あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

よそさまのお庭

2021-04-29 20:25:38 | ガーデニング
  車で走っていて、薄紫のかたまり発見。
 あれ、きっとクレマチスよ。思わずUターンして確かめに行きました。
 
 すごい! こんなにたくさん花をつけているのを初めて見ました。
 
 
 
 シミ一つない、虫かじり一つない、完璧な花ばかり。
 
 
 中心部だけでもおもしろいねえ。



 フェンスで囲まれた中をのぞき込んでいたら
 

 
 色違いを見つけました。こちらはまだ一輪しか咲いていませんが、花が大きいです。花びらが風にあおられてはためいていましたもの。
 
 そこへ隣接したお家から男性が出てこられました。
 「すみません、写真撮らせてくださいね。」
 すると
 「どうぞ、こちらから撮ってください。」
 と、フェンスの中に招き入れてくれたのです。
 
  遠慮なく 「おじゃましま~す」
  車のエンジンを切り、ハザードをたいて、ロックをして、しばらくお邪魔する気満々で入らせて頂きました。
 
 入り口には元気のいい黄色いバラ。この一重のバラ、かわいいです。
 
 
 
 
 
 反対側にはこれまた色違いのクレマチス。
 うちと同じ斑入りアマドコロ(ナルコユリかも)
  (注 二つはよく似ていますが、ナルコユリの茎が丸いのに対し、アマドコロは角張っています)



 
 できあがったばかりのブーケをブーケスタンドにたてている、といった感じのクレマチス。この種はうちにもあって去年までは咲いていたんだけど。今年はやっと蔓が伸びてきたところです。 
 
 


 高さは2メートルくらいかな? うちのクレマチスはこんなに伸びたことがありません。
 
 
 
 園芸店で売られているきらきらと華やかな花だけをびっしり植えているわけではなく、ヤグルマギクやデージーなどの素朴なお花が多かったです。それでいて雑然とした感じではなく、気取らない花畑。小さな植物を見つける宝探しもできそうな花畑。こういうの大好きです。
 
 お! おお~ 発見しましたよ。
 


 まだまだ珍しい、黄色い牡丹です。
「牡丹ですよね?」
「はい、女房の誕生日に買って来て・・・」
 
 うわぁ~ なんてすてきなんでしょう。
 
 さておいとましましょうと思ったら、
「よかったら家の方にもどうぞ」
 
 もちろん、図々しくお庭の方に入らせて頂きました。
 多分こちらは日当たりが悪いのでしょう、シャドーガーデンになっていました。ちょうど奥様もお花の手入れ中で、いろいろお話を伺いました。
 
 
 手前には2種類の都忘れ
 
 よくみるといろいろな花が埋もれているんです。 赤いのはキンギョソウだったかな? デージーに、シュウカイドウかベゴニアらしい葉も。別のところにはヒューケラ。
 


 向こうの方にイカリソウ。斑入りのナルコユリ。
 
 
 イカリソウはもう花が終わったんだそうです。
「あまり増えないのかと思ったら、どんどん増えて、あそこ全部イカリソウ」
 
 へえ~イカリソウって山野草だから平地では難しいのかと思っていました。
 端っこに斑入りの擬宝珠も見えます。


 「手前はクリスマスローズですよね?」
 「もう花が終わったんで切ったんですよ。クリスマスローズは1年のほとんどが葉っぱだけですよね。残っているのはこれだけ。」
 


 一つの茎からこんなにたくさん集まって咲くの初めて見ました。木立性だそうです。クリスマスローズにも木立性があったとは。

 よく日の当たる家の壁には

 
 うすピンクのクレマチス。手作りらしい素朴な垣が立てかけてありました。
 わたし、ようやく気づきました。クレマチスって日当たりがいいのを好むんだー
 
 「バラなんかアブラムシがついて消毒せないかんけど、クレマチスはお日様さえあればいいから楽ですよ。」とご主人。
 
 そうか、うちは半日陰に植えてあるから育ちが悪いのかもしれません。
 
 たまたま通りがかったお家でこんなに楽しい時間を過ごせるとは。何よりもご夫婦が二人して柔らかな笑顔と言葉遣いとで、仲良く趣味の園芸ーすてきなご夫婦でした。やっぱり「花が二人のコミュニケーションツールですね。うちも別の意味でツールになっているけど。(除草剤の使用を巡ってけんかの種 )
 
 
 
 
 
 
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ここにもジャケツイバラが

2021-04-28 21:11:08 | 植物
 手芸店からの帰り、加茂川の橋のたもとに黄色い花が咲いているのを確認して、久しぶりに中山川の土手沿いの道を走ってみました。
 黄色い花はジャケツイバラ。去年調べたり観察したりして、この植物が川にも咲くことを知りました。ならば、中山川の土手にもあるかもしれないと思ったのです。詳しくはこちら
 
 ありました。それも2箇所、見えるところに咲いていました。
 
 
 
 
 豆が残っていました。この中に種が入っているんですね。意外と薄っぺらく風で飛びそうなくらい軽そうでした。

 
 このジャケツイバラ、どこからやってきたのでしょう。数年前にはなかったはず。

 
 一つ一つが可愛いし、全体としては豪華。
 







 けれど、あの豆を持って帰って蒔こうとは思いません。なぜなら


 
 河川敷の相当広い範囲に広がっていたからです。こんなのうちで生やしたらたいへん。もうかなり前からあったのでしょうか。この道は車で走るだけですから、道に這い上ってくるまでは気づかなかっただけなのでしょう。

 
 わたしが知っているもう一つの繁殖場所のそばに谷川があって、それが多分中山川に合流しています。もしかして大雨の時流されてきたのかな?



 青空に映えて、しかもダイナミック。お気に入りの花になりました。けど、あまりに増えすぎても,他の植物が・・・・繁殖力の強い花は、心配でもあります。
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小さな芽

2021-04-26 23:27:34 | ガーデニング
 思いがけない草取りのご褒美をもらったおかげで、わたしもようやくエンジンがかかりました。夕方1時間ほどはあちこちの草取りに当てています。
 
 話がそれますが、「草取り」のことをこの地方では「草引き」といいます。でブログではなるべく標準語の「草取り」を使うことにしているのですが、やはり「草引き」がしっくり来るんです。数日前新聞(愛媛新聞)を読んでいたら「草引き」 という言葉が出てきてびっくり。「草引き」って方言じゃないの?辞書で調べてみたらやはり「草取り」しか出てきませんでした。ま、愛媛では違和感なく「草引き」という言葉を使っているということで・・・・わたしにはやはり草引きという言葉がふさわしいです。だって本当に伸びた草を引っ張って取り除くんですから。
 
 青々と畑を埋め尽くしたホトケノザ。冬、しめってかたまってしまった油かすをこの辺に放り込んだら、効果てきめん、しっかりと草を育ててしまいました。


 
 
 ホトケノザを引き抜くと下から
 
 
 
 小さなマリーゴールド。
 
 困った芽も出ています。ここまで来ると判別がつきますが、もっと小さいときはマリーゴールドとよく似ていてー
 
 


 
 
 センダングサです。これは見つけ次第抜いておかなければ。
 
 同じく見つけ次第抜いておく草
 
 イシミカワと
 
 
 
ヘクソカズラ


 
 黒々と茂った草のなかで咲き遅れたチューリップが鮮やかです。これが野菜だったらねえ。



 早くもコスモスが大きくなっていました。
 
 
 この間つんつんと芽を出していたミョウガもはや葉を広げ出しました。
 
 
 
 これ、何だかわかります?

 
 ミョウガがカタツムリの殻をかぶっているんですよ。珍しい光景です。
 
 それから
 
 
 去年の秋、50円というめちゃくちゃ安いお値段で買ってきた山椒です。爪楊枝に毛が生えたくらい小さくて、やがて葉を落としてしまい、ちゃんと生きているんだろうかと心配しました。
 3月の終わりにはまだとげの方が大きかったのです。
 


 とげがわずかにみずみずしい感じがするなと思い、抜かずにそのままにしていたのです。あきらめないでよかった。
 
 もう一つ、これは完全に枯れたとあきらめていたアジサイ。けど抜かずにおいていたら
 
 


 
 なんと、芽が出てきました。
 たくさんあったのに夫が大盤振る舞いで人にあげてしまって我が家にはたった一株しか残らなかった貴重なアジサイです。
 枯れたと思っても1年は株を残しておくのがわたしのモットーなんです。根っこが生きていることもあるので。植物ってもろいようでもありしたたかなようでもあり、おもしろいですね。
 
 
 
 
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ツツジが花盛り

2021-04-25 00:18:00 | 植物
 街中のツツジ
 
 文化会館横の水辺
 


 工場の生け垣
 
 
ずうっと向こうまでツツジです。

 
 




 
 うちのツツジもこの白っぽい色。だけど咲いていません。手入れしてないから。
 
 
 ツツジやさつきは、花が終わったら剪定をするのだと教えてもらいました。秋には花芽ができていて、その頃に剪定すると花芽を切ってしまうのだそうです。うちはそれをしてないので(知っていながらね)

 
 花だけを切り取ってみると、なかなか豪華ですね。



 高い塀の上からのぞいているツツジ。
 
 濃いピンクがどこのよりもきれいでした。こうしてみると、ツツジって大きくなるんですね。街中のツツジはたいてい小さく刈り込まれていて、本来の大きさが分かりませんけど。 
 


 
 里山のツツジ(2週間ほど前の写真です)
 
 つつじヶ丘と呼ばれている神社のオンツツジ?
 
 いつもため池横の細い道から神社の裏側に入ります。
 すると、いきなりこの景色
 
 
 ちょうどよいときに来ました。
 

 
 
 この神社は二つのため池に挟まれており、登ってきた方と反対を見ると
 
 
 木々の間から見える水とツツジがきれい。
 
 
 ため池のほとり
 
 
 わたしと同類発見。最近こうして一人で花を見る人をよく見かけます。もっとも、場所は大勢でわいわい楽しむ場所ではないので、ここで出会うのは、たいていは高齢のご夫婦か中高年女性の2,3人のグループです。
 
 遠く周桑平野を望む静かな場所です。
 
 


 
 シャガの花もきれいでした。
 
 
 



 父にこちらの施設に入ってもらって間もなく来たことがあります。あのとき父は足腰が弱っていましたが、わたしは急な長い石段を登って上まで来たのです。わたしも元気でした。そのときの記事はこちら
 残念ながら母に見せることはできませんでしたが、それでも父を連れてあちこちの花を見て回ることができたのは幸せでした。
 
 今はもうみんな会うことさえままならない世の中なのですから。
 








 
 
 
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単独行動

2021-04-22 23:18:49 | お出かけ
 予定外のことだったのですが、県立美術館に行ってきました。ついに春の県展が中止になるそうなのです。本当は28日の搬出日に早めに行って見てこようと思っていたのですが、しかたありません。今回の県展は特別なので見ておきたかったのです。
 
 駐車場は、県庁の横、お城の真下にあります。
 
 
 
 緑はますますきれいになっていました。
 


 やっぱり人は少ないですねえ。不要不急の外出自粛を求められていますから。本来なら平日でももっと大勢の人が思い思いのことをして憩っています。
 
 
 そこかしこにあるベンチには、一つのベンチに一人の人。

 
 一人でお弁当食べてても違和感なくなってきましたね。
 
 群れているのはムクドリだけか。
 

 かくいうわたしも単独行動です。特に孤独を好むというわけではないけど、一人でも平気なタイプ。美術鑑賞や買い物はたいてい一人です。
 
 ここだったのかな? きのう聖火の到着式が行われたのは。
 
 
 
 昨日、今日と聖火が愛媛県を巡っていますが、松山市だけは新型コロナの拡大防止のため公道を走るのをやめて、到着のセレモニーだけを無観客で行いました。このセレモニーの挨拶で、知事さんが「みなさんに申し訳ない」と大泣きをされまして・・・さぞかし無念だったと思います。だけど最近の陽性者がほとんど感染力の強い英国型の変異種であることを考えれば致し方ないことだったと思います。
 
 そういうわけでわたしは県展を見たらとんぼ返りです。高島屋の北海道展も覗きたいし、手芸店にも寄りたいけど、がまんがまん。
 
 今回の県展が特別だというわけー本来なら70回目の節目の回でした。実際は去年中止だったので69回目です。その節目の年を記念して一期開催、つまり前期後期と分けずに洋画、日本画など全6部門を一度に展示するというわけです。春の県展は無審査なので希望者はすべて展示されます。表題に「会員」とか「準会員」とかの肩書きも記されず、素直に作品に向き合えるようになっていました。それがとてもよかった。よい刺激になったし勉強にもなりました。
 けど、用心はしました。入退場の時の消毒はもちろん、エレベーターには乗らず、階段も手すりは持たず・・・しんどかった~ 美術館の天井は高く、階段が長いということを忘れていました。             
 
 広々とした館内に入館者は多くはなく、換気もよく三密にはなりようもない環境なので、閉館しなくてもよいと思うのですが、愛媛県全地域の人の作品を展示すれば、それだけ県下の人を動かすことになってしまいますので、やはり閉館せざるを得なかったのでしょうか。
 
 帰りに休憩所で藤の花を写しました。
 こんな気まぐれなことができるのも単独行動ならでは。
 




 そういえば今日届いた市の広報に、地域のフジを守る老人クラブのことが出ていたっけ。今度は一人でそこへ行ってみましょう。
 
 
 
 














 
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(ド)派手なものを

2021-04-21 23:44:03 | レザークラフト

 携帯替えました。前のスマホは小さくて、歩数計代わりにポケットに突っ込んで歩くには都合がよかったのですが、指の太いわたしはしょっちゅう押し間違えてしまうし、カメラ機能もあまりよくないしでだんだん物足りなくなってきました。

 なので今度は下に操作ボタンがなくて画面の広いのを。かじりかけのリンゴのマークのあるカメラが2台ついていやつ。

 新しいケースを作らなくちゃね。前のカメラで最近とっても困っていたことがあって・・・・

 しばしば携帯が 行方不明

 固定電話で呼び出せばすぐ見つかるのだけど、いったいどうしてこんなにいなくなる?                                    

 そりゃ、あんたがどこにでも置いて忘れるからでしょ。    でも、「ばあちゃん、ここにあるよ。」なんて孫に言われることもあって、要するに目の前にあっても気づかない、これってちょっとあぶないんじゃない?   

 が、それだけじゃない他の原因が一つ思い当たりました。携帯が、家具と同化してるのよ。作ったときはなかなかいい革を選んだと、気に入っていたのですけどね。

 



 4年間の手垢のついた携帯です。

 よし、今度はどこにおいてもぱっと目立つ色で作るぞ。このあたりの革はどうかな?

 



 しかし、いざ作り出すと、考えることの方が多くて、できあがるまでに10日もかかってしまいました。

 まず、左開きにするか、右開きにするか。これが一番の問題です。 わたしは左手に持って右手で操作するから、右開き(国語の本を読むように)がいいのかなあ。カメラを使うとき、ふたが下に垂れるようにしなければなりません。そのカメラが2箇所で操作できるようになっているので、(音量調整のボタンがシャッターになる)カメラをどう持つかで変わってきます。

 ベルトを留めるボタンは、裏側(本体裏)につけましょう。これは考えるまでもない。液晶画面をボタンの開閉で押さえたくないので。マグネットでは留めません。

 大きくてポケットから落ちそうだから、クリップでポケットに止めるようにしたいなあ。できればそのクリップは取り外しできるように。

 



 クリップを100円ショップで買ってきました。これしかなかった。手芸店に行けばいろいろあるけれど遠いのです。

 ケース本体に丸カンかDカンをつけなければ。どこにどうやってつける? カメラ部分に当たらない位置はどこだろう? 

 飾りもかねてアクセサリーで丸カンをつけるベルトの付け位置を隠すことにしました。ちょうど持ち合わせていたふくろう。お腹のところがへこんでいるのはここに何か埋め込みなさいということかな? レジン用のパーツだったのかもしれません。

 そこに革を張り付けてこんなふうにしてみました。

 



 これでベルトの端っこが隠れました。

 内側にポケットを一つ。本当はいくつか作りたいところだけど液晶画面に当たる面なのであまりでこぼこしたくないです。

 バッグ用のしっかりした革ではなく柔らかくてやや厚みのある革がいいなあ。

 こんなふうに考えてくると、手持ちの革の中で使えそうなのは限られてきます。

 

 これいい革です。色もグレーが買ったブルーできれいなんだけど

 
 このピンクと合わせるとなんだかくすんできれいじゃないのです。
 結局強烈に存在を主張し合うこの色革でポケットを。





 さらに革の厚みに合わせて芯地を張りたいんだけど、それにもいろいろ種類があって、それぞれに厚いのと薄いのとがあって出来上がりの手触りや風合いを予想しながら選んでいかなければなりません。

  土台とふたにはにテキソンの厚手 表面のピンクの革はごくごく薄いので補強にスライサーという芯地の厚手を 柔らかみを出すために糊付きスポンジをふた部分に貼り

 細かい所までいうと、ステッチの糸の色や太さまで

 こだわり抜いて作ったのがこれです。

 どう?どこにおいても目立つことまちがいなし。

 



 これをアラ古希のばあさんが持つことについては異論のある方もいらっしゃるでしょうが・・・・

 娘も何も言わないことだしー

 持ちます。

 

 

    

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草取りのごほうび

2021-04-20 22:58:04 | ガーデニング
 先日、目立つ草だけでも抜いておかなければ、と始めた草引き。
 ついつい、見えない場所まで進んでいって、1年中日の当たらない、おそらくわたししか見ないであろう場所まで来ました。そこで見つけたもの
 
 
 
 
 
 きゃあ~ 咲いていたんだ
 
 ユキモチソウです。雪持ち草、多分こう書くのでしょうが、わたしは雪餅を連想してしまいました。色から言えば雪、だけどきめ細かさから言えば雪見だいふく。それを先のとがった苞が大きくカーブして大切なものを覆うように被さっています。
 こんなに真っ白でいきいきとしたユキモチソウを見るのは初めて。ジャストタイミングで見つけたようです。
 去年道の駅で手頃なお値段で売られているのを見つけて買って来ました。そのときは少々くたびれていたんです。山草だから、と自分なりに考えて木陰の湿っぽい場所に植えたんですが、そこは前にも植えて消滅してしまった場所。同じ失敗を繰り返すことになるかもしれないけど、1シーズン楽しめたらいいかぁと半ば開き直っていたのです。
 案の定夏を過ぎると跡形もなくなって,やっぱりここはだめだったかとすっかりあきらめていたところでした。
 
 こんなに突然姿を見せてくれるなんて。草引きもするもんだねえ。目立たないところですのでついついおろそかにしていました。
 
 

 
 地味な色と変わったフォルム。山の中でこれを見つけたらどんなにかうれしいでしょうね。
 


 来年も咲いてくれるといいなあ、できれば2本に増えて。
 
 さて、ユキモチソウほどではないけど、見つけてうれしかった花。
 
 
 
 去年植えたナデシコが、夏~秋の草に埋もれて青息吐息だったんです。これもまた遅くに草取りをして、細々と生きている1本の苗を、こちらは結構大切に見守ってきたのですが、たった1輪咲きました。



 まさに大和撫子。ピンクがこれも輝くようにきれいです。昔は川の土手に咲いていたんですけどねえ。
 
 そしてタツナミソウは年々増えています。もともと白だけだったのですが、紫のはいつ植えたんだろう? 一昨年までは白しかありませんでした。去年のブログを見たら、何かの植物について来たのを植えたら紫だったと書いてありました。
 






 タツナミソウは増えて困るのだとか聞きましたが、今のところ白紫が混じってバランスよく咲いています。
 こうして、草引きを思いついてよかったなあ、としみじみ眺めているとき、頭上で「ぎぃー」という鳴き声がしました。
 あ!この鳴き声は!
 見るとコゲラがとまっているのでした。残念ながらカメラを構えているうちに気づかれて飛んで行ってしまいましたが、我が家には確実にコゲラがやってくることが分かりました。というのは、この木では何回かコゲラを目撃したことがあるのです。これはうれしい。
 
 ユキモチソウと言い、コゲラといい、これは急に思いついて草を引き始めたわたしへのご褒美でしょう。
 
 
 
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毎日山菜料理

2021-04-19 12:27:58 | 野菜・果物・料理など

届いたワラビとたけのこの食べ方。

ワラビはふつうに出汁と醤油砂糖で煮ました。それからふと思いついて少しだけピクルスにしてみました。

 



 

  ふつうの(きゅうりなんかの)ピクルスと同じようにおいしいです。とっても好きな味というわけではないけれど日持ちするからボツボツ食べましょう。 

 たけのこは、全部1センチくらいの厚さに切って薄味をつけます。家族みんなのお気に入りは天ぷらなんですが、薄味をつけて衣をつけるとおいしいのです。

 



 

 それから酢味噌和え(木の芽和えといいたいところですが、山椒がないので)も、この薄味のたけのこを短冊に切って使います。たけのこご飯も同じく。

 きのこなどと一緒に炊いて山菜おこわに

 

 山菜おこわを作るのは今年2回目です。

 1回目のおこわは突然やってきた弟に持って帰らせました。後で義妹から電話があり、居合わせた姪っ子が、「ばあちゃんの味じゃねえ。」と言ったそうです。母はよくおこわを蒸し器で作っていました。弟の家族とわたしの家族と時には従業員にも。そうか、わたしの味は母の味なのか。こうやってその家の味は受け継がれていくのかもしれません。若いときはもっぱら母に作ってもらうだけだったのに。

 だけど母と違うのはわたしはレンジで作ること。

 作り方は至って簡単。レンジについていたレシピ集の通りです。米2合。山菜を煮ただし汁カップ1と二分の一。1時間給水させて、上に山菜を載せてラップをして600ワットで8分。上下を混ぜて7,8分。

 たけのこの他にシメジと椎茸とツワブキ、にんじん

 ワラビは別に炊いてできあがってから混ぜました。というのは、1回目ワラビも一緒にレンジにかけたら、ワラビだけがとろとろに溶けてしまったのです。

 なかなかおいしくできました。だけどやっぱり蒸し器で蒸した方が餅米の食感が違うような気がする・・・・厳密にはお袋の味とは違うでしょう。2合ずつ2つの耐熱ボウルで作って、二人の娘の家に持っていきました。この子たち、歳をとったら自分で作るようになるのかしら。

 それから昼ご飯に山菜そば

 初めはワラビとたけのこだけのつもりだったのですが、思いつく限りの具材を乗せてみました。

 宇和島産のじゃこ天。つぐねいもと卵を入れたら月見そばみたいになって、そうそう、これも

 



 瀬戸内海産焼きバラ海苔。これが海苔の香りがとてもいいのです。食べかけてから思い出しましたので写真にはうつっていません。

 地元の食材を使った「瀬戸内の海の幸山の幸そば」いいんじゃない?

 またまた山菜の天ぷらも作りました。今回はたけのこ、タラの芽、三つ葉、ドクダミ

 衣つけに失敗して見苦しいので写真はなし。

 去年ドクダミを揚げたとき、どうもあの匂いが気になったのですが、今回は逆に、あの匂いがちょっと花の香りのようでおいしかったのです。ドクダミも春先の新芽だとおいしいのかもしれません。

 最後に、あのタケになりかけた根っこの部分を薄く切ってたけのこご飯を炊きました。

 



 材料はたけのことにんじんと松山揚げ。 味の決め手は松山揚げです。油揚げの乾燥したものと言えばいいのでしょうか。ちょっと香ばしく、口には残らない柔らかさで、多分普通の油揚げではこの風味は出ません。こんなところに各家庭の特徴が出るのかも。                       薄く薄く切ったつもりだけど、口触りが竹でした。そして残るのは酢味噌和えように切ったたけのこだけ。よし、全部食べきったと思っていたその日の夕方、夫の知り合いがたけのこを持って来てくれました。

「えらい大きいたけのこを・・・」と呆れたように言うので見に行ったら

 うっそぉ~

 



 1本だけではなかった!

 律儀に奇数本くれたのね。長さは新聞紙の縦の長さと同じでした。

 



 

 

 

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山菜の下ごしらえ

2021-04-18 11:31:39 | 野菜・果物・料理など
 毎日毎日山菜づくしの食卓です。
 
 まず、先日のイタドリとノビル
 
 ノビルはすでに薹が立っていました。まずは根元の球根を切り落とし、薹と枯れた葉を取り除き・・・・めんどうくさっ!食べる葉っぱと捨てるゴミとが同じくらいの量でした。
 球根は四分割に、葉っぱは三,四㎝に切ってほんのちょっと(大さじ1ぱいくらい)水を加えて火を通しました。ワケギのように蒸すだけにしたかったのだけど量が少なすぎて水分が足りません。だけどたっぷりの水で茹でたのでは風味が飛んでしまうだろうし、というわけでほぼ蒸し煮の状態にしました。
 
 
 それを酢味噌で和えました。
 
 夫婦二人で食べるのにぴったりの量でした。思ったほど固くはなく、おいしく頂きました。たまに、取り忘れた茎が混じっていて筋が口に残りましたけど(笑)今年はノビルでさえ花が早く咲きそうです。
 
 下準備に時間がかかったので、イタドリは翌日。
 
 先ず皮を剥きます。だいたいは手で剥けるんだけど、剥けにくいところは包丁で。
 


 やっぱりゴミがいっぱい。
 これまた面倒なんです。ここをクリアしたら後は簡単。
 太いものは縦半分に切って、長さ三,四㎝くらいに切って熱湯にさっとつけます。火を通しすぎるとくたくたにとろけてきますので、わたしは30秒くらいにしています。それを水を替えながら一昼夜くらい水にさらします。適当です。かじってみて酸味を感じなければOK。
 あとは、油で炒めて醤油や砂糖で味付け。
 イタドリには油がよく合います。そしてだし汁ではなく削り節を直接入れます。かつお節ではなくいりこ(いわしの乾燥させたもの)を削ったものです。いりこはこちらでは普通に使われる出汁の材料です。安いし、味がいいし、カルシウムなども豊富。今回は量が少なかったので冷蔵庫にあったツワブキと。
 
 


 
 次の日
 
 


 大量のワラビが届きました。太くて長くて立派なわらびです。
 
 わたし、大急ぎで炭酸を買いに走りましたよ。
 
 まずはあく抜きをしなければなりません。我が家で最大の大鍋を出してきましたがそれでも入りきらないほど長かったです。湯を沸騰させ下の固いところを折り取って丸めて鍋に入れました。その上から炭酸を振りまきました。しゅわ~っと泡が立ったところで火を止め後はそのまま冷ましておきます。
 


 
 
 ワラビはきれいな緑色になるんですが、写真を取り忘れました。捨てる寸前に思いついて撮った写真
 
 
 ゆで汁でさえこんなにきれい。
 
 一晩置いて水にさらし、あとは好きなときに調理を。
 
 わたし考えました。こんなにたくさんのワラビはどう考えたって食べきれない、でも日持ちしないワラビをどうしよう?
 
 そこで一握りほどのワラビを茹でずに残しておいたのです。初めての挑戦、「ワラビの塩漬け」
 ネットで調べて、大きなボウルで簡単に漬けてみました。お試しですから漬け物桶を引っ張り出すほどのこともないでしょう。
 ボウルの底に塩を敷いて、上からもたっぷりの塩をかけてて、
 

 
 落としぶたの上から重しを乗せて、1日おいたら水が上がりました。



 たっぷりの塩で早く水を上げるのが大事なんですって。食べるときはしっかりと塩抜きして使うそうです。
 
 やれやれ、山菜は下ごしらえが大変だわ~ このところ台所に立つ時間が増えました。そしてゴミも。
 
 そんなとき、わたしはいいものを見つけたのです。
 市内の所々にある無人販売所。その一つに茹でたたけのこが売っているのを。
 たけのこ1本分150円。しかも柔らかくてえぐみが一つもない。向こうの方でたけのこを茹でているらしい煙が見えます。新鮮なことこの上ないたけのこ。皮付きのを買って茹でて食べるよりはるかに楽ちんでおいしい。
 
 お試しで買った1回目は、夫がつまみ食いで食べてしまいました(まるまる1本分よ。怒)
 
 で、2回目は2本分を買って来ました。いろいろ作って娘たちにも分けてやりたいし。
 
 ところが、たけのこを買ってきたその日の夕方、娘が大きな袋を下げてやってきました。中から取りだしたのは・・・
 
 


 でっかいたけのこ。 下の方なんか根っこがはえかけているし・・・皮をつけたまま茹でたのがいいとは知っているけど、皮をとらないと鍋に入らないし・・・
 
 うちはこの時期になると、たけのこ大好きの夫が、精米したときに出る糠も持って帰ってきます。糠と一緒に茹でるんですが、糠は下水には流さず畑かコンポストへ。ゴミの始末でさえ気を使います。
 




 


 
 
 
 
 
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庭で山菜が採れるの・・・

2021-04-17 13:13:05 | 植物
 今年もまた、庭にこれが生えて来ました。見つけるたびに引き抜いているのですが、今では地下茎が半径五メートルくらいの円でつながっているらしくなかなか根こそぎ退治ができません。
 
 
 
 それでも今年は早め早めに対応できてるわ、小さいうちだと食べられるしと、自分満足していたのですが、草を抜くためにカシの木の下に潜り込んだところに見慣れぬ木を見つけてびっくり。
 
 これは!
 
 
 目を頭上にやると
 
 
 
 まさしくイタドリ!
 
 しまった、ここにも生えていたのか。枯れた茎がそのままあるところを見ると、去年も見逃していて木のように大きくなっていたらしいのです。
 
 昔見たテレビ番組で、イギリスのガーデンコンテストか何かだったと思うのですが、美しく手入れされた庭を審査員が見て回るというのがありました。あるお家の庭で審査員が
「こんな雑草が生えているなんて。」と辛辣な口調で非難する場面があって、わたしはその場面を鮮明に覚えています。たった1本の雑草で犯罪者みたいに非難されるなんて・・・
 庭のイタドリを見るたびその場面を思い出すのです。たった一人義妹だけが「野趣に富んでおもしろい。」と言ってくれましたが、うちなんかは庭ではなくて荒れ地なのよと、開き直ってはいますが、目立つ草だけでも何とかしなくてはなりますまい。目立つ草というのは、カラスノエンドウと何か分からないけど穂が出る寸前のイネ科の植物です。それらを引き抜いていると、いつの間にやら増えてきたかノビルが目につきました。ノビルは花畑の方にはいっぱいあって、結構食べています。
 
 今日の収穫

 
 ノビルには小さな球根が二,三個ついていました。なるほど、こうやって増えるのか。



 こうして草を抜きつつ、ノビルを採りつつ思いだしたことがあります。
 アマドコロの新芽って食べられるんじゃなかった? 去年遅くにそれを知って、来年は食べてみようと思っていたんだけど
そのアマドコロは
 
 
 
 一斉に花が咲いて、新芽は1本もなし。遅れて出てくる寝坊さんていないんですねえ。



 残念、こんなにたくさんあって少し減らさなきゃと思っていたのに。
 
 他にも、ドクダミがクリスマスローズのエリアを侵略しつつあるし
 


 小さな小さな苗を植えてようやくここまで育ったクリスマスローズ。ドクダミから守らねば。
 
 三つ葉は、生えてはいるのだけど食料としては少なすぎる。
 


 
 ユキノシタはまだ小さいです。
 
 これらが我が家の食べられる植物。 せっかくですからたけのこと合わせて山菜の天ぷらにしましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コメント (2)
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