★いっさいのことを愛をもって行ないなさい。
■O:今日のコラム
今日の箇所は、コリントの手紙第一の最後の章です。パウロがこの手紙を締めくくっています。この手紙ではパウロが様々なことについて言及しています。コリントの教会の問題、愛について、聖霊の賜物、異言、福音についてなど、様々な分野に渡っています。
この手紙に書かれているどの教えも本当に大切な内容であり、現代の教会においても実践的で必要な内容が書かれてあります。私たちはこの手紙に書かれている戒めや、良いことを忠実に実行したいと思います。しかしながら、気をつけなければならないことは、「すべての動機がイエスキリストの愛に基づいているかどうか」ということです。手紙の内容は自分の力では到底実行することができないことばかりです。
14節に出てくる愛という単語はギリシャ語で「アガペー」です。アガペーは神様が持っている愛。イエスキリストが十字架で示してくれた惜しみない愛の性質です。このようなアガペーの愛が土台となり、いっさいのことを行わなければならないのです。
私たちは教会に通いながら、様々な奉仕をさせて頂く機会があると思います。神様を愛する愛を土台として奉仕をしているつもりであっても、ときに気づかないうちにそのような動機から外れてしまっていることがあります。私自身、気づかない領域でそのような罠に陥っていることがあります。
私たちは何の為に主にお仕えしているのか?いつも心を確認しなければなりません。私たちは絶えずイエス様の愛の中にとどまる必要があります。イエス様の愛から外れては何もすることが出来ないからです。
どのようにして主の愛の中にとどまることが出来るのでしょうか?それはイエス様の十字架を仰ぎ見ることによって可能となります。イエス様が示してくださった命がけの愛の行いを見るときに、私たちの内側に飢え渇きがやってきます。イエス様は悔い改めの道を十字架によって開いてくださいました。
この十字架の血潮を宣言して悔い改め、日々内なる人は愛の性質を帯びていくのです。そのことによって真心から主にお仕えすることが出来、また隣人にも神の愛で接することが出来るようになっていくのです。
私たちの生活すべての領域が、イエス様の愛を土台とした行動になることを宣言します!今日一日も主に期待して行きましょう!今日の皆様の歩みが、イエス様によって祝福されたものとなるようお祈りいたします。
■A:考えてみよう
私たちの生活の行いがイエス様の愛を土台としたものとなっているでしょうか?
今一度心の中を点検してみましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
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