引き立てる。

●加熱効果・・・食欲をそそる。(醤油が焦げたあの香りのことです。)

●抑制効果・・・塩味を抑え、和らげる。

●殺菌効果・・・日持ちを良くする。

●相乗効果・・・だしと働き合って、深いうまみを作る。

  

 

今日一日が醤油の勉強でもよかったのに・・・

と思わせるくらい楽しい講座でした。

陰山先生、ありがとうございました。

 

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ロケットマンを観てきました

2019-08-30 11:46:22 | 映画

なかなかぼーっとした時間を過ごすことができないでいます。

無理やりでも現実から離れる時間を作ろうと、

昨日は映画を観に行ってきました。

こんな時、田舎でも家の近くにシネコンがあると、本当に便利です。

  

  

ずっと楽しみにしていた「ロケットマン」。

エルトン・ジョンの半生を描いた作品。

高校生の頃、ラジオから流れる彼の音楽を聴いて、

「なんて美しい曲なんだろう。」と思ったものです。

  

 

映画は、ステージ衣装を着て走っているところから始まります。

コンサートのバックヤードなのかと思って見ていると、

彼がたどり着いたのはステージではなく、グループセラピーの部屋。

  

ここで彼の幼少期からの半生が語られ、

ミュージカル仕立てでストーリーは進んでいきます。

    

この映画を観て、彼のあの美しい音楽の背景に、

ここまで壮絶な孤独と悲しみが存在していたなんて・・・

と、胸が痛みます。

   

ただ、これはドキュメンタリー映画なの?と思わせるくらい、

ドラッグやゲイの描写が生々しく、

見終わったあと、重苦しい気分になりました。

     

 

「ボヘミアン・ラプソディ」は、時系列など事実と異なる点はあっても、

エンターテイメントとして楽しめる作品でした。

観るたびに、「明日も頑張ろう!」という気分になりました。

だから10回も映画館に通ったのだと思います。

   

しかし、「ロケットマン」は、結構考えこんでしまった。

今度は、友人がどんな感想を持つのか、

もう一度勇気を出して?、一緒に観に行こうかと思っています。

 

    

最後に、「ボヘミアン・ラプソディ」にも登場した

音楽マネージャーのジョン・リードがこの作品にも登場します。

描かれ方があまりに違うのでびっくり!

まだ、ご存命の方なのに、いいんですかねぇ・・・。

 

 

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少量の小松菜

2019-08-29 09:56:14 | 野菜

昨日の中日新聞に、

浜松の森島農園が、少量の小松菜の新包装袋を導入した

という記事が載っていました。

  

最近、かわいい小松菜の袋が並んでいるなとは思っていたのですよ。

写真の左が新しいパッケージ。

右が従来のものです。

  

   

袋から取り出してみましょう。

従来のものが230g入りなのに対し、

左の少量パックには、100gしか入っていません。

  

  

少子高齢化で単身世帯や夫婦二人の世帯が増えていることを受け、

二人が数回で食べ切れるサイズを・・・

ということらしいです。

  

  

この100gの小松菜を茹でたら、ホントにわずかの量になり、

作り置きのきのこのマリネと合わせて、

小鉢が2皿できました。

  

   

核家族化で、大根、キャベツ、白菜のような重量野菜が

丸ごとでは売れなくなり、1/2、1/4とカットされて売られています。

少人数の家族では、トマトの大玉も食べなくなり、

ミディサイズのトマトが一番売れていると聞きました。

    

大根、キャベツ、白菜は確かに重いので、

持ち運びのことも考えると、カットされたものが好まれるのも

わからないではありません。

しかし、ついに葉物野菜まで・・・。

  

この少量の小松菜でさえ、数回に分けて食べたいとは・・・。

野菜の摂取量はどうなっているのかしら?

ここ10年くらい、1日の摂取量はずっと290g前後を推移していますが・・・。

   

そして、新しい包装にするということは、

その分、コストがかかるわけですが、

新しい袋は、素材のポリプロピレンの厚みを2割薄くし、

1枚の単価を3割削減したとのこと。

  

袋が薄くなっても、中の小松菜は取り出しやすかったです。

  

最近、色々な商品が価格を据え置くために、

量を減らしたり、包装資材を安いものに変更したりしていますが、

そのために、商品が取り出しにくくなったり、

袋が開けにくくなったり・・・。

納豆のパックなど、かき回しているうちに穴を開けてしまったことも

一度や二度ではありません。

  

でも、この小松菜はスルッと、取り出せました。

 

それにしても、野菜の摂取量がこれ以上減少してしまわないか

とても気になります。

 

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野菜おでんにしようかな

2019-08-28 10:11:15 | ブログ

おでん材料やかまぼこといった魚肉練り製品の原料、

すり身の輸入価格が高騰している

といったニュースが連日報道されています。

静岡は、「しぞーかおでん」でも有名ですが、

これから寒くなると食べたくなるおでんも、

練り製品が値上げされると、家での登場回数が減ってしまうのでしょうか?

   

ここ数年、値段は変わらなくても、

一袋に入っている練り製品の量が少なくなったり、

サイズが小さくなっていることは

主婦の皆さんは感じていることと思います。

     

その理由は次の通りです。

日本ではすり身の多く(大半が米国産スケトウダラ)を輸入し、

国内で加工していますが、

一方、欧米や中国では健康志向の高まりなどから魚の切り身の消費が拡大

米国産スケトウダラは、切り身に回され、

その結果、すり身価格が上昇したという流れです。

  

しぞーかおでんを代表する練り製品と言えば、黒はんぺん。

こちらの原材料は、県産のイワシやアジのすり身ですが、

こちらも原油価格の高騰で漁獲量が減り、

価格は上昇しています。

     

 

それが理由というわけでもないのですが、

我が家のおでんは、だんだん野菜の占める割合が多くなりました。

       

これからは、おだしを濃いめにとって、

数種類の練り製品から出るうま味を楽しみながら、

季節の野菜をもっとおでんに取り入れていこうと思います。

   

 

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ガーリック食品株式会社って!?

2019-08-27 13:56:51 | スパイス

市販のカレールーは、ほとんど使いません。

理由は、原材料に「にんにく」が使われているからです。

だから、インド人のシェフから教わった方法で、

数種類のスパイスをブレンドして、カレーを作っています。

   

そんな私でも、唯一使えるのがこちら。

     

S&Bのフォン・ド・ボーディナーカレーです。

こちらは、原材料に「にんにく」は使用されていません。

   

 

ところが、昨日、恐ろしいことに気づいてしまった・・・。

     

上の写真は、5皿分(上)と10皿分(下)の箱の写真ですが、

製造所が異なるのです。

      

10皿分の方の製造所は、

エスビー食品株式会社 長野県上田市・・・となっています。

  

  

それに対し、5皿分の方の製造所は

エスビーガーリック食品株式会社 新潟県上越市・・・となっています。

なんて恐ろしい名前の会社なのでしょう!!

  

  

唯一「にんにく」が使われていないカレールーとして愛用してきたのに、

名前にガーリックが入るところで作られていたなんて!! (@_@。

ひょっとして、5皿分の方はこっそり「にんにく」入れているの?

   

 

だいたい、なぜ同じカレールーを違う工場で作るの?

疑問を持ち始めると居ても立っても居られない困った性格・・・。

早速、エスビーガーリック食品株式会社に電話をしました。

  

すると、とてもやさしい男性が電話にお出になり、

「間違った情報をお伝えするといけないので。」と言って、

お客様相談窓口の電話番号を教えてくださいました。

   

 

改めて、お客様相談窓口にお尋ねすると、

(こちらもとても感じの良い女性の方でした。)

次のように教えてくださいました。

 ●同じ商品でも、別の工場で作ることは多々ある。

 ●工場の設備の関係で、10皿分のカレールーは長野で作られているが、

  5皿分の方は新潟のエスビーガーリック食品株式会社で作られている。

 ●原材料に「にんにく」は使用していないが、

 「カレー粉」の中に含まれていることもあるので、

  心配なら使用を控えるようにしてほしい。

      

 

S&B食品のおねえさん、ご親切に色々教えていただき、

ありがとうございました。m(__)m

 

 

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