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来年(2021年)の二十四節気・雑節

2020-02-07 23:51:53 | 
 国立天文台は、毎年2月の最初の官報で翌年の暦要項(れきようこう) を発表しています。
暦要項には、国立天文台で推算した翌年の暦(国民の祝日、日曜表、二十四節気および雑節、
朔弦望、東京の日出入、日食・月食など)を掲載しています。

今年も2月3日に「令和3(2021)年暦要項」を発表しました。以下は、主な内容です。

平成32(2020)年の国民の祝日・日曜表

春分の日、秋分の日は、それぞれ3月20日、9月23日になります。
平成23年(2011)以来10年ぶりに、国民の祝日に関する法律 第3条第2項や第3項の規定による休日はありません。

二十四節気および雑節

二十四節気、土用、入梅、半夏生の時刻は太陽の視黄経が各節名の右側に記した値をとる時刻です。
節分は立春の前日で、彼岸はその入の日(春分・秋分の3日前)が示してあります。
◎立春は2月3日、その前日にあたる節分は2月2日となります。
◎これらの日付が変わるのは昭和59年(1984)以来37年ぶり、それぞれ2月3日・2日となるのは
◎明治30年(1897)以来124年ぶりのことです

朔弦望

朔、上弦、望、下弦の時刻は月と太陽との視黄経の差がそれぞれ0°、90°、180°、270°になる時刻です。

東京の日出入

東京の日出入は旧東京天文台1 (東京都港区麻布台。世界測地系で東経 139°44′28.8869″、北緯 35°39′29.1572″)
の地平線に太陽の上辺が一致する時刻で、標高の効果は考慮していません。

日食・月食など


日本で見える日食・月食・日面経過については、国内の主な場所に対する状況が記してあります。
東京の経緯度は日の出入りに用いたものと同様です。

日食が2回、月食が2回あります。
・5月26日には皆既月食があり、日本では全国で皆既食を見ることができます。
 ただし、北海道西部、東北地方西部、中部地方西部、西日本では月食が始まってから月の出となります。
・6月10日には金環日食がありますが、日本では見ることができません。
・11月19日には部分月食があり、日本では全国で部分食を見ることができます。
 ただし、一般に北海道と東北地方北部を除く地域では月食が始まってから月の出となります。
・12月4日には皆既日食がありますが、日本では見ることができません。

暦要項について
国立天文台では、国際的に採用されている基準暦に基づいて、太陽・月・惑星の視位置を
はじめ諸暦象事項を推算し、「暦書」として「暦象年表」を発行しています。
ここから主要な項目を抜粋したものが暦要項です。
昭和29(1954)年6月1日の官報に翌昭和30(1955)年の暦要項を掲載したのが
最初で、昭和39(1964)年の暦要項からは現在のように前年2月の最初の官報に掲載
するようになりました。
暦要項、暦象年表の内容は、国立天文台暦計算室ウェブサイトでご覧になることができます。