村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

白もくれん

2015-03-24 23:23:14 | 植物・茶花
白木蓮に声を呑んだる雀かな 龍之介


茶会が近いので
花ばかり見ている
さて間に合う花はあるか

わが狭庭の
はくもくれんが 花を咲かせた
半開の厚ぼったい白い花びらの 
空へと開くその姿は
希望にあふれ 美しい

が 
花も終わり
一枚一枚はらはらと散りはじめると
その美麗な白色は酸化した茶色に変わり
なんとなく悲しい気分になる

庭をつくるとき
まず希望したのが白木蓮
でも
茶花としては殆どつかえない
わずかの日数に一度に咲いてしまう
木が高くなって背が届かない
台にのって切ろうとしても
植木屋さんが枝を切って
枝が短くなり
つかえないのだ

みじかい花のとき
鑑賞する

花が終わると 
鮮やかな緑色の葉が伸び始める
これも美しい
水うちわのような形で
少しガサガサしている

普通の木蓮は 葉と花が一緒に出る
はくもくれんとは違う
木蓮のほうが
少し小さい
両方好きだが
白木蓮のほうが上だ
香りもよい



別名:マグノリア、ハクレン(白蓮) 




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