稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

ヘリからの落下事故 いつもとは違う状況のむずかしさ

2019年10月14日 | 日々

 13日、福島県いわき市で救助に向かった東京消防庁のヘリから
77歳の女性が落下して亡くなるという事故が起こった。

 亡くなられた女性、そして遺族たちの無念さはいかばかりか。

 けれども、いったいなぜ落下?という疑問。

 報道では、ハーネス(安全ベルト)のフックが
ヘリのワイヤーにかかっていなかったらしい。

 だとすれば基本的なミスということになる。

     
      (東京消防庁の謝罪会見)

 通常はこのハーネス、救助の対象者を座らせて装着するらしい。

 ところが、現場は浸水状態で、
隊員が対象の女性を抱きかかえて装着せざるをえなかったそうだ(Abema TIMES)。

 救助隊員たち、限りない数の訓練をこなし、また実践経験を積んできたはず。

 いつもとは違う状況、それが手順を間違えさせたのかもしれない。

 文字通り、取り返しのつかない事故だ。

 が、使命感にあふれると聞く救助隊員たち。

 いま自責の念にさいなまれているだろうけど、
いつかまた復活してほしいとぼくは願う。

 それしか償いの道はないのだから。

 亡くなられた方の御冥福をお祈りいたします。
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