13日、福島県いわき市で救助に向かった東京消防庁のヘリから
77歳の女性が落下して亡くなるという事故が起こった。
亡くなられた女性、そして遺族たちの無念さはいかばかりか。
けれども、いったいなぜ落下?という疑問。
報道では、ハーネス(安全ベルト)のフックが
ヘリのワイヤーにかかっていなかったらしい。
だとすれば基本的なミスということになる。
(東京消防庁の謝罪会見)
通常はこのハーネス、救助の対象者を座らせて装着するらしい。
ところが、現場は浸水状態で、
隊員が対象の女性を抱きかかえて装着せざるをえなかったそうだ(Abema TIMES)。
救助隊員たち、限りない数の訓練をこなし、また実践経験を積んできたはず。
いつもとは違う状況、それが手順を間違えさせたのかもしれない。
文字通り、取り返しのつかない事故だ。
が、使命感にあふれると聞く救助隊員たち。
いま自責の念にさいなまれているだろうけど、
いつかまた復活してほしいとぼくは願う。
それしか償いの道はないのだから。
亡くなられた方の御冥福をお祈りいたします。